ゆらゆら荘にて

このごろ読んだ面白い本

「14歳の世渡り術 お金に頼らないで生きたい君へ」 古民家生活の教科書

2023-01-12 | 読書日記

「14歳の世渡り術」シリーズの
「お金に頼らないで生きたい君へ」(服部文祥著 2022年10月 河出書房新社刊)を読みました。


食糧を持たずに登山するサバイバル登山家の服部文祥さん
(食糧は現地調達)
が書いたものです。

ちょっと題名がね〜
でも中味は
人が一人もいなくなった村の
古民家を買って住んで
(家族は別の所に住んでいる)
家を直しながら
水を引いて
食糧を調達して
(鹿猟、畑づくり、果樹園、山菜野草採りなど)
の暮らしが細かい金額とともに書かれている。

例えば
畑用ネット 6280円
堆肥10袋 3800円
……

テレビでも古民家暮らしの番組を見かけるけど
ここまで金額が具体的なのはまずない。

そして
古民家暮らしは忙しい。
朝起きたらストーブに火を燃やす
お湯が沸いたらチャイをつくり
畑を見回って
果樹園の草取りをして
日が暮れたら鹿汁を作って食べ
五右衛門風呂を沸かして入る

というふうにあっという間に時は過ぎる。
これに古民家の修繕と仕事(編集者)も加わる。
時々猟もする。
獲った鹿を捌く。

忙しくてもチャパティを焼いてチャイを淹れる
センスが面白いです。

 

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