オカシのキモチ

日々の昼ごはんとお菓子作り、
そして休日は散策という名の食べ歩き。
食いしん坊夫婦の備忘メモです。

お得な切符で一泊二日旅行(福島編3 ペタペタ...赤べこ絵付け体験)

2013年09月18日 | ├ 北海道/東北
台風が去ったせいか、朝晩が涼しくなり、暑がりのワタクシとしては少~しだけ過ごし易くなった気がします。

このまま“戻る”ことなく秋が深まってほしい今日この頃です。


▲日新館は雄大な会津盆地の高台に位置します

さて、先日に次いで「福島編」をお届け
会津名物の「ソースカツ丼」を堪能し、コミュニティバスに乗って次なる目的地は「会津藩校 日新館」。

会津と言えば“白虎隊”くらいしか知らなかったのですが…その白虎隊を含め、会津藩士子弟の学び舎が、ここ「日新館」。

竣工当時は鶴ヶ城付近に立地していたため、“戊辰戦争”で焼失したものの、現在は場所を移し、体験施設として会津盆地の高台に復元されています。



▲「戸外で婦人と言葉を交わしてはなりませぬ」の教えを守る自信がありません(笑)

階段を登り切ると、大きい看板が御出迎え。

「ならぬことは ならぬものです」と言う教えで有名な「什(じゅう)の掟」です。

これらは白虎隊の年少部門に施した掟で、当時は「什」というグループ毎に決まりを作っていたそうです。




▲日新館のレベルは全国有数だったそうです

ここで“赤べこの絵付け体験”ができるということで、我が家はやってきました。

入口(南門)の右手で入場券(コミュニティバス降車時に割引券をもらいました)を購入する際に絵付け体験の旨を伝えると、日新館を散策する前がよいということで体験場(事務所棟)に早速案内されました。




▲「赤べこ」の絵付け体験:800円はお土産屋で購入するより安いです...上手に仕上げれば(笑)

そもそも、赤べことは福島県会津地方の郷土玩具。
(おもちゃですね)

べこ」は東北地方の方言で「牛」を意味し、赤く塗られた体は魔除け効果があると言われています。
 
以下、参考までに
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■赤べこの構造
もともとは張子人形であり、体色の赤は魔避けの効果があり、斑点は痘を表しているといわれている。首と胴の接続に独特の工夫がしてあり、首の周りには余裕がとってある。頭は胴体内に差し込まれる部分と振り子のようになっており、愛嬌のある顔に触れると上下に左右に振り子運動を繰り返しユーモラスな動作がしばらく続くようになっている。

■赤べこの伝説
807年(大同2年)、柳津町の円蔵寺には徳一大師が円蔵寺の虚空蔵堂を建立する際、上流の村から大量の材木を寄進された。しかし、水量が豊富な只見川から材木を運搬することは決して簡単ではない仕事だった。
人々が材木を運ぶのに難儀しているとどこからか牛の群れが現れ、材木の運搬を手伝ってくれた。重労働で多くの牛が倒れる中で最後まで働いたのが赤色の牛だったといわれている。そのことから、赤べこが作られた。
(以上、wikipedia参考)
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▲あまりゴテゴテにするのはキライなのでアッサリと仕上げました

絵付け体験は大方の方法だけ話が終わると、後はほぼ“放置状態”なので気楽かもしれません

いくつかの完成見本を眺めて全体のイメージを膨らませ、“迷いなく”筆を走らせるのがポイントかと。

一筆描き”するくらいの気概を持って塗らないと、すぐに色ムラが出来てしまいます...

デザインどうこうよりも、ここが難しいです。

ということで、トボけた眼差しに胴体部分は花柄で仕上げてみました




▲「起き上がり小法師」の絵付け体験:2体で700円

妻は“起き上がり小法師”の絵付けを体験。

こちらも福島県会津地方に古くから伝わる縁起物・郷土玩具の一つ。
またの名を起姫(おきひめ)とも言われ、地元民にとっては「赤べこ」の次に馴染みのある郷土玩具です。

何度倒しても起き上がる事から“七転八起”の忍耐と人生の象徴として愛され、無病息災・家内安全の縁起物でもあり、家族の人数より1個余分に購入し、「家族が増えますように」という願いも込められているそうです。




▲どちらも人間ではありませんでした...

で、出来上がったのがこちら...

妻が作ったのは右側のフクロウ(ワタクシはサタンと呼んでいます)で、時間がないので残りをワタクシが犬にしてみました。

我が家と同じで“只では転びません”よ、この二体(笑)

とても変な組み合わせですが、見ていて飽きないので玄関にでも飾ろうかと思います。




▲完成した赤ベコと起き上がり小法師は御土産として持ち帰りできます

僅か30分程度でしたが、ノンビリと手を動かして没頭できる時間を過ごすことができました。

パソコンに向かってばかりじゃイケませんね




▲戟門(げきもん):ここで太鼓を打ち鳴らして時を知らせていました

それでは...
戊辰戦争により焼失したものの、藩校に関する図面資料から復元された『會津藩校日新館』に足を踏み入れてみたいと思います。

(つづく)


【おまけ】


会津若松駅の御土産屋さんで“ゆべし”を買ってみました。

ゆべし(柚餅子)とは本来柚子の実を使ったお菓子ですが、全国各地で形状・味・製法はそれぞれで、その土地々で様々な“ゆべし”が存在しているそうです。

東北地方の“ゆべし”は柚子を使わずにクルミを入れた四角形の餅菓子が一般的ですが(ワタクシはこれしか知りません)、
かんの』の“家伝ゆべし”はご覧のように円形の薄い生地で餡を上で摘まむように包み込んだ独特な形に蒸しあげた「あん入りのゆべし」でした。

ちょっとベチャ~としてて、クセになる美味しさですね。

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