蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

いしいのそば(越谷市神明町)の「そば」「とり汁かけそば」「塩そば」「そばがきしるこ」

2011年08月14日 | 蕎麦屋(都外)
【平成23年8月某日 調査・登録】
 こちらの店「いしいのそば」は、本店が福島にある蕎麦粉十割の手打ち蕎麦屋です。蕎麦粉は福島県耶麻郡山都町宮古産を中心に使っているとのことです。
 店内には所狭しと、骨董品や古い映画のポスター、有名人の色紙などがディスプレーされています。また、「そば、しっぱいしなければあります」と書かれた看板も掲げられているなど、何ともユニークな店です。さらに輪をかけて店主のお話し好きが客を和ませてくれます。今回、店主のお話しを聞いていましたら、「ゴーヤの天ぷら」や「そば粉煎り豆」をサービスでいただきました。いずれもとても美味でした。





 そのユニークさとは一線を画し、そばは真面目にとても美味しく打たれています。こちらの「そば」は「もり」のことで、冷たいそばを指します。手打ちとは思えぬほど綺麗に打たれたそばは、かなり太めです。また、十割とは思えぬみずみずしさもあります。



 「とり汁かけそば」は、濃厚なつけ汁が美味です。




 そして、こちらが「塩そば」です。福島の本店では、飯豊山の伏流水の湧き水にそばを泳がせながらいただく「水そば」が有名だそうです。さすがにこちらの越谷ではそれだけの新鮮な水を提供できないために、塩で食すことにより、そばが本来持っている甘みを引き立てていただく「塩そば」が供されています。勿論、塩にもこだわりがあり、「特選、これこそ日本の塩」「神馬藻(ホンダワラ)塩」などの逸品が使われています。最初は普通の汁でいただき、最後の〆に塩でいただくのがベターです。




 こちらは「そばがきしるこ」です。白玉に代えて「そばがき」の団子を使ったもので、白玉に勝るとも劣らないモチモチ感が実に美味です。


 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★いしいのそば 越谷分店
  所在:埼玉県越谷市神明町3-152-2
  電話:048-965-7348
  品代:そば1,050円、とり汁かけそば1,300円、塩そば1,050円、そばがきしるこ480円

喜撰(さいたま市浦和区)の「せいろ」「山かけ」「からみ」「カレーそば」

2011年03月27日 | 蕎麦屋(都外)
【平成23年3月某日 調査・登録】
 こちらの店「喜撰」は、茶庭のあるテーブル席と小庭に面した座敷席がある清潔感あふれる明るい蕎麦屋です。



 こちらのそばは、北海道幌加内産蕎麦の石臼挽き一番粉をつなぎ2割で打つ二八そばです。
 「せいろ」はノド越しが良く、汁も上出来で美味しくいただけます。



 こちらは「山かけ」です。



 こちらは「からみ」です。大根がおろしではなく、せん切りで出てきます。



 こちらは「カレーそば」です。とてもスパイシーです。



 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。 


★喜撰
  所在:埼玉県さいたま市浦和区岸町5-2-2
  電話:048-822-2902
  品代:せいろ700円、山かけ1,200円、からみ800円、カレーそば1,200円

追分そば茶家(長野県北佐久郡軽井沢町)の「ざるそば」「そばやきもち」

2011年03月27日 | 蕎麦屋(都外)
【平成23年3月某日 調査・登録】
 こちらの店「追分そば茶家」は、しなの鉄道の信濃追分駅近くの国道18号沿いにある民芸風の佇まいが特徴の蕎麦屋です。



 「ざるそば(映像は大盛り)」は厳選された信州霧下蕎麦粉が使われいるとのことです。薄く熨して平打ちにして供されますが、柔らかな食感があり、のど越しが秀逸です。汁はアッサリとしていますが、鰹や昆布の出汁がよく効いています。



 名代「「そばやきもち」は、ボソボソした皮に特徴があり、特製の甘味噌を付けていただきます。蕎麦の香りが豊かで美味です。お土産としても人気があります。



 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★追分そば茶家
  所在:長野県北佐久郡軽井沢町追分1126-2
  電話:0267-45-1415
  品代:ざるそば(並盛)890円、そばやきもち(2ケ)420円

鬼怒川 竹やぶ(守谷市板戸井)の「天ぷらそば」「鴨つくねそば」「田舎そば」

2011年02月27日 | 蕎麦屋(都外)
【平成23年2月某日 調査・登録】
 こちらの店「鬼怒川 竹やぶ」は、茨城県の関東常総線「新守谷駅」から車で西方に向かった鬼怒川のほとりにあり、客席の窓から鬼怒川を見渡すことができます。店主は以前、柏の「竹やぶ」で修業をされていたようです。




 「天ぷらそば」は美味しく揚がった海老2本と野菜の天ぷらが付いています。こちらのそばは茨城県産や北海道産の蕎麦粉が自家製粉され、十割で打たれています。そばもさることながら、汁が実に美味です




 「鴨つくねそば」は、鴨のつくねが入った温かいつけ汁で冷たいそばをいただくものです。鴨からのエキスが混じった汁は滋味あふれています





 「田舎そば」は、そば殻ごと挽いた粉が使われ、蕎麦の風味が鼻と口から伝わってくる逸品です



 仕上げは勿論「そば湯」です。こちらの「そば湯」トロっとした濃厚タイプで蕎麦の風味が程よく伝わってきます。この「そば湯」をいただけただけでも遠路をこちらの店までやって来た甲斐がありました。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★鬼怒川 竹やぶ
  所在: 茨城県守谷市板戸井1917-1
  電話:0297-46-0088
  品代:天ぷらそば1,850円、鴨つくねそば1,380円、田舎そば850円

そばの杜(秩父市本町)の「みそポテト」「まいたけの天ぷら」「そばがき」「おそば」等

2010年12月05日 | 蕎麦屋(都外)
【平成22年12月某日 調査・登録】
 毎年12月の初週に秩父っ子が首を長くして待つ「秩父夜祭」が開催されます。「秩父夜祭」は、京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに日本三大曳山祭に数えられ、300有余年の歴史を誇ります。
 そこで本日は祭り見物を兼ねて秩父そばをいただきました。こちらの店「そばの杜」は、秩父ふるさと館の2階にあります。



 「みそポテト」は秩父地方の人気No1のおやつ(つまみ)です。「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦inちちぶ」で優勝に輝きました。ふっくらとした味わいと甘い味噌のコラボが美味です。


 こちらはボリューム満点の「まいたけの天ぷら」です。


 こちらは「そばがき」です。モチっとした食感が実に美味です



 さて、いよいよ「おそば」です。茨城県産を中心とした国内産の蕎麦粉(石臼挽き)が使われ、丁寧に手打ちされています。出汁は薩摩産本枯節や北海道礼文島産の利尻昆布が使用されています。



 こちらは「くるみそば」用のつけ汁です。すり鉢でセルフで仕上げます。


★そばの杜
  所在:埼玉県秩父市本町3-1ふるさと館2階
  電話:0494(26)5335
  品代:みそポテト420円、まいたけの天ぷら600円、そばがき500円、おそば650円、くるみそば850円

恵比寿本店(高山市上二之町)の「ざるそば」「山菜そば」

2010年08月16日 | 蕎麦屋(都外)
【平成22年8月某日 調査・登録】
 こちらの店「恵比寿本店」は、明治31(1898)年に高山の現在地で創業した老舗蕎麦屋です。観光客で賑わう「さんまち」の風情ある街並みの中にあります。


 「ざるそば」は、飛騨の高冷地産の蕎麦を石臼で挽き、7割から7割5分の割合で用いて、昔ながらの手打ちそばに仕上げています。



 「山菜そば」は、味わい豊かな山菜等で彩られています。



 仕上げは勿論「そば湯」です。トロっとした濃厚な「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。



★恵比寿本店
  所在:岐阜県高山市上二之町46番地
  電話:0577(32)0209
  品代:ざるそば830円、山菜そば1,200円

角平(神奈川県横浜市西区平沼)の「つけ天」「つけとろろ」

2010年01月11日 | 蕎麦屋(都外)
【平成22年1月某日 調査・登録】
 こちらの店「角平」は、昭和25(1950)年の創業で、「角平」という店名の由来は「平沼の角」に所在するためだそうです。
 こちらの店は「名代 元祖つけ天」で有名です。天ぷらもそばも美味しくいただくために、冷たいそばを温かい汁でいただくのが「つけ天」です。


 さて早速、元祖の「つけ天」をいただきます。熱々で濃い口のつけ汁に豪快なサクサクの海老天が浸かっています。そして、そばは特製の手揉みでコシがあります。




 こちらは「つけとろろ」です。




 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★角平
  所在:神奈川県横浜市西区平沼1-36-2
  電話:045(321)4341
  品代:つけ天1,150円、つけとろろ850円

ゆきやなぎ(飯能市柳町)の「寄せ豆腐」「板わさ」「もり」

2009年11月15日 | 蕎麦屋(都外)
【平成21年11月某日 調査・登録】
 こちらの店「ゆきやなぎ 柳町店」の本店は名栗渓谷にあります。名栗はうどんの激戦区で、こちらの店もうどんが有名ですが蕎麦もなかなかの美味です。


 「ゆきやなぎ自慢の寄せ豆腐」は、きめ細やかでフワっとした食感が実に美味です。


 酒のアテに最適な「板わさ」です。


 「もり」の汁には、うどんにも使われている、利尻昆布・さば節・鰹節・ムロアジ節などをふんだんに使ってとった汁が使われているものと思われます。飲み干せるようにまろやかです。麺はコシがあってしっかりと打たれています。



★ゆきやなぎ 柳町店
  所在:埼玉県飯能市柳町23-10
  電話:042(971)4100
  品代:寄せ豆腐350円、板わさ350円、もり600円

武蔵屋(秩父市番場町)の「山菜つまみ」「いたわさ」「せいろ」

2009年07月20日 | 蕎麦屋(都外)
【平成21年7月19日 調査・登録】
 秩父のお祇園と呼ばれる「秩父川瀬祭」の見物がてら秩父そばをいただきました。秩父地方は蕎麦の産地として有名で美味しい蕎麦をいただけます。
 こちらの店「手打ちそば 武蔵屋」は、秩父神社のそばに位置し、自社碾き蕎麦粉を使い、店内の蕎麦打ち処で手打ちする本格的な蕎麦屋です。蕎麦粉を使った団子やそば懐石も楽しむことができます。



 先ずは地酒です


 酒の肴にピッタリの「山菜つまみ」です。


 蕎麦屋の定番「いたわさ」です。


 そしてお待ちかねの蕎麦です。
 厳選された玄そばを使い、独自の製法で甘皮を碾き込んだ蕎麦粉を原料にして打たれた「せいろ」は香り高い逸品に仕上がっていました。



 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★手打ちそば 武蔵屋
  所在:埼玉県秩父市番場町4-11
  電話:0494(23)1818
  品代:山菜つまみ550円、いたわさ550円、せいろ650円