白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

新たなる旅立ち いざ江戸へ

2018年01月21日 20時10分20秒 | 街道歩き

 

 

東海道の旅を終えて、今度は下諏訪から日本橋に向け甲州街道を出発した。

中山道と甲州街道の合流点が旅の始まり。

甲州街道中山道合流点の碑が建っている。

すぐそばには塩羊羹で有名な新鶴という老舗の和菓子屋さんがある。

塩羊羹といくつかの和菓子を買った。

旅先で古い和菓子屋さんがあると立ち寄ることにしている。

地方地方の珍しい和菓子は旅の疲れをいやしてくれる。

諏訪湖に来ても普段は通ることのない少し高台の街道はとても静かで、遠い昔の空気を漂わせているようだ。

3月頃の暖かさの中、眼下にのどかな諏訪湖が見えた。

一里塚も残されていた。

日本橋まで200km以上の道のりだが、東海道、中山道と比べれば半分以下だ。

中央線に大体沿っているので、交通の便も悪くない。

下諏訪までは車で行って、駅近くに駐車しておくことにした。

この下諏訪をベースにすれば、あとは中央線経由で行き来すれば何とかなりそうだ。

古い街道に欠かせない蔵もある。

 

途中にアララギ派の歌人、島木赤彦の生家があった。

なかなかにいい感じ。

 

昔ながらの古いリュックサックを背負った旅人が急ぎ足で通り過ぎた。

 

諏訪には作り酒屋が沢山ある。

左党にはこたえられないだろうが、ぼくはアルコールには弱いのでそのまま通り過ぎる。

 

茅野駅まで歩き、近くのお店で昼食。

八ヶ岳ラーメンという、ご当地っぽいラーメンを注文。

あっさりさっぱりのラーメンで、ぼくの好みに合っていた。

油ギトギトのラーメンはできれば敬遠したい。

八ヶ岳連峰が見えた。

雪がとても少ない感じだ。

 

和菓子屋があり、うぐいす餅などの和菓子を購入。

となりのおかめ神社で一休み。

道反対には、貧乏神神社があるという。

触らぬ神に祟りなし。行かない。

 

歩き続け、一里塚の立派なケヤキが落ち始めた太陽の弱い陽射しに照らされて黒い影を作った。(写真は横向きのまま。すまぬ。)

 

八ヶ岳の南部、編笠山、権現山(多分)が残照に浮かび上がった。

 

本日のゴールはすずらんの里駅。

この日歩いた距離は30.49km。

天気に恵まれ、景色も良くて、気分の良い街道歩きが楽しめた。

 

JRで下諏訪駅まで戻り、温泉に向かった。

この地は温泉天国で、たくさんの温泉がある。

チョイスしたのはこの温泉。

入浴料が230円というのがうれしい。

少し集めの湯が疲れた体をほぐしてくれた。

早くも第2回の甲州街道歩きの予定を立て始めている。

 

 

 

 


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