朝、出勤前に余裕がある時は駅ナカの本屋に立ち寄る。
すぐその場で本を買う場合もあるが、何冊か立ち読みをして面白そうな本をチェックして置き、
後で気に入った本を買うことが多い。
今日もそんなつもりで、群ようこの本を見て居たら、すぐ近くに白い麻のシャツを着たお洒落な感じのおじさんが立っていた。
なあーんだ、T君じゃないと声を掛けようとして、慌てて止めた。
T君に会える訳がない。
彼は二年前に亡くなったのだから・・・。
T君は所謂幼馴染。
子供の頃はやんちゃで、良く泣かされたけど、大人になってから、偶然街で合ったりすると良く声をかけてくれた。
本屋でも何度か合ったことが有る。
子供の頃とは打って変わって物静かな大人のおじさんになっていた。
何時かの夏も、麻のシャツに生成りのパンツを履いた彼に合った事がある。
丁度目の前にいる男の人にそっくりなスタイル。雰囲気も良く似てる。
でも、彼ではない。
亡くなってしばらくして彼の死を知ったので、葬儀にも出ていない。
だから、余計彼が亡くなった事実を受け入れられないのだろう。
今度、珈琲飲みに行こうよ、
何時だったかの約束はそのままになっている。
もうすぐ梅雨が明ける。
野球少年だつた彼の大好きな夏がやって来る。
すぐその場で本を買う場合もあるが、何冊か立ち読みをして面白そうな本をチェックして置き、
後で気に入った本を買うことが多い。
今日もそんなつもりで、群ようこの本を見て居たら、すぐ近くに白い麻のシャツを着たお洒落な感じのおじさんが立っていた。
なあーんだ、T君じゃないと声を掛けようとして、慌てて止めた。
T君に会える訳がない。
彼は二年前に亡くなったのだから・・・。
T君は所謂幼馴染。
子供の頃はやんちゃで、良く泣かされたけど、大人になってから、偶然街で合ったりすると良く声をかけてくれた。
本屋でも何度か合ったことが有る。
子供の頃とは打って変わって物静かな大人のおじさんになっていた。
何時かの夏も、麻のシャツに生成りのパンツを履いた彼に合った事がある。
丁度目の前にいる男の人にそっくりなスタイル。雰囲気も良く似てる。
でも、彼ではない。
亡くなってしばらくして彼の死を知ったので、葬儀にも出ていない。
だから、余計彼が亡くなった事実を受け入れられないのだろう。
今度、珈琲飲みに行こうよ、
何時だったかの約束はそのままになっている。
もうすぐ梅雨が明ける。
野球少年だつた彼の大好きな夏がやって来る。