読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

東直己著「熾 火」

2009-03-13 | 東直己
北海道警の組織ぐるみの不正で騒然とする札幌の街を背景にした小説。
ある時私立探偵の畝原は、事件調査中に血まみれの少女を偶然保護する。
虐待の疵、切り取られた1つの腎臓、7歳の少女は一体何をされたのか?
北海道警察が隠蔽しようとする戦慄の犯罪者とは・・・。
「待っていた女」「渇き」「流れる砂」「悲鳴」と続く
私立探偵・畝原シリーズの続編。
幼児虐待という重く辛い悲惨なテーマと著者のサッポロの警察、マスコミに
対する怒りが伝わってくるハードボイルド小説です。
2004年 角川春樹事務所刊

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