蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

春日(千代田区東神田)の「天ざる」「けんちんそば」

2023年03月31日 | 蕎麦屋(都内)
【令和5年3月某日 調査・登録】
 こちらの店「春日」は、靖国通りと柳原通りの間にあり、昼時は近所のサラリーマン等で大賑わいの人気蕎麦屋です。入店のための行列も絶えず、店内は大混雑で同席も当たり前です。店員さんの感じが良いだけでなく、厨房からは店主の「ありがとうございます」の威勢のよい しゃがれ声が聞こえてきます。
 《前回のこちらの店の調査・登録:鴨南そば・もりそば


 こちらは「天ざる」です。天ぷらは香ばしく揚げられており、とても美味です。






 こちらは「けんちんそば」です。野菜やキノコ、こんにゃく等がたっぷりと入っており、汁には滋味あふれる味わいがあります。とてもボリュームがあり、満腹まちがいなしです!






 仕上げは勿論「そば湯」です。


 箸袋


 ごちそうさまでした。とてもボリュームがある美味しいそばでした。
 多くの客が「おばけ」というそばを注文していました。メニューには掲載されていない いわゆる裏メニューですが、「きつね」の「お揚げ」と「たぬき」の「揚げ玉」の両方が入っているそばのようです。次回、チャレンジしてみたいと思います

★春日
 所在:東京都千代田区東神田2-2-8
 電話:03-3865-9568
 品代:天ざる1,100円、けんちんそば880円

浅草 ひら山(台東区西浅草)の「穴子の煮こごり」「玉子焼き」「白えびかき揚げ」「せいろ」「ゆば山椒玉子とじ」等

2023年03月19日 | 蕎麦屋(都内)
【令和5年3月某日 調査・登録】
 こちらの店「浅草 ひら山」は、令和3(2021)年11月に、東京メトロ銀座線の田原町駅近くにオープンしました。店主の平山 周氏は両国の「ほそ川」や銀座の「銀座 小十」で修業された後、独立されました。オープン間もないにも関わらず、早々に「ミシュランガイド」の「ビブグルマン(価格以上の満足感が得られる料理)」を獲得した実力店です。




 まずはビールをいただきましょう!「サッポロ黒ラベル」です。


 こちらは「穴子の煮こごり」です。煮穴子を三層に重ねたミルフィーユ仕立てになっています。ふわっと柔らかいヌチャっとした食感や風味が秀逸で、お酒のアテに最高です




 美味しい肴でお酒も進みます。次は静岡の日本酒「初亀 特別純米」をいただきましょう。スッキリとした上品な口当たり、心地よい酸と旨味が特徴です


 こちらは「玉子焼き」です。甘さ控えめで、出汁がよく効き、とても美味しく仕上がっています

 
 こちらは「白えびかき揚げ」です。富山湾産の白えびが使われています。白えび本来の美味しさ・香ばしさを堪能できるよう、一尾一尾とがった部分を切ってから揚げているそうです。丁寧な仕事ぶりが生きて、とても美味です

 


 美味しい肴でお酒もさらに進みます。お替りは、三重県産「作 純米吟醸」です。フルーティーで華やかな香り、キレの良い後味が特徴です。


 さていよいよ、そばをいただきましょう。「せいろ」です。全国各地から選りすぐりの蕎麦の実が仕入れられ、石臼で自家製粉した引き立てが使われています。つなぎを一切使わない十割は、コシが強くエッジもキリッと立ち、喉越し抜群です




 こちらは温かいそば「ゆば山椒玉子とじ」です。「冷たいそばは美味しくても、温かいそばは柔らかくなってしまいイマイチ!」という店も多いですが、これは違います。そばの仕上がりがベストで、汁も滋味あふれる味わいがあり、とても美味です




 仕上げは勿論「そば湯」です。


 とても美味しい肴とそばとお酒を堪能できました。ごちそうさまでした。

★浅草 ひら山
 所在:東京都台東区西浅草1-3-14
 電話:03-5830-6857
 品代:サッポロ黒ラベル<中瓶>800円、穴子の煮こごり600円、初亀 特別純米<1合>1,300円、玉子焼き1,000円、白えびかき揚げ1,300円、作 純米吟醸<1合>1,300円、せいろ1,000円、ゆば山椒玉子とじ1,400円

中野屋 湯沢本店(湯沢町湯沢)の「なめこおろし」「舞茸天ぷら」「へぎそば」等

2023年03月12日 | 蕎麦屋(都外)
【令和5年3月某日 調査・登録】
 こちらの店「中野屋 湯沢本店」は、雪解け水が注ぎ込む清流魚野川の湖畔にあります。和のゆったりとした店内で、石臼挽きのそば粉を丹念に練り上げて作られたへぎそばをいただけます。
 開店前から、入店を待つ客の長い列が・・・






 さて、新潟と言えば、美味しい日本酒のメッカです。「八海山 本醸造」をいただきましょう。やわらかな口当たりと淡麗な味わいが秀逸です。新潟名物の「柿の種」も添えてくれます。


 こちらは「なめこおろし」です。これはお酒のアテに最高ですね。何杯でもお酒が飲めそうですが、本日はこの後やることがあるので自制です


 こちらは「舞茸天ぷら」です。大きくて肉厚な舞茸の天ぷらは食べ応えのある美味しい一品です




 美味しい肴でお酒も進みます。我慢できません。お替りは同じく新潟の銘酒、地元湯沢の白瀧酒造の「魚沼 純米 辛口」です。さらりとした味わいと程よい旨味が美味です


 さて、それでは本命のそば「へぎそば」をいただきましょう。「へぎそば」の「へぎ」とは、そばを盛る器の事です。杉材や欅材で作られた長方形の箱に、そばが盛られて出てきます。「へぎそば」は、つなぎにフノリ<海藻>が使われ、ツルツルとした食感と強いコシが特徴です




 仕上げは勿論「そば湯」です。


 箸袋


 ごちそうさまでした。へぎそばもお酒も魚もとても美味でした。

★中野屋 湯沢本店
 所在:新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2-1-5
 電話:025-784-3720
 品代:八海山 本醸造<1合>700円、なめこおろし605円、舞茸天ぷら935円、魚沼 純米 辛口<1合>770円、へぎそば<3人前>2,640円

蕎麦 成和喜(千代田区六番町)の「ランチ御膳 舞<まい>」「あさりと新ワカメの蕎麦」等

2023年03月03日 | 蕎麦屋(都内)
【令和5年1月某日 調査・登録】
 こちらの店「蕎麦 成和喜<なりわき>」は、千代田区六番町で令和3(2021)年9月にオープンしました。
 港区三田にある「蕎麦切 砥喜和<ときわ>=旧店名:蕎麦切 宮下」は姉妹店です。


 まずは日本酒をいただきましょう。宮城の「日高見<超辛口純米酒>」です。超辛口と言っても、しっかりとしたコクと旨みがある美味しいお酒です


 こちらは「ランチ御膳 舞<まい>」です。成和喜こだわりのそばをメインに、時季のお奨め料理を八寸で楽しめるたいへんお得なセットです。「せいろ又はかけそば」「季節の彩り八寸」「甘 味」で構成されています。「せいろ」は、北海道の大地で育てられた蕎麦を使った自家製の二八で、鰹の出汁を使った辛めの汁とよく合います






 こちらは週替わりメニューの「あさりと新ワカメの蕎麦」です。滋味あふれる味わいの汁が絶品です。ミニ甘味が付いています。




 仕上げは勿論「そば湯」です。


 ごちそうさまでした。香り豊かな美味しいそばでした。

★蕎麦 成和喜
 所在:東京都千代田区六番町1-2第2恩田ビル1階
 電話:03-6265-4711
 品代:日高見<超辛口純米酒>1合1,100円、舞1,100円、あさりと新ワカメの蕎麦1,600円