1作目の「走らなあかん、夜明けまで」2作目「涙はふくな、凍るまで」に続くシリーズ第3弾。
大手菓子会社ササヤ食品に勤める坂田勇吉は新商品センベイの草の根宣伝のため、東京下町でのボランティア活動に精を出していた。彼にはひそかな楽しみがあった。言葉は悪く化粧気はないが、老人たちにはとても優しいサッコこと小川咲子が気になって仕方ないのだ。
祖父仕込みの将棋と自然体な配慮で男を上げつつあったサカタに、健康枕販売のセールス指導のバイトが持ちかけられる。
サッコの冷たい視線が気になりつつも、打合せのために会場に出向いてみると、そこには死体が転がっていた。
さらに詐欺事件に巻き込まれつづけ事態はひどくなる一方で、それでも抜けられなくなっていく。逼迫した緊張感が希薄、なんでこうなるの?というご都合場面が目立つ。
登場人物の設定にもそれは感じる、意外なご老人たちやあまり現実味のないヤクザ、チンピラたちに振り回され普通のサラリーマンのコメディータッチの災難物語でした。
2012年4月講談社刊
大手菓子会社ササヤ食品に勤める坂田勇吉は新商品センベイの草の根宣伝のため、東京下町でのボランティア活動に精を出していた。彼にはひそかな楽しみがあった。言葉は悪く化粧気はないが、老人たちにはとても優しいサッコこと小川咲子が気になって仕方ないのだ。
祖父仕込みの将棋と自然体な配慮で男を上げつつあったサカタに、健康枕販売のセールス指導のバイトが持ちかけられる。
サッコの冷たい視線が気になりつつも、打合せのために会場に出向いてみると、そこには死体が転がっていた。
さらに詐欺事件に巻き込まれつづけ事態はひどくなる一方で、それでも抜けられなくなっていく。逼迫した緊張感が希薄、なんでこうなるの?というご都合場面が目立つ。
登場人物の設定にもそれは感じる、意外なご老人たちやあまり現実味のないヤクザ、チンピラたちに振り回され普通のサラリーマンのコメディータッチの災難物語でした。
2012年4月講談社刊
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