白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

名前が どうもねえ

2015年06月14日 20時17分31秒 | 登山

季節が移り、湿気の多い毎日がやって来た。

それでも雨はほとんど降らない。庭の水撒きは必要だ。

花も移り変わって、ホタルブクロ、シモツケソウ、バラ、シャラ等に混じってクガイソウも咲き始めた。

 

高原に咲いている花で涼しげなのだが、この花の名前を言う時、いつも引っかかる。

クガイソウ。苦界に身を沈める(くがいにみをしずめる)という言葉が浮かんできてしまう。

もっと違う名前ならいいのに、といつも思う。

 

 

庭の花を見ていると、とても平和な気持ちになる。それを逆なでするような戦争法案を通そうとする動きが急だ。

安倍君は魂も良心も投げ捨てて、アメリカの忠犬になり果てた。何が何でも8月までには法案を通すことを約束してしまった。

強引な手法でゴリ押しすればするほどぼろが出て、追い詰められていかざるを得ない。

大臣に椅子欲しさに尻押しするかの政党も、うまく立ち回っているつもりだろうがそうは問屋が卸さない。

国民の圧倒的多数が戦争なんかしたくないと思っている。

国会では大政党に有利な選挙制度の元で多数を占めたが、民意を反映していない。

全国で反対運動が巻き起こっている。少しでもその運動の輪に加わりたいと、こんなTシャツを買った。

 

さっそく今日から着ている。

そもそも憲法は権力を縛るものだが、時の内閣がその憲法を勝手に捻じ曲げ、理屈にもならない屁理屈で自分の都合のいいように解釈をかえてしまうという、まさにやりたい放題の

態度が許せない。

今を戦前に引き戻そうとする流れに逆らうことは理性と良識のある者の責務。戦前の亡霊に負けるわけにはいかない。

 

 

今日の一枚

僕は毎晩温泉に入りに行く。

そこは山の中の、鄙びた温泉で、数軒の宿と八百屋、酒屋、蕎麦屋、土産物屋があるだけだ。それも夜6時にはもう閉まっている。

開湯200年以上の温泉で、源泉温度は60度以上ある。水で薄めないと入れない熱い湯だ。

大湯の前の広場の片隅に、ひっそりとこの碑はある。

木で出来た浴槽の熱い湯に身を沈めれば、疲れも悩みもじんわりと融けて流れて行くような気がする。


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