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読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

大倉崇裕著「犬が知っている」

2025-06-12 | あ行
警察病院のファァシリティドックの活躍を描く5つの連作推理小説。
癒やしのゴールデン・リトリバーのファシリティー犬「ピーボ」とわけあり警察官笠間巡査部長が知られざる重大事件を鮮やかに解決する。
ピーボは警察病院の小児病棟に常勤して患者の治療計画にも介入するのだが、実は密命を帯びていて。特別病棟に入院する受刑者と接し、彼らから事件の秘密や真犯人の情報などを聞き出すこと。死を前にした犯罪者はピーボに癒やされ、語り出すのだった。
コンビを組むハンドラーで総務課勤務の笠門巡査部長は捜査を開始する。警察機関が犬を自白に使っている、というちょっと怖い設定だが面白い。
犬好き読者にはたまらないのでは。犬は賢い。
2024年1月双葉社刊
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