久し振りの休暇だと言って、まず久実さんが、やって来た。
続いて、仕事帰りの南条君と、渚が、顔を出した。
約束してたのと、マスターに尋ねられ、偶然よと、久実さんが答えた。
南条君が、「ハンバーガー定食とか出来ますか?」と、マスターに尋ねた。
マスターは、冷蔵庫を開けて見て、何とかなりそうだよと、答えた。
久実さんが、私もお願いして、大丈夫?と尋ねた。
「二人分は、大丈夫だけど、渚ちゃんの分は、きついかな」と、マスターが答えた。
渚が、「星さんが、後から来るので、私の分は、気にしないで下さい」と、言った。
それを聞いて久実さんが、渚ちゃんが、羨ましいと言った。
こんな年になったら、男なんて寄っても来ないんだからと、泣き言を言っている。
南条君が、そんな久実さんを見て、「久実さんは、充分魅力的で、素敵ですよ」と、告げた。
渚も、久実さんは、お洒落で、仕事が出来て、憧れですと、褒めた。
「そんなに、おだてられると、本気にしちゃうからやめてよ。」と、久実さんは、照れくさそうだ。