読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

黄金の三角地帯(ゴールデントライアングル)

2010-01-21 | 
今、読書中なのが
大沢在昌著「「欧亜純白ユーラシアホワイト」Ⅰ・Ⅱ」
1巻2巻で1100ページを越える長編です。1997年4月~1999年11月まで「週刊プレイボーイ」誌連載されたものの加筆修正しての10年越しの単行本化作品です。
麻薬犯罪を扱っかた読み答えのある作品で、この中に出てくるのがこのゴールデントライアングルです。
以前は、ゴールデントライアングルはミャンマー、ラオス及びタイ国境付近・けしの不正栽培とヘロインの密造の地域として有名で2001年2月ミャンマーとタイの国境で麻薬軍団シャン族とワー族の利権争いの軍事衝突があったりしたようですが私が旅した2004年ごろの
ゴールデントライアングルはタイ側では観光地化されて多くの外国人観光客が訪れていました。
当時、私はバンコク→チェンマイ→チェンライ→メーサイ(ミャンマーとの国境の街)→ゴールデントライアングルと長距離バス、地方の路線バスとテンソウ(乗り合い小型トラック)を乗り継いでやっとたどり着いた記憶があります。
そこにあったのはメコン川が流れる美しい自然の風景とタイ側の観光化された処と対照的にミャンマー側とラオス側とも見える風景は木々と土が見える何にもない風景でした。
タイ側にあるハウス・オブ・オピウム(麻薬博物館)などの施設を見学して、芥子栽培のころの話しや阿片吸引器具の展示などをみたのが印象に残っています。
さて、物語では1997年香港の中国返還という大変動を間近に控え、ヨーロッパ、アジアの覚醒剤、ドラッグルートに異変が相次ぎ世界の犯罪組織の激しい抗争が展開されていたこのお話しです。

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