美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

Amagasaki,Amagasaki

2006-03-20 12:01:10 | 日記・エッセイ・コラム
19:30 阪神尼の改札口で待ち合わせ。20年前から通う炉端居酒屋ごん兵衛へ。カウンター席に通されるとその席は20年前にも座った場所。時間は確実に過ぎていくのだが、この場所は変わらない。飲み物は?クラシックラガーを。大瓶で480円なり。これぞ尼価格。あては本日のお勧め、目板カレイの活造り(骨は後で唐揚げに)、丹波の枝豆、揚げ出し豆腐等々。すいません、クラシックラガー追加ね。あ、ウニいっとく?板ウニも追加よろしく。会話はバンドの今後について。結論が出たのか出なかったのか「?」ながら、腹一杯になってごちそうさん。贅沢に飲み食いしても1万円ちょい。これぞ尼価格(しつこい)。

店を出て長い商店街を西へ。途中自動販売機で缶酎ハイを買って飲みながら歩く。すると妖しいピンクの灯りが見えてくる。突如現れる遊郭。っていってもほんの数件のみ。40年近く尼に住んでいるが、こういう場所があるのを最近まで知らなかった。で、興味本位で覗いてみる。店の前にはいわゆるやり手ばばあがいて、妖しい灯りの中にはおねーちゃんが座ってる。皆さんおきれいでした。その一角に路駐が多いことから結構客も集まってるのでしょうな。

何となく昭和の香りを感じつつ、我々はさらに西へ向う。あ、また缶酎ハイの自販。今度はピーチにする。西に向い過ぎて自宅の場所を過ぎ武庫川を越える。ここは西宮である。鳴尾の辺りで神社発見。なぜか狛犬がいるべき場所に猪(?)がいる。と思ったら、その奥にちゃんといました狛犬。夜中なので静かにお参り。さらに西へ。玄奘三蔵並みに西へ向ってるなあ。いい加減疲れてきた。適当な通りを南下する。コンビニ発見。また缶酎ハイだ。ピノノワールにする。ピノノワールって!?もういい加減口の中が甘くなってて飽きているのだがなぜかやめられない。

臨港線まで南下し、東へ進路を取る。一体何を話していたのかよく思い出せないが、とにかく話し続ける。だまる瞬間なし。そうこうしている内に再び武庫川。元浜辺りで空を見上げると夜中にもかかわらず飛行機(?)の灯り。東から西へと消えていった。ユラユラ揺れながら。えっ?あれって何?UFO??

僕らは見たんだ/空飛ぶ円盤が西の空に消えていくのを/確かにそれを見たんだ僕らふたり