白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

御開帳で賑わう善光寺の裏山はとても静かだった

2022年06月14日 17時37分57秒 | 日記
七年に一度の善光寺御開帳は、コロナ禍の密を避けるため、六月の終わりころまで延長されている。
聞くところによると、結構賑わっているらしい。
その蜜を避けて、裏山の地附山に登った。

一時間くらいで登れる標高七百三十三メートルの山。
東急でお弁当を買っていくことになった。
四階の立体駐車場から階段を降りて一階まで歩くのが大変だった。
脚が痺れて、あまり感覚がない。
かみさんの後をついていくのがやっとだった。
MRIは撮ってないが、脊柱管狭窄症なのだと思う。
典型的な間欠跛行の症状だから。
そんな状態で麓の駐車場に着いた。

この山は昭和六十年に大規模な地滑り災害が起き、大きな犠牲者が出た。
この神社はずいぶん由緒があるようだ。

現金なもので、山道になると脚は何の問題もなく歩ける。
『俺たちゃ 街には住めないからに』ということなのだろう。
これまでも、山歩きをすると治ってきた。

途中に金刀比羅神社。
プーチンの戦が終わる様に祈った。
そして、そっと脊柱管狭窄症の症状が少し改善することも付け加えた。

樹林帯の中の小路は気持ちいい。



花々もひっそりと咲いている。
静かな佇まい。


善光寺平が一望。

なんと、昔はここにスキー場。
動物園もあった!

山頂には高齢のご婦人が、ベンチで昼食。

これが東急で買ったお弁当。
おいしい。

飯縄山が眼前に。

トレイルランの女性が一人で登ってきた。
栃木から善光寺の御開帳に来たという。ついでに地附山に来てみたという。
信州は山がたくさんあっていいな、という。
移住してきて、と返す。
さっそうと下って行った。

今年はもう、半分が過ぎようとしている。
例年より早い梅雨入りで、北アルプスにはちと行き難い。
手近な山に行くしかないか。