太陽の家 太陽建築研究所 <solarchis>

自給自足の「太陽の家」プロジェクト発信!!
最新の情報をお届けします

工学博士  長谷川 兼一

2013-01-06 20:10:58 | スタッフ Blog

(左 井山武司氏  右 長谷川兼一氏)

今日は、秋田県立大学 建築環境システム学科 准教授の長谷川兼一氏が
太陽の家のデータ取りのご協力と見学に生徒さんと一緒にいらっしゃいました。
長谷川氏は、学生の頃から太陽建築のデータ検証に立ち会っています。
新エネルギー大賞を受賞した「酒田 太陽の家」のデータ検証のときにも
東北大学の教授であった吉野博氏と共にご協力いただきました。


  

温度取りは一階と二階に取付けています。
今日の午後1時の一階は温度が18.3度、湿度が53%でした。
暖房機器は朝7時から使用していません。

  

外気との比較をするために、外にも温度取りを付けたかったのですが、
一年間という長期間のデータ取りとなるため、
強風や積雪などの心配があり、ちょっと無理かと思われるので、
公表データとの比較をすることにし、せっかく準備してもらったこの機器は取付しませんでした。

 

こちら(左)は、太陽光パネルの発電量の計測機器です。
今日は久しぶりにお天道さまが顔を出したので発電しました。
奥さんが毎日気にして見ているそうです。

右は太陽熱温水機です。
お湯を作りますが、
ナント、お風呂のお湯の熱を戻すという優れものです。
長谷川氏の説明では、ヨーロッパで、
5年ほど前からお風呂の熱エネルギー利用が考え始められていたそうです。
それが実現しているのですから素晴らしいですね。

大山 太陽の家では冷蔵庫が旧式です。
最近の冷蔵庫と比較するとエネルギー使用量が倍以上のようです。
まだ使えるのでもったいないようでもあり、
新しいのものに買い換えたほうがいいのか悩むところのようです。

施主の児玉さんからは
これから1年間のデータ検証にご協力いただくことになりました。
本当にありがとうございます。
これからのエネルギー問題に
建築で解決するために役立てたいと思っておりますので
どうぞよろしくお願いいたします。


大山 太陽の家の見学の後、
鶴岡 太陽の家に向かいました。

  

ルイスポールセンの照明器具  キッチン
がある素敵な玄関 

 
とても心地よい和室はおばあちゃんのお部屋で、とても気に入っているそうです。


上野夫人は、ここの吹き抜けの空間がとても素敵だと感じているそうです。


建築科4年生の学生さん、上野夫人、長谷川氏、井山氏








新年明けましておめでとうございます

2013-01-01 18:41:57 | スタッフ Blog
新年明けましておめでとうございます。

今年は太陽建築の飛躍の年にしたいと思います。

今、世界中がエネルギー問題に直面していると思われます。
20世紀はエネルギーはお金を払って使うもの、買って使うということが当たり前になりました。
日本では1960年あたりからエネルギーへの依存が急激に増えました。
エネルギーが安価で大量に供給され始めたからではないでしょうか。
しかし、そのために重大な問題も発生しています。
それが、今の地球温暖化や原子力発電所などの問題です。
エネルギー消費後の後始末の問題も発生しています。

1970年代になるとエネルギー危機が生じました。
1967年に第一回全米ソーラー・ハウス会議が開催され、
私も3年間参加し、多くのことを学ぶことができました。
その後、PLEAとして、1982年以降毎年開催されています。

ソーラーハウスは
パッシブ・ソーラーとアクティブ・ソーラーに分類されるとも言われています。
私は、人類最古最大のエネルギー技術
「ダイレクトゲイン-直接熱取得-パッシブソーラーシステム」
を基にエネルギーを造り出す太陽建築でエネルギー問題を解決していきたいと思っています。
これは、建築家としての私の使命です。
建築のデザインでエネルギーを作り出すことができるのです。

今年も太陽建築を多くの人に知ってもらって作っていきますので
みなさん、どうぞよろしくお願いいたします。