
第11回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞!
テロリストにより仕掛けられた爆弾により、ロス発成田行きの289人を乗せたジャンボジェットが太平洋上を飛行中に大破。
機長らが死亡するが、女性副操縦士が墜落寸前の機体をなんとか成田空港へと向かわせる。ところが、突如通信機器が突然使用不能になり地上との交信ができなくなる。
本来なら救助に向うべき在日米軍が飛行機をそのまま墜落させようと、アメリカ政府の命令により電波妨害を仕掛けてきたのだ!いったい何故!?
アメリカ政府、CIA、日本政府、北朝鮮。国家間の軍事的思惑や最近の国際情勢が上手く取り入れられてリアル感を増加させる。国家の暗闘と最後まで諦めない女性パイロットの活躍・奮闘が凄い!
権力同士の闇の抗争と乗務員たちの必死な姿の鮮烈な対比がよい。
航空関連専門用語などマニアックな部分があるがハリウッド映画級のスケールと、パニック状況が続く中群像劇とも呼べる多くの登場人物達がいきいきとしている。
またストーリーにちりばめられた、家族愛と不屈の精神に対する賛歌に感動した。
著者の緒川怜氏は航空記者としていくつもの航空機関係の事故を取材した経験や、自衛隊の戦闘機にも搭乗した経験の持ち主だとかで、航空機の描写のリアリテーさも頷ける。 手に汗握る怒涛の展開と次々に起こる事件の緊迫感で一気読みしてしまった面白いパニック小説です。
2008年3月 光文社刊
テロリストにより仕掛けられた爆弾により、ロス発成田行きの289人を乗せたジャンボジェットが太平洋上を飛行中に大破。
機長らが死亡するが、女性副操縦士が墜落寸前の機体をなんとか成田空港へと向かわせる。ところが、突如通信機器が突然使用不能になり地上との交信ができなくなる。
本来なら救助に向うべき在日米軍が飛行機をそのまま墜落させようと、アメリカ政府の命令により電波妨害を仕掛けてきたのだ!いったい何故!?
アメリカ政府、CIA、日本政府、北朝鮮。国家間の軍事的思惑や最近の国際情勢が上手く取り入れられてリアル感を増加させる。国家の暗闘と最後まで諦めない女性パイロットの活躍・奮闘が凄い!
権力同士の闇の抗争と乗務員たちの必死な姿の鮮烈な対比がよい。
航空関連専門用語などマニアックな部分があるがハリウッド映画級のスケールと、パニック状況が続く中群像劇とも呼べる多くの登場人物達がいきいきとしている。
またストーリーにちりばめられた、家族愛と不屈の精神に対する賛歌に感動した。
著者の緒川怜氏は航空記者としていくつもの航空機関係の事故を取材した経験や、自衛隊の戦闘機にも搭乗した経験の持ち主だとかで、航空機の描写のリアリテーさも頷ける。 手に汗握る怒涛の展開と次々に起こる事件の緊迫感で一気読みしてしまった面白いパニック小説です。
2008年3月 光文社刊
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