美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

高層団地の灯りと過去の記憶

2006-03-08 23:47:28 | 日記・エッセイ・コラム
仕事終わり、いぬが愛車フィアットパンダの修理上がりを取りに行くというので106で送って行ってやることに。目指すは神戸東灘、住吉川を越えたあたり。前の愛車ルノートゥインゴも今のプジョー106も実はこのディーラーで買ったのであった。最近は106の整備は別の拠点でやってもらってるので、この場所へ行くのは久しぶり。

ディーラーに着いていぬを降ろす。待っててもしょうがないので、そのまま一人帰路へ。R2とR43の間のところどころ洒落た店が並ぶ道を東へ進む。そういえば106が納車の日もこの道を一人東へ向ったものだ。その時の空気感を思い出したりして。

そうこうしている内に芦屋浜の方向へクルマは向う。高校生の頃好きでよく通った高層住宅を右手に見ながら更に東へ。あの団地の最上階までエレベーターで昇って、埋め立てられた海や六甲の山並みやすぐ下の地面を眺めて、ここから飛んでみたらどんなだろうと空想したものだ。そして、今、あの時飛ばなかった私はここにいる・・・。

そんな時に限って(そんな時だから?)、カーステに繋がったiPodからはムーンライダーズの"モダーンラヴァーズ"が流れる。決して過去に戻りたい訳じゃない。そんな過去があるから今の自分がいる。"今"がベストかどうかは別として。