毎回パートナーのお笑い芸人や講師が変わるのか?
【内容抜粋メモ】
今 SNS の普及とともに観光公害が世界中に広がっています
その実態に迫ります
はるひ:旅先で混雑して困った経験はありますか?
ヒデ:
京都 やっぱりすごくないですか?
バスで仕事先まで行きたいのに、ものすごい行列で乗れないんですよ
●「オーバーツーリズム」
観光客がいっぱいで、地元の方が困ってしまっている
作家・ジャーナリスト 佐々木:
オーバーツーリズムというのは、観光地に観光客が溢れかえっていること
最近になってこの言葉が使われるようになった
●2017年3月 キューバ ハバナ
佐々木:
旅行に行った時の写真なんですが
50年代のクラシックな車がいっぱい走っていて
ヘミングウェイがよく行っていたバーに行ってみたら100人ぐらい並んでいた
30分ほど並んで 社員食堂のようにすごい人気だったんです
ここから「一体何が起きているんだろう?」と興味を持ったのがきっかけなんです
●5月 エベレスト山頂へ向かう道が渋滞 4名が亡くなる
世界最高峰のエベレストの山頂の写真
標高8000m以上の「デスゾーン」と呼ばれる場所が行列になって
4名が亡くなられた
14時間くらい待たされたらしいです
「デスゾーン」
低地の1/3しか酸素がない
消費する酸素の量よりも吸い込む量のほうが少なくなる
いるだけでどんどん酸素が足りなくなるので
登山者は一刻も早く下りないと死んでしまう
は:こんなこと今までなかったんですよね?
エベレストに登る人がものすごく増えてこうなってしまった
●今年6月ベネチア 観光船と巨大クルーズ船の衝突事故
立教大学名誉教授・鳥飼さん:
イタリア・世界遺産のベネチアでも同じ問題を抱えている
大型のクルーズ船が事故を起こしたというニュースがありました
ニュース:
今日、ベニスでは大災害を扱った映画さながらの光景が見られました
豪華客船がドックに突っ込んだ
110人の乗客のうち5人が負傷 1人のアメリカ人を含む
サイレンが鳴り響く中、900フィート長さのあるクルーズ船が速度を落とせなかった
そのまま小さな船に突っ込んだ
鳥飼さん:
ベネチアには運河が全域に大小あるのですが
その中の主要な運河の中でこの事故が起きてしまった
小さな船は観光船だったようで、すでに着岸していたが動きが取れない
生活の手段としてバス代わり、タクシー代わりに移動する運河に
大きなクルーズ船が入るのは危ない
運河の底を侵食するとか、環境問題もあるので
この際規制したらどうかという意見もありますし
でも観光は大事というジレンマがあります
●「SNS 映え」
作家:
どうしてここまでオーバーツーリズムの問題が大きくなったか
近年の現象ですから
その背景に SNS があるのではないか
みんな「SNS 映え」する写真を投稿したいので
人気の場所に人がどんどん集まっていく
●ニュージーランドの絶景ポイント「ロイズ・ピーク」
ニュージーランドの絶景ポイントで有名
ロイズ・ピークという山で、別名「天へと続く道」と言われています
行ったら絶対 SNS にアップしたくなる
引いた写真を見ると、写真の順番待ちをしているものすごい行列!
出来上がった写真を見ると美しいんだけれども、後ろ側は違う
この写真に添えられたツイートは「ソーシャルメディアの列」
SNS の列がこんなにできている
景色を堪能する、文化に触れるというより SNS にアップしたいがため
●モナリザ
カナダに住む男性が家族でフランスに旅行に行った時の写真
中央にモナリザが写っている
ツイート:
モナリザに会えるのはたったの30秒
セキュリティが“動き続けるように”と声を荒げるのです
写真を撮ることに集中するあまり
モナリザをじっと観るのを忘れてしまっている
ルーブル美術館のオーバーツーリズムはそんな感じ
(上野の美術館は、相当昔からこのぐらいの行列当たり前だけどね
大英博物館展かエジプト展かかで
入るだけで2、3時間待ったことがある
中もほぼ人の頭を見に行った状態に嫌気がさして
パンフレットを買って家に帰った
それ以降、どんなにいい企画があっても絶対行かないと誓ったんだ
外国の美術館や博物館は比較的空いていて見やすい印象だったのが
今は違うんだな
佐々木:
あまりにも観光客が増えすぎて
ルーブル美術館の職員の負担もすごくて
最近ストライキまで起きたそうです
続いての投稿
その前にクイズです
これから流れる音 何の音か当ててみてください
花火?
正解はキャリーケースを引く音
スコットランドのエジンバラでこんなツイートをした方がいます
「ガラガラガラガラガラガラ・・・」
観光客が引いているキャリーケースの音がうるさい
このツイートに関しては、エジンバラに住む別の男性からも
同感だという声が上がっている
「来る日も来る日も 毎日毎日」という意味ですが
それぞれの語尾にピリオドを打つことで
本当に呆れ返っていることが伝わってきます
人がうじゃうじゃいるだけではなくて「騒音公害」にもなっている
(都内は常に騒音公害 混雑も日常の光景だし
それが観光の一つになっている状態
●バチカン美術館
バージニアに住む男性が旅行した時の写真
ツイート:
バチカンミュージアムの光景
とても刺激的 なんて心地いい経験なんでしょう
一人で思索にふけることができて(笑える
#皮肉 #問題の一部
自分も問題の一部であることをわきまえていることがわかります
キリスト教の聖地に行ったら
自分も含めて人だらけで、それどころではなかった
ヒデ:サグラダファミリアとかもそうですよね
この投稿に対してのコメントも面白いんですが
イタリア語で「静かに」とか
涙を流して笑ってる絵文字もあって、みんな同意している人が多い
●ポストにゴミを投函
今年4月の投稿で、ベネチアに住む男性が投稿した
「おそらく観光客は、切手を使い果たしたんでしょう」
手紙を投函しないでゴミを投函した
だから切手がないのだろうと皮肉を込めて書いている
●バンクシー
講師:
オーバーツーリズムについては芸術家も声をあげている
これを描いたのは、イギリスを拠点に活躍している
ストリートアーティストのバンクシー
(バンクシーぐらい絵がうまくて、センスがあれば
路上に落書きしても怒られないんだろうか?
バンクシーは自分の Instagram で積極的に
自分の作品を公表しているので(それほど頻繁じゃないよ
この作品には2万を超えるコメントが寄せられた
「天才だ 本当のヴェニスをとらえているよ」
「あの絵にあったように巨大なクルーズ船にベネチアの景色が隠されてしまっている」
「本当に見たいものが見られない」
「バンクシー 素晴らしい絵だ ひと筆先をいっているね」
同業者であるアーティストなどと比べて一歩先に行ってるねという意味
●オーバーツーリズムに罰金制度
このオーバーツーリズムの影響を受けているイタリアですけれども
対策としてなんと罰金制度を設ける事態にまでなっている
それを文字って「ローマに行ったら、スペイン広場の階段で座ってはいけない」
スペイン広場に行く途中の階段が
この写真にあるように人でいっぱいになる
なぜかと言うと1953年『ローマの休日』という映画があり
王女に扮したオードリー・ヘプバーンがスペイン広場の階段で
ジェラートを食べるシーンがあり
とても可愛らしいのでみんな真似したがるんです
(みんなベタだな 人のこと言えないけど
オードリーの人気は永遠ということも分かる
「観光名所での座り込みなどを禁じる条例を施行」
教授:
私が行った去年の8月には「飲食禁止」になっていて
それでも埒が明かず、今年からは「階段で座ってはいけない」ということになった
「座った人、悪質な場合は最大400ユーロの罰金 ローマ市 今年8月から」
日本円にして4万7000円ほど
ローマもこうした歴史的遺産、重要な建物、階段もその一部で
それをどう守るかということで
最終的に罰金ということになったんだろうと思います
ヒデ:
気持ちわかるな
イタリア行ったら、真実の口に手を入れたりしたくなるじゃないですか
は:ポイントを抑えたい気持ちは分かりますけどね
●#undertourism
作家:
罰金などの制度的な方法もいいと思うんですけれども、他の方法もあって
あまりにオーバーツーリズムで集中している所に行くのはやめて
もっと静かでのんびりした旅行を提案する#undertourism
ツイート:
「Instagram では「アンダーツーリズム」と「オーバーツーリズム」で戦っています
いいじゃないか
「アンダーツーリズム」
お客さんが来なさすぎるのでなんとかしなきゃいけない
かといって「オーバーツーリズム」になりすぎるのもいけないから
両方とも戦わなきゃいけない
今はどちらかと言うと「アンダーツーリズム」はよりポジティブに使われている
もっと静かでのんびりできる所にみんな行きましょうね
っていう呼びかけとして使われているケースが多いみたいです
ヒデ:
それをハッシュタグで載せちゃったら
またオーバーツーリズムになっちゃうんじゃないですか?
その点について書いたツイートもあります
イギリスとカンボジアに拠点を持つ旅行会社の投稿なんですが
ツイート:
素晴らしい代替案がいくつもありますが
しかし我々(持続可能な観光事業を行っている本人)は
より少なく訪問されている場所は
予期せぬ成功の犠牲者になる可能性を抱えている点です
適切に管理されなければ
作家:
隠れ家的な場所とかに来るのはいいけれども
有名になりすぎるとオーバーツーリズムになってしまう
適切にマネージメントしなければだめですよね、という話です
<教授の発信タイム>
はるきさんなりに考えたことをツイートしてみましょう
はるき:
私は2017年の冬に北海道に行ったんです
すごく空気も澄んでいるし、景色もよくて
寒かったけど良かったなというところがあって
教授:
これでも十分いいのですが、ちょっと順序を変えていいですか
「代替案があります」と言うと
「いい観光地があるのかな?」という気がしてしまうので
最初に「例えば屈斜路湖があります」
その後に「冬に行ってみたら本当に綺麗だったんですよね」
ヒデ:
素晴らしい景色を見ることもいいですけれども
一番大切なのはそこに住んでいる人の気持ちを汲んであげるということも
これからは大事なのかなと思いました
作家:
せっかくいい場所に行って、すごい経験をしているはずなのに
写真を撮って、お土産を買ったらそれで満足して
残っているのは写真を撮ったということだけ
それ以上の感動が残ってなかったりしますね
自分が体験する過程を楽しむ旅行を
みんながやっていくといいんじゃないかなと思います
*
ずっとそういう感覚を持ちながら
スマホで写真を撮って、終わらせている気持ちでいたから
耳が痛い・・・
この番組は、SNSで使われる英語の紹介だけじゃなく
こうした社会問題も取り上げているのか 勉強になる
【内容抜粋メモ】
今 SNS の普及とともに観光公害が世界中に広がっています
その実態に迫ります
はるひ:旅先で混雑して困った経験はありますか?
ヒデ:
京都 やっぱりすごくないですか?
バスで仕事先まで行きたいのに、ものすごい行列で乗れないんですよ
●「オーバーツーリズム」
観光客がいっぱいで、地元の方が困ってしまっている
作家・ジャーナリスト 佐々木:
オーバーツーリズムというのは、観光地に観光客が溢れかえっていること
最近になってこの言葉が使われるようになった
●2017年3月 キューバ ハバナ
佐々木:
旅行に行った時の写真なんですが
50年代のクラシックな車がいっぱい走っていて
ヘミングウェイがよく行っていたバーに行ってみたら100人ぐらい並んでいた
30分ほど並んで 社員食堂のようにすごい人気だったんです
ここから「一体何が起きているんだろう?」と興味を持ったのがきっかけなんです
●5月 エベレスト山頂へ向かう道が渋滞 4名が亡くなる
世界最高峰のエベレストの山頂の写真
標高8000m以上の「デスゾーン」と呼ばれる場所が行列になって
4名が亡くなられた
14時間くらい待たされたらしいです
「デスゾーン」
低地の1/3しか酸素がない
消費する酸素の量よりも吸い込む量のほうが少なくなる
いるだけでどんどん酸素が足りなくなるので
登山者は一刻も早く下りないと死んでしまう
は:こんなこと今までなかったんですよね?
エベレストに登る人がものすごく増えてこうなってしまった
●今年6月ベネチア 観光船と巨大クルーズ船の衝突事故
立教大学名誉教授・鳥飼さん:
イタリア・世界遺産のベネチアでも同じ問題を抱えている
大型のクルーズ船が事故を起こしたというニュースがありました
ニュース:
今日、ベニスでは大災害を扱った映画さながらの光景が見られました
豪華客船がドックに突っ込んだ
110人の乗客のうち5人が負傷 1人のアメリカ人を含む
サイレンが鳴り響く中、900フィート長さのあるクルーズ船が速度を落とせなかった
そのまま小さな船に突っ込んだ
鳥飼さん:
ベネチアには運河が全域に大小あるのですが
その中の主要な運河の中でこの事故が起きてしまった
小さな船は観光船だったようで、すでに着岸していたが動きが取れない
生活の手段としてバス代わり、タクシー代わりに移動する運河に
大きなクルーズ船が入るのは危ない
運河の底を侵食するとか、環境問題もあるので
この際規制したらどうかという意見もありますし
でも観光は大事というジレンマがあります
●「SNS 映え」
作家:
どうしてここまでオーバーツーリズムの問題が大きくなったか
近年の現象ですから
その背景に SNS があるのではないか
みんな「SNS 映え」する写真を投稿したいので
人気の場所に人がどんどん集まっていく
●ニュージーランドの絶景ポイント「ロイズ・ピーク」
ニュージーランドの絶景ポイントで有名
ロイズ・ピークという山で、別名「天へと続く道」と言われています
行ったら絶対 SNS にアップしたくなる
引いた写真を見ると、写真の順番待ちをしているものすごい行列!
出来上がった写真を見ると美しいんだけれども、後ろ側は違う
この写真に添えられたツイートは「ソーシャルメディアの列」
SNS の列がこんなにできている
景色を堪能する、文化に触れるというより SNS にアップしたいがため
●モナリザ
カナダに住む男性が家族でフランスに旅行に行った時の写真
中央にモナリザが写っている
ツイート:
モナリザに会えるのはたったの30秒
セキュリティが“動き続けるように”と声を荒げるのです
写真を撮ることに集中するあまり
モナリザをじっと観るのを忘れてしまっている
ルーブル美術館のオーバーツーリズムはそんな感じ
(上野の美術館は、相当昔からこのぐらいの行列当たり前だけどね
大英博物館展かエジプト展かかで
入るだけで2、3時間待ったことがある
中もほぼ人の頭を見に行った状態に嫌気がさして
パンフレットを買って家に帰った
それ以降、どんなにいい企画があっても絶対行かないと誓ったんだ
外国の美術館や博物館は比較的空いていて見やすい印象だったのが
今は違うんだな
佐々木:
あまりにも観光客が増えすぎて
ルーブル美術館の職員の負担もすごくて
最近ストライキまで起きたそうです
続いての投稿
その前にクイズです
これから流れる音 何の音か当ててみてください
花火?
正解はキャリーケースを引く音
スコットランドのエジンバラでこんなツイートをした方がいます
「ガラガラガラガラガラガラ・・・」
観光客が引いているキャリーケースの音がうるさい
このツイートに関しては、エジンバラに住む別の男性からも
同感だという声が上がっている
「来る日も来る日も 毎日毎日」という意味ですが
それぞれの語尾にピリオドを打つことで
本当に呆れ返っていることが伝わってきます
人がうじゃうじゃいるだけではなくて「騒音公害」にもなっている
(都内は常に騒音公害 混雑も日常の光景だし
それが観光の一つになっている状態
●バチカン美術館
バージニアに住む男性が旅行した時の写真
ツイート:
バチカンミュージアムの光景
とても刺激的 なんて心地いい経験なんでしょう
一人で思索にふけることができて(笑える
#皮肉 #問題の一部
自分も問題の一部であることをわきまえていることがわかります
キリスト教の聖地に行ったら
自分も含めて人だらけで、それどころではなかった
ヒデ:サグラダファミリアとかもそうですよね
この投稿に対してのコメントも面白いんですが
イタリア語で「静かに」とか
涙を流して笑ってる絵文字もあって、みんな同意している人が多い
●ポストにゴミを投函
今年4月の投稿で、ベネチアに住む男性が投稿した
「おそらく観光客は、切手を使い果たしたんでしょう」
手紙を投函しないでゴミを投函した
だから切手がないのだろうと皮肉を込めて書いている
●バンクシー
講師:
オーバーツーリズムについては芸術家も声をあげている
これを描いたのは、イギリスを拠点に活躍している
ストリートアーティストのバンクシー
(バンクシーぐらい絵がうまくて、センスがあれば
路上に落書きしても怒られないんだろうか?
バンクシーは自分の Instagram で積極的に
自分の作品を公表しているので(それほど頻繁じゃないよ
この作品には2万を超えるコメントが寄せられた
「天才だ 本当のヴェニスをとらえているよ」
「あの絵にあったように巨大なクルーズ船にベネチアの景色が隠されてしまっている」
「本当に見たいものが見られない」
「バンクシー 素晴らしい絵だ ひと筆先をいっているね」
同業者であるアーティストなどと比べて一歩先に行ってるねという意味
●オーバーツーリズムに罰金制度
このオーバーツーリズムの影響を受けているイタリアですけれども
対策としてなんと罰金制度を設ける事態にまでなっている
それを文字って「ローマに行ったら、スペイン広場の階段で座ってはいけない」
スペイン広場に行く途中の階段が
この写真にあるように人でいっぱいになる
なぜかと言うと1953年『ローマの休日』という映画があり
王女に扮したオードリー・ヘプバーンがスペイン広場の階段で
ジェラートを食べるシーンがあり
とても可愛らしいのでみんな真似したがるんです
(みんなベタだな 人のこと言えないけど
オードリーの人気は永遠ということも分かる
「観光名所での座り込みなどを禁じる条例を施行」
教授:
私が行った去年の8月には「飲食禁止」になっていて
それでも埒が明かず、今年からは「階段で座ってはいけない」ということになった
「座った人、悪質な場合は最大400ユーロの罰金 ローマ市 今年8月から」
日本円にして4万7000円ほど
ローマもこうした歴史的遺産、重要な建物、階段もその一部で
それをどう守るかということで
最終的に罰金ということになったんだろうと思います
ヒデ:
気持ちわかるな
イタリア行ったら、真実の口に手を入れたりしたくなるじゃないですか
は:ポイントを抑えたい気持ちは分かりますけどね
●#undertourism
作家:
罰金などの制度的な方法もいいと思うんですけれども、他の方法もあって
あまりにオーバーツーリズムで集中している所に行くのはやめて
もっと静かでのんびりした旅行を提案する#undertourism
ツイート:
「Instagram では「アンダーツーリズム」と「オーバーツーリズム」で戦っています
いいじゃないか
「アンダーツーリズム」
お客さんが来なさすぎるのでなんとかしなきゃいけない
かといって「オーバーツーリズム」になりすぎるのもいけないから
両方とも戦わなきゃいけない
今はどちらかと言うと「アンダーツーリズム」はよりポジティブに使われている
もっと静かでのんびりできる所にみんな行きましょうね
っていう呼びかけとして使われているケースが多いみたいです
ヒデ:
それをハッシュタグで載せちゃったら
またオーバーツーリズムになっちゃうんじゃないですか?
その点について書いたツイートもあります
イギリスとカンボジアに拠点を持つ旅行会社の投稿なんですが
ツイート:
素晴らしい代替案がいくつもありますが
しかし我々(持続可能な観光事業を行っている本人)は
より少なく訪問されている場所は
予期せぬ成功の犠牲者になる可能性を抱えている点です
適切に管理されなければ
作家:
隠れ家的な場所とかに来るのはいいけれども
有名になりすぎるとオーバーツーリズムになってしまう
適切にマネージメントしなければだめですよね、という話です
<教授の発信タイム>
はるきさんなりに考えたことをツイートしてみましょう
はるき:
私は2017年の冬に北海道に行ったんです
すごく空気も澄んでいるし、景色もよくて
寒かったけど良かったなというところがあって
教授:
これでも十分いいのですが、ちょっと順序を変えていいですか
「代替案があります」と言うと
「いい観光地があるのかな?」という気がしてしまうので
最初に「例えば屈斜路湖があります」
その後に「冬に行ってみたら本当に綺麗だったんですよね」
ヒデ:
素晴らしい景色を見ることもいいですけれども
一番大切なのはそこに住んでいる人の気持ちを汲んであげるということも
これからは大事なのかなと思いました
作家:
せっかくいい場所に行って、すごい経験をしているはずなのに
写真を撮って、お土産を買ったらそれで満足して
残っているのは写真を撮ったということだけ
それ以上の感動が残ってなかったりしますね
自分が体験する過程を楽しむ旅行を
みんながやっていくといいんじゃないかなと思います
*
ずっとそういう感覚を持ちながら
スマホで写真を撮って、終わらせている気持ちでいたから
耳が痛い・・・
この番組は、SNSで使われる英語の紹介だけじゃなく
こうした社会問題も取り上げているのか 勉強になる