副田本道の「平和維新」

私の夢:「平和維新」を世界の共通語にすること。

1強2弱

2010-05-30 09:32:50 | Weblog
入口は阿修羅。一粒万倍日。来訪者様に感謝。
「ROCKWAY EXPRESS」のブログの紹介です。管理人様に感謝。

私は、学生および大学院時代に、イギリスの作家「チャールズ・ディケンズ」の作品を
勉強・研究の対象とし、「フェロウシップ」という雑誌の購読会員にもなっていました。
その時には、あまり経済のことには興味がありませんでした。
言葉遣い、表現方法など、どちらかと言うと、文体に興味がありましたから。
よくよく考えてみますと、彼の小説には「経済を抜きには語れない」テーマがありました。
60歳になって、初めて気がつき、経済を勉強しています。

50歳の頃から、急に世の中のことが見えるようになりました。
これは、孫娘が2歳になって急に話しかけてくることと似ていました。

私は、70歳までに、ディケンズの作品を一つ翻訳することです。
そして、その本を、自社で電子出版すること。

そのために、翻訳の教科書として、
ANCHOR BOOKS社のDAN BROWN著の「THE DA VINCI CODE」を選び、
先生として、角川文庫フ33-1「ダ・ヴィンチ・コード」の翻訳者・越前敏弥を迎えています。
文庫本を手元において、
月~金に毎日少しづつ翻訳の勉強をしています。
なぜ、新聞の映画広告に「超訳」が踊っているのか、不思議でなりませんでした。
この勉強で「超訳」の意味が解りました。

日本語の発想にあわせて、翻訳しているのです。
1例を上げたいのですが、別の時にします。

枕話がながく、本題が短い。
ここから本題。
毎日訪問している「Nevada投資情報専用ブログ」は、生きた経済を教えてくれます。
ネット遊泳の情報と違うことがありますので、私はいつも疑問符をもって読んでいます。
持てるだけでも最高のしあわせ。

5月28日のタイトル
「楽観論の急浮上と激動したドル・スイス相場」に、
>世界では一強(ドル)2弱(ユーロ・円)になりつつあります。

の記事が見えます。
私は、下記の記事を読みますと
どうも世界では、
一強(円)2弱(ユーロ・ドル)に思えてしかたありません。

紹介はここから。
ROCKWAY EXPRESS
深化する金融危機:世界の銀行システムは支払不能

紙幣の価値は下がる
http://rockway.blog.shinobi.jp/Entry/385/
◆5月26日

 基本的に世界の流れは、金融崩壊へ進まざるを得ない条件を抱えている。これはおそらく修復不可能なので、前にも書いたが、行くところまで行かざるを得ないのだ。それは資本主義システムの崩壊とも言えるものとなろう。
 中央銀行、デリバティブ、利子、これらの点に根本的な変化が成された未来がたどり着く世界であろう。


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●深化する金融危機:世界の銀行システムは支払不能
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=19300
【5月23日 by Bob Chapman】

 機能不全の市場を維持していくのは非常に困難だ、それは毎時間変化するからだ。アメリカが問題の中心だったのだが、今やそれがヨーロッパに移ってしまった。焦点はヨーロッパとなったが、忘れてならないのは、アメリカの金融システムには2007年中頃から数兆ドルが注入されてきたということだ。
 全てうまくいっているという体裁を守る為のあらゆる方策を施してはいるが、実際はまったくうまくいっていないのが実情だ。原資産は公表された価値よりはるかに減少している。銀行業の症状のひとつである貸し出し量の急落、ヨーロッパでは貸し出しが存在していない。そのような貸し出し業務が行われなければ、銀行が回復することはありえない。
 アメリカの内部爆発はヨーロッパで繰り返されることはないだろう。回復の若芽は触るとかぶれるツタウルシに変化してしまった。底の知れない深淵は更なる負債と不換紙幣で埋まった。この工程で連邦準備銀行とヨーロッパ中央銀行はその信用を一切失った。

 ユーロを救済するための1兆ドルの最初のパッケージは現在もその下落が継続しているのだから現在までのところは失敗と言える。この救済計画はアメリカのやり方を模倣したものだ。エリートたちはこの全体システムを1年半から2年で収拾できると考えた。しかしギリシャは協力せず、彼らの全ての計画は無に帰してしまった。救済という面から見れば、その努力はドイツ法廷で阻止されるであろうし緊縮プログラムは効を奏するのであろうか?ギリシャの民衆は「ノー」と言っている。彼らがやり通すかどうかみなければならないだろう。ギリシャのいんちきの帳簿は全ての国が関わっているということとさして変わらないということを忘れてはいけない。ギリシャが他の残りの国と比べてより良いわけでも反対により悪いわけでもない。アメリカと同様、ヨーロッパは時間稼ぎをしているだけである。事実、トリシェット氏とメルケル氏は我々に公的に、そのこと、時間稼ぎをしていることを語っている。ギリシャだけが問題となっているという状況ではない。全ての国が非常に似たことをしてきている。今回、何が違うのかというと、ギリシャは過去数ヶ月間、怒りをもって反応した、ということなのだ。その結果、急落するユーロと刺激策が効を奏するのかという点に対する懐疑心がこの政策の受容をまずい方向に追いやっている。

これらの動きはヨーロッパ連合内の金持ち国家の失望を招いたことは言うまでもないことだ。この時点で、ギリシャ人とその政府とビルダーバーグに率いられる官僚たちとの協力関係は見られない。反対側には、ヨーロッパ連合の他のメンバー国とIMFはメンバー国を保護すると見られている救済に反対である。ギリシャ政府は協定に署名するかもしれないが、ギリシャの民衆はしない。厳しい緊縮政策は彼らが次の10年間、我慢することを意味するわけではない。

持ち上がっている問題のひとつに1兆ドルで十分なのか、というものがある。ドイツとフランスだけで6350億ドルのPIIGS諸国の債権を持っている。世界の銀行、とりわけヨーロッパの銀行はPIIGS諸国の債権を購入するという、非常にまずい決定をした。それが今回このような、ローンと債権、という無から作り出した金というものだ。これがどういう結果をもたらすかというと、世界の納税者による銀行に対する、とりわけこの場合はヨーロッパの銀行に対する更なる巨大な救済ということだ。
 ZEWドイツ・インヴェスター・コンフィデンス・インデックスが53ポイントから45.8ポイントまで下がったのは、ドイツの1兆ドル支援パッケージに反応したものであることが分かる。ユーロ圏は崩壊するのではと思っているし多くの国はそれを望んでいる。とりわけドイツはそうだ。このインデックスは、6ヶ月先の状況を予想するものだ。ドイツの消費意欲は弱くなっている。1兆ドルの支援の前には、ユーロ圏の中央銀行は地中海クラブのジャンク債を買った。その資金は納税者からのものだ。それがなされなければ、BNPパリバ、ユニクレジット、BBVA、ソシエテ・ジェネラル、サンタンデルは破綻していたことだろう。これがこのパッケージの意味することの全てだ。オリガルヒ銀行の救済ということ。
 
 勿論、ECB会長のトリシェット氏は我々に、金融政策は変えてないと言っている。それは事実に反する。
彼はまた、全ての金は貸し手である人々の手元に戻るのだ、と言っている。勿論、それは真実ではない。それがたとえ戻ったとしても、我々にはそれを」確かめる手段はない。それは、一切は大きな秘密だから。トリシェット氏が我々に言っていないことは、連邦準備銀行はECBにここ数ヶ月、秘密裏に資金を流している、ということだ。さもなければ、ずっと前に支払不能になっていたはずだ。
 12年前に予測したように、ユーロは失敗したのだ。連邦準備銀行がECBに対して流動資金を交換やその他のきわどい方法で支援してきたので、ECBは銀行の資金を援助することで破綻するのを防ぐことができていた。その見返りに、銀行は別の形の量的緩和であるユーロ圏の国の政府債を買っていた。そのような偽の骨董品では、どういう結果になるかを歴史を通して知っている本当のプロをだますことはできない。このカードゲームは最近ドイツやスイスの金や銀のコインを買いあさっている通常のヨーロッパ人をだますことはできない。ユーロは歴史になってしまったのだ。後は時間の問題だ。
 至上権の争奪戦は、ドルとゴールドの間で戦われている。その戦いでドルが勝てる見込みはない。

 我々が目撃しているのは、質への逃避である。かれこれこの50年間以上にわたって記述されてきたことだ。現在のところ、ユーロに関する限り、ゴミを入れるとゴミが出る、という状態だ。ECBとその他の中央銀行はジャンク債、有毒証券を買い込んでいるのだから、彼らの準備金の質がやはりジャンクである以外のものを期待できるであろうか?これは、ユーロ・ECBだけの問題ではなく、連邦準備銀行・ドルの問題でもある。だから、ゴールドを求めるざるを得ないわけだ。ゴールドに対して、ドルと同様あらゆる通貨が価値を低下させているのであるから、ユーロも当然下げている。ユーロ圏とアメリカの次のステップはずっと高いインフレであり恐らくハイパーインフレであろう。これは貿易発電所のドイツがその競争力を衰えさせることを意味する。彼らはビジネスで負けるようになり、利益も減少する。

流動性のゲームの一部は金融セクターを救うことだけではなく、ヨーロッパの株式市場が下げることを押しとどめるためでもある。アメリカの財務省とFEDとで大統領命令の「金融市場のための作業部会」がしたのと同じようなものだ。結果は高いインフレと、ヨーロッパで株式市場の高騰、ユーロが支配する全てのものの価値の下落、そして勿論ユーロ及び全ての通貨に対する金の価格の上昇である。
 民衆はこれを見ないし理解もしない。それがここで簡単な言い回しで何が起きているのかを説明する理由である。ヨーロッパでは、アメリカと同様、民衆がいかさまねずみ講の犠牲者だったということを発見するとまずいので、株式市場が下落することを何とか阻止しようとあらゆることがなされている。
このように、一切は見かけとは異なる内容を持っているのだ。

 金融・財政上のなりふり構わぬやり方の結果、我々は誰も逃れることのできない世界的な金融崩壊に見舞われている。更に悪いことは、この問題に金を注ぐこと以外には、誰も解決策を申し出た者がいないということだ。
 最初のこの問題を起こした張本人に資金が流されてきているのだ。アメリカとヨーロッパ両者は、彼らの政治権力が大いなる力と富を持つ人々によって背後でコントロールされているということを理解し始めたから、当然の結果としてゴールドはずっと上昇し続けているし、それを変える方法の一部は、殆ど全ての現職の者たちをその職から追放することにあるということを理解したからだ。
 この方法ならば少なくとも、当座はこれらのエリートたちのコントロールを無効にさせることになるのと、彼らの力の基盤を無能にさせることになる。これが成されれば、今の愚かしい法律の多くを変える法案を通すことができる。最初の課題は、企業から二つの帳簿を持つ能力を取り上げることと時価評価だ。そういった当然の動きは大きくて潰せない企業の問題から我々を解放するだろう。上院が行うことができなかったことだ。5月20日、アメリカ上院は金融改革法案を通過させると見られていたが、帳簿のごまかしに関してはそんなものは無かったかのように一言も語られなかった。そのような法案はあらゆる形の訴訟と刑事責任をもたらしかねない。記憶にある限りは、警察当局がこのような違法者に刑事訴訟を起こしたことがないことは、全く驚くべきことだ。一つの例として、数兆ドルが不動産関連で失われたが、いかなる企業も個人も詐欺行為で訴えられていないのだ。

 おかしいと思わないか? ファニー・メイとフレディ・マックが支払い不能だと7年前から我々は宣言している。彼らは納税者に引き取られたが、それでいて二つの企業の略奪に対する民事訴訟もない。

 中央銀行を支配しているイルミュニストは金融システムを取り返しのつかないほど貶(おとし)めた工程で、世界の前に自らの存在を暴露した。トークショーやインターネットは彼らが行っていることの一切を晒してしまうので、システムが崩壊すると、殆どの人々は誰の責任かを知ることになる。

 世界の銀行システムは支払い不能である。銀行は二重帳簿を持っている。マーク・トゥ・モデル(モデル準拠)、それに市場に出してはいない住宅用と商業用不動産の膨大な在庫を持っている。

 彼らの貸し出しは20%縮小し、しかもスリーA企業のみに対してだけだ。FEDは1兆7000億ドルの有毒CDOを買い込んだ。そしてFRBがネガティブなバランス・シートを示すためにはアセットの価値のため小さな調整だけが必要なのだ。
 我々はFASB(財務会計基準委員会)やBIS(国際決済銀行)は、マーク・トゥ・モデルをするがままにさせた時、また二重帳簿が保持されていた時、何を考えていたのかと思っている。これらの儲けや何十万という会社の金融状況は完全に詐欺的な内容になっている。
全てこれらのことは、流動性の緩和によって増幅されたか、何も解決することはない金を注入することで行われた。もしも新しい刺激策が実施されないで、FEDが流動性資金を供給しなければ、システムは崩壊するだろう。QEは終わっていない。流動資金はシステムの中にある。ただしある程度は不胎化されている。それが、公式のいんちきのCPI数字に係りなく、アメリカは相当なハイパーインフレになるだろう。間違ってはいけないのは、貨幣鋳造とインフレに終わる印刷機を通してFEDは別のバブルを作ったのだ。それがゴールドが上に向かう発射機になっている理由だ。

 銀行の破綻は72行になっている。これだと2010年末には、200以上おそらく300の銀行が破綻しているのを見るだろう。2000ほどの銀行が通貨の銀行検査官のコントロールの下にある。

 今年、700万の自宅所有者が自宅を失うことになる。下半期は大変なことになる。そして我々はこの状態が2012年の末まで続くことを見ることになるだろう、ラッキーならばだが。

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2010/05/27 (Thu) 経済
紹介はここまで。