読書備忘録

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映画『ゴールデンスランバー』

2010-01-20 | 映画
伊坂幸太郎著同名原作の映画化作品。2008年本屋大賞受賞作
主人公青柳に堺雅人その元恋人役ヒロイン樋口役に竹内結子の主演で、『アヒルと鴨のコインロッカー』、『フィッシュストーリー』を撮った中村義洋監督作品。
1月30日公開予定映画。
総理大臣殺しの冤罪を知らない間に押し付けられ、ひたすら逃げる男の話。
あのバラバラな出来事が一つにつながっていく複雑なストーリーを中村監督がどのように料理するのか興味深々で映画を見た。
杜の都・仙台。野党初の首相となった金田が、凱旋パレード中にラジコン爆弾により暗殺された。
同じ頃、宅配便ドライバーの青柳は、旧友の森田に何年ぶりかで呼び出されていた。
彼は、首相暗殺事件の予告を口にし、「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と。
すると、警官が突然現れ、青柳に向かって拳銃を構え逮捕されそうになる。
訳のわからないまま、青柳は逃げるが暗殺実行殺人犯として無実の罪を被せられ、警察そして日本国中から追われる羽目に。
彼を信じるのは親と大学時代の元恋人・樋口晴子と友人たちだけ。
ビートルズの曲「Golden Slumbers」を各所に使い仙台の風景を取り入れながら芸達者な脇役陣の好演もあり面白く仕上がっている。
試写会場には原作を読んだことのない人が大多数だったが、2時間19分の上映後の感想は面白かったの声が聞かれた。
原作の「習慣と信頼」「人間の最大の武器は信頼だ」を各所に描き原作の言いたいことを良く表していた。
しかし、国家権力から謀略のうえ無実の人間が罪を着せられて真実が闇に葬られるストーリー展開はアメリカのCIAあたりの策謀ならありえるが日本ではちょっとリアル感がないのが難点だ。



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1 コメント

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原作感想 (tabizou )
2010-01-20 23:55:25
本を読んだ時の感想です
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