白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

臥竜山

2016年02月09日 18時15分57秒 | 登山

雪模様の一日。

こんな日は里山へちょこっと出かけるのがよかろうと、隣町にある臥竜山へ登りに行った。

竜が寝ている姿に見立ててつけられた名前。

この名前にちなんだ民話がある。

が、ここでは深入りしない。

この山のふもとには竜ヶ池があり、春には桜が満開になる。桜百選にも選ばれている。

今ではなくなってしまったが、確かボクシングスタイルで有名になったカンガルーのハッチがいた動物園もある。

ここは市民の憩いの場所なのだが、さすがに雪のちらつくこんな日には誰もいない。

 

 

 まだ雪が残る登山道をゆっくり走る。

このところ平らなところばかり走っていたので、少しは坂道も走らなければ、単なるランナーになってしまう。

目指すは走れる登山者。

この山は大きく分けて、南側と北側に分かれてなだらかな山稜を持っている。この写真は南側。

急な登りはほとんど歩いているような状態だが、走れるところは走る。

 

 

 

 

戦国時代にはここに山城があった。川中島の合戦の頃、上杉方に属していたという。

晴れていれば、ここから千曲川が見え、その向こうに長野市、さらに向こうには北アルプスが見える。

日陰部分には雪が残り、日当りのいいところは落葉の道。

気持ちよく走れる。

去年の夏、ねん挫した左足の足首が時折痛むが気にしない。

タイムを気にしないで走るのはとてもいい気持。

 

古墳もあるところを見れば、古の人々も、この山をこよなく愛していたのだろう。

 

 

僕は長い間登山を楽しんできた。

山を走ることなど、邪道だと、頑なに歩くことにこだわってきた。

山では、走る人より歩く僕のほうが速かったことも度々ある。

だが、僕も歳を取った。

もう残り時間を気にする年齢になったのだ。

もっと自由に、もっと柔軟になってもいい頃だ。

僕は山を走ることを解禁した。

数年前のことだ。

カモシカのように走る。そんなことを夢見る。

文明という毒薬にどっぷりと浸かっていてはいけない。

 

この山の縦走とも言えないくらいの縦走は、役2.1キロ。平均時速6.4キロ。

 

本日の走行距離 3.3キロ。 2月の月間走行距離 55.3キロ。

月間150キロ目指して頑張ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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