太陽の家 太陽建築研究所 <solarchis>

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11月4日のシンポジウムに寄せて

2023-10-14 20:15:12 | スタッフ Blog
2023年11月4日
書籍「太陽建築」出版記念シンポジウムが開催されます。
【場所】東北公益文科大学
【時間】:13:30~16:30

「住まう」「生活する」を考えるとき、まず自然と共生し、自然とつながる建築をめざしたい。
そのようなことを伝えたい。



シンポジウムに寄せて、メッセージをいただきました。

『太陽の軌道を知り、太陽エネルギーを徹底活用する』
21世紀社会の人間は、自然界に対してアクティブに働きかけをし過ぎたのかもしれないと思う。アクティブに自然界を壊しアクティブに自分達人間にとって生きやすい世界を作り上げてきたのかも知れない。

今となっては、地球のバランスをないがしろにしてきた結果が、異常気象として現れて人間が気づき始めた。古代文明人は、現代人が及ばない技術を駆使していた。その本質は、自然界との対話を基に発明したと思われるような古代遺跡を作り上げている。

太陽の軌道を知り尽くした古代文明人が作り上げた古代遺跡は、エジプトのピラミッド建築やマヤの古代都市チチェン・イッツァで証明されている。

エジプトで最初に太陽暦がつくられた理由は、太陰暦だと、太陽の大回転する日数(約365・24日)に約11日ほど足らなくなります。それでは、農作の恵みをもたらす大氾濫の訪れを、規則的に把握できないことを知り、太陽暦を考えついたのです。

古代文明人は、自然界との対話、つまりその根源である【太陽と対話】した。現代人は、これら自然界との対話をアクティブにし、その思想をパッシブ(受け入れる)していかなければならないと強く思う。

改めて、パッシブとは、
【自分からは積極的に働きかけないさまである】

太陽は東から登り、西へ沈む。太陽が照らし生活をするのであって、電気での生活を控える。日没したら寝る。無理だろうが、もう一度、日の出で起床し、生活をし、日の入りで就寝する。そんな会合に参加してみたい。

byていげん