蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

福福茶寮(千代田区九段北)の「天ざる蕎麦」「三種のつけ蕎麦」「福福特製あんみつ」

2015年06月27日 | 蕎麦屋(都内)
【平成27年6月某日 調査・登録】
 こちらの店「福福茶寮」は、伝統和菓子やアレンジ和菓子を手掛けてきた銀座生まれの「福福」が、5月25日に千代田区九段北にオープンした蕎麦・和食・甘味の店です。




 こちらは「天ざる蕎麦」です。海老天2本、野菜天2本、日替わりご飯で構成されています。からりと揚げられた天ぷらはいずれも美味です。また、そばはせいろに美しく盛られ、冷たくキリリとしめられています。香りやコシが素晴らしいです。汁も丁寧に作られています。






 こちらは「三種のつけ蕎麦」です。金ごま・黒ごま・白ごまを自分で擦ってゴマダレを作ります。香ばしい匂いが漂い、食欲をそそります。サラダも付いています。












 仕上げは勿論「そば湯」です。


 こちらは店自慢の「福福特製あんみつ」です。伊豆産天草のみを使用して作られたプリプリっとした寒天にモッチリとした求肥、京都丹波産の大納言を使った餡子、そして美味しい黒蜜が美味です。






 そばが美味しかったです。ごちそうさまでした。

★福福茶寮
  所在:東京都千代田区九段北4-3-6カーサフジマ102
  電話:03-6380-9713
  品代:天ざる蕎麦1,000円、三種のつけ蕎麦800円、福福特製あんみつ680円

松翁(千代田区猿楽町)の「黒板わさ」「田楽」「活稚鮎の天麩羅」「ざるそば」等

2015年06月10日 | 蕎麦屋(都内)
【平成27年6月某日 調査・登録】
 こちらの店「松翁」は、作家の池波正太郎氏が愛した蕎麦屋として有名です。店主の小野寺松夫氏は31歳の時に脱サラしてこの店を開きました。
 《前回のこちらの店の調査・登録:二色もり・なめこそば


 まずは「エビス」で喉を潤しましょう。


 こちらは「黒板わさ」です。昆布巻きの蒲鉾で、昆布の味わいが染みわたりとても美味です。酒のアテに最高です。


 そろそろ日本酒にしましょう。まずは「獺祭50」です。山口の酒で山田錦を50%まで磨いて醸した純米大吟醸です。


 こちらは「本鮪トロブツ」です。これは美味です


 こちらは「田楽」です。蒟蒻と絹皮付で、つけだれの味噌が美味です。


 こちらは日本酒「ばくれん」です。山形の酒で日本酒度+20という超辛口の吟醸酒です。キレも良くて美味です


 ここは天麩羅が美味しいことで有名です。今日は「活稚鮎の天麩羅」をいただきましょう。揚げ具合が素晴らしいだけでなく、鮎の苦み・香りも最高です


 お酒のお替りは「醸し人九平次」です。愛知の酒で、優しく癖のない味わいはワイングラスで飲む方がお似合いな感じです。


 こちらは「インド本鮪大トロ」です。銀座の高級寿司店でしか味わえないような上物です


 最後にいただくのは当然「ざるそば(生粉打)」です。基本ができたとても美味しいそばです




 仕上げは勿論「そば湯」です。濃厚でドロっとしていて、蕎麦の香りが豊かです。




 気取りのない「町の蕎麦屋」風でありながら、肴のひとつひとつが丁寧に作られ実に美味でした。ごちそうさまでした。

★松翁
  所在:東京都千代田区猿楽町2-1-7
  電話:03(3291)3529
  品代:エビス(瓶)?円、黒板わさ570円、獺祭50 930円、本鮪トロブツ860円、田楽570円、
     ばくれん690円、活稚鮎の天麩羅1,600円、醸し人九平次1,160円、インド本鮪大トロ1,680円、ざるそば950円