川島範久氏の著書「環境シミュレーション環境デザイン実践ガイドブック」を読み終えました。
とはいえ、とてもとても読んだとは言えません。
[実践編]と[理論編]があり、私は理論編の文章はなんとか理解できたという程度です。
実践編は、ものすごいボリュームの分析をして設計をし、住宅が完成したことがわかります。
理論編の最初に、
現在の環境シミュレーションの容易性は、
建築設計の大きな助けとなる一方、
その原理を理解しないままの安易な活用は、
誤ったフィードバックを建築設計に与えかねない、とある。
まさしく、これですね!
建築に携わる方は、この本、必読書だと思います。
実践編でも理論編でも、分析数値が一体何を表しているのか、私にはまったくわかりません。
井山武司氏は、
建築デザインは、科学的であり芸術的でなければならない、
と言っていました。
そのことを、川島氏は実践していると言えます。
どれほどの建築家が、
データ分析に基づいて設計をしているのだろう?
さてさて、
井山武司著「太陽建築」出版記念シンポジウムは11月4日(土)午後と決まりました。
編者の渡辺菊眞氏と川島範久氏の対談も予定しています。
しっかりとした企画を考えています。
是非とも、多くの方々に来ていただきたいです。