数日前に、そのビルの前を通った時もおじいさんは立っていた。
警備の制服を着てなければ、70はとうに超えたおじいさんが何故其処に立っているのか見当がつかない。
路地と路地の間の陽の当たらない場所に身じろぎもせず、虚ろな目をして立っている。1日じっと立ち続けて幾ばくかの報酬を得るのだろう。
家には、長年連れ添ったおばあさんが帰りを待っているのだろうか?それとも古いアパートの破れかかったドアの部屋には、裸電球が揺れているだけで待つ人はいないのだろうか?
或るスーパーの食品売り場に、おばあさんはいた。背丈が小学一年生位しかない。
高い棚の上の缶詰を背伸びしてやっとやっと籠に入れる。籠の中には、みかんが2、3こ所在無げに転がっている。
きっと、1人暮らしなんだろうな。籠を引きずるように歩く様を見ていたら、何だか訳も無く哀しくなった。
生きるって大変・・・。でも、生きていかなくちゃ・・・。
警備の制服を着てなければ、70はとうに超えたおじいさんが何故其処に立っているのか見当がつかない。
路地と路地の間の陽の当たらない場所に身じろぎもせず、虚ろな目をして立っている。1日じっと立ち続けて幾ばくかの報酬を得るのだろう。
家には、長年連れ添ったおばあさんが帰りを待っているのだろうか?それとも古いアパートの破れかかったドアの部屋には、裸電球が揺れているだけで待つ人はいないのだろうか?
或るスーパーの食品売り場に、おばあさんはいた。背丈が小学一年生位しかない。
高い棚の上の缶詰を背伸びしてやっとやっと籠に入れる。籠の中には、みかんが2、3こ所在無げに転がっている。
きっと、1人暮らしなんだろうな。籠を引きずるように歩く様を見ていたら、何だか訳も無く哀しくなった。
生きるって大変・・・。でも、生きていかなくちゃ・・・。
僕もよく、しわくちゃで黒く日焼けしたお爺さんの警備員の人を、工場現場で見かけますよ。
でも、本当は、こんな光景があってはダメなんですよね。
年をとったらリタイアして、充分な額の年金で楽に暮らしていける、そういう世の中が、あるべき姿です。
先進国の中で、年寄りが働かなければ生きて行けないのは、日本だけみたいですよ。
http://blog.goo.ne.jp/aiu_project