あらためて思うのですが、
この研究所は東北の材料で出来ています。
木材は青森ヒバ、
フロアーは登米産玄昌石、
浴室は十和田石、
因にコンクリートは前田製管製RCプレキャストと、
建築家故井山氏の拘りが隅々まで感じられます。
二階の本棚にあった資料の中に、
『東北天然スレート工業株式会社の高級天然石 玄昌石』
のサンプルがあり、
研究所の床材と同じものでした。
宮城県登米市の玄昌石といえば、
この度新しくなった東京駅の屋根材として使用されています。
しかも東日本大震災で
被災しながらも納品したという
大変話題にもなった石(スレート)です。
素晴らしいものなんですね。
しかし、
東北天然スレート工業株式会社は
平成23年7月に廃業していました。
震災のあった年…、
その災害のせいだとしたらとても残念だなぁ。