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読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

安東能明著「侵食捜査」

2015-11-01 | あ行
警察小説。荒川沿いの酒蔵見学に訪れた赤羽中央署生活安全課の疋田努は、緊急呼び出しで近くの場所で若い女性の水死体を発見した。
遺体は女子短大生とすぐに判明、スクリュー痕でかなり傷ついていたが入水自殺と思われた。
だが、遺体の胸に刻まれた謎の刺青文様が気になった為疋田は、独自に捜査を開始する。
捜査上に浮上したのは、短大生が手術を受けていた美容整形外科だった。張り込み中に院長が患者らしき女性と口論する姿も目撃されている。
ここはいわくつきの病院なのか。ところが、院長に焦点を絞った矢先、今度は院長が失踪してしまい・・・。
美容整形。医療事故。病院ビジネスなど絡めてリアルに展開される。
疋田と別れて暮らす息子との関係や同僚の女刑事との関係なども織り込まれていて社会派的推理小説です。
題名の侵食捜査の意味は最後まで不明?
2014年10月祥伝社刊

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