太陽の家 太陽建築研究所 <solarchis>

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八ヶ岳 藤井邸 Self-efficient Proof

2018-09-28 19:50:57 | スタッフ Blog


八ヶ岳の裾野にあり別荘等が林立するリゾート地、
長野県富士見高原にある
藤井石根
(日本太陽エネルギー学会会長・明治大学名誉教授)氏の
別荘を訪れました。
日本太陽エネルギー学会での故井山との繋がりから、
昨年7月に別荘(旧太陽建築研究所)で、
太陽光エネルギーについて、
また自給自足の家について講演していただいたご縁です。

 

表札に
「Self-efficient Proof」(=自立証明)
と掲げているように、
太陽光発電・蓄電により全ての電気系統を、
水廻りは井戸水(飲料・炊事)

雨水設備(風呂・雑用水)で賄っています。

寒冷な標高1,200m程の高原での暖房は、
大きな薪ストーブと
大きく開いた天窓から差し込む
太陽の熱エネルギーであるし、
日中の照明としても申し分ない。
そして屋根で暖められた空気を床下に送る装置、
太陽光温水設備(現在使用不可)など
様々な工夫がされていた。
非常に面白く参考になりました。



 

ほとんどを北欧から輸入したものだという。
外壁の松材と塗装は、
一度も塗り直しなどの補修も無く
築30年経った今でも上品さを失わない。
「船で他のものと一緒に運んだから運賃分は浮いたね」
というHusqvarna製の
高効率・高性能クッキングストーブもよかった。
そしてトイレは、
北欧から連れてきた菌が頑張っているコンポストトイレ。
臭いも気にならない。

 



藤井先生は、
ご愛用のローチェアに腰掛け、
原発・放射能汚染のこと、
防災(自然災害への備え)のこと、
今の政治のこと…、
もちろん
富士見高原の環境の移り変わりや良さなどを、
穏やかにお話されました。
「今年の夏はここ(別荘地)も暑かった。
クーラーなど無い家(別荘)がほとんどだから、
暑い暑いって、
すぐまた東京に戻っちゃう人が多かったっていうね」
「(東京の)家の方が
クーラーが効いてて涼しいからだって…、
おかしいよね」
「災害が起きて電気が止まったら
都会の人(特に高層ビルの人)たちは大変だよ」
「今の人たちは我慢して暮らすことを知らないし、
知ることが大切だね」等々。

昨日、藤井先生が本を送ってくださいました。
 








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