オカシのキモチ

日々の昼ごはんとお菓子作り、
そして休日は散策という名の食べ歩き。
食いしん坊夫婦の備忘メモです。

お得な切符で一泊二日旅行(福島編4 深々と...日新館)

2013年09月19日 | ├ 北海道/東北
朝晩すっかり秋らしく、気温も涼しくなってきました。

今年の中秋の名月(つまり十五夜=旧暦8月15日)は本日9月19日(木)。

今晩は美しい月を眺めながら、ノンビリしたいですね。
(くれぐれも大猿に変身しないように)

さて、先日に次いでJRの“お得な切符”で旅をした「福島編」をお届けします。

「会津藩校 日新館(以下、日新館)」は白虎隊の学舎に限らず、NHK大河ドラマ『八重の桜』に登場する山本八重や山本各馬ゆかりの地でもあります。

▲案内絵図:孔子を祀る⑤大成殿を中心に据え、周囲に新月型の堀を配置するという中国式(=儒教式の学校建築)

①南門/②映写室/③戟門/④東塾/⑤大学/⑥大成殿/⑦資料館/⑧水練水馬池/⑨幕末・明治記念室/⑩武講/⑪第一、第二、第三武道場/⑫木馬場/⑬弓道場/⑭弓道体験場/⑮天文台/⑯砲術場/⑰売店/⑱食事寮「楽故亭」

■概略
江戸時代、全国三百藩校の中でも規模内容とともに随一と謳われたのが会津藩の学校「日新館」です。五代藩主松平容頌時代の家老田中玄宰の、「教育は百年の計にして会津藩の興隆は人材の養成にあり」との進言によって計画され、五年の歳月をかけ享和三年(1803年)に鶴ヶ城の西側に一大学問の殿堂として完成しました。残念ながら戊辰戦争において焼失してしまった日新館ですが、昭和六十二年に会津の精神文化を後世に伝えようと完全復元されました。(パンフレットより)




▲⑥大成殿:儒教の祖である孔子像を祀ってあります。

日新館は当時で言えば書学・医学・天文学から、弓や鉄砲・刀術まで学ぶことができた“学問の殿堂”でしたが、戊辰戦争によって消失した後、こちらは昭和62年に復元したもの。

“真面目”なテーマパークといった様相で、現在は座禅や茶道・講話・弓道などの体験が出来るそうです。(弓道体験がしたかったのですが、この日は行ってませんでした)

まずは②映写室で会津の歴史と日新館の概要を見てから反時計周りに散策してみました




▲④東塾:大成殿の東西に配置された西塾と合わせて素読所という初等教育を行った場所

どの人形か忘れましたが...
白虎隊の集団自刃時に一人だけ生き残った「飯沼貞吉」の姿がありました。

この少年が生き残ったため、白虎隊の悲劇が伝えられたワケですね




▲掃除風景:壁を拭く人形の手が動いたような...


▲天体の勉強


▲日本で初めて給食を出したのも日新館と言われています


▲こうして遊んでいる姿は、何時の時代も子供らしいですね






▲⑤大学



▲大正殿前の中庭


▲⑦資料館:会津の歴史と『八重の桜』に関連する展示を行っていました
 

▲⑧水練水馬池:日本初のプールと言われ、向井流という泳法を学び、甲冑をつけて水練が行われました


▲⑫木馬場


▲⑪第一・第二・第三武道場



▲井深梶之助(いぶかかじのすけ)像(1854‐1940):教育家。会津藩士で,明治維新で敗北した藩の復権を念じ,横浜に学び,横浜バンドの一人となる


▲⑮天文台:当時の建築の中で天文台「跡」だけが鶴ヶ城周辺に残っているそうです


▲⑯砲術場:さすがに銃を撃つ体験はありません(笑)


▲小銃・大砲だけでなく、戦闘の時に使われる狼煙(のろし)の訓練の場でもありました


▲館内は広く感じますが、ここからだと当時の建築をサイズダウンしたミニチュアのように見えますね



率直な感想としては“文武両道質実剛健”そのもの。
日本一とも言われた藩校のレベルの高さが垣間見ることができました。

察するに、戊辰戦争後に会津藩の中で教育関係の仕事に就いた方が多いのは自然の流れだったのかもしれませんが、彼らのおかげで今の日本人の学力があるのかもしれません。

少なくとも礎になっていると感じました

つづく

【おまけ】


先日に次いで土産物を紹介。

何故か幾度となく食べたことがある(もらったことがある)ままどおるは、福島県は郡山市で作られています。
(「ままどおる」とはスペイン語で"お乳を飲む人々"の意味)

バターがタップリのミルク風の餡を生地で包み焼き上げた御土産の定番ですね。

購入可能な場所が基本的に福島県内もしくは県近辺の高速道路の売店などに限られているため、福島の方が県外に出向く際の土産品として人気が高いそうです。

口の中の水分を全て持っていかれそうで、持っていかれない…そんな食感と甘さが自分は好きです(笑)

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