
1974年初版 1990年 第26刷 鈴木哲子/訳 ガース・ウィリアムズ/挿絵
※「作家別」カテゴリー内「ローラ・インガルス・ワイルダー」に追加します
ついこないだまで少女だったのに、もう結婚て、早いなあ
家族と別れて、自立する場面では、3月末に読んだせいもあるけど
自分が就職した時のことを思い出して感慨深かった
アメリカは広大だし、馬車で移動していたこの時代は
別の州に住むのは、今生の別れに近い離別感だったことだろう
ローラがちゃんと教師として自立したのも
両親の愛あふれる教育があったからだな
【内容抜粋メモ】
登場人物
インガルス家
父チャールズ
母キャロライン
長女メアリー 16歳
次女ローラ 15歳
三女キャリー 10歳
四女グレイス
ワイルダー家
長男ローヤル
次男アルマンゾ 25歳
キャップ・ガーランド 町の青年 25歳
アイダ・ブラウン ブラウン牧師夫妻が孤児院から養女にした
メリー・パオワー 町の仕立て屋の娘
ネリー・オルソン ニューヨークから来たクラスの嫌われ者
フローレンス・ウィルキンズ 教師になる夢をもつ生徒
「ペリー学校」
ウィリアムズ氏はローラに教員免許状を渡して
3か月教えるのに25ドル/月支払うことが決まる
教える子どもはたった3人
父はローラの給料と合わせてメアリーのためのオルガンを買う
父:
立派な羽毛が立派な鳥をつくると言われているが
そんな立派な羽毛を育てるのは立派な鳥なんだ
アルマンゾは毎日曜日、ローラを馬車ドライブに誘う

アルマンゾはローラとネリーの仲が悪いのを知らずにネリーも誘う
ローラは意地悪なネリーに馬をしかけて怖がらせる
(ローラにはこういうユニークな一面もあるよね
メアリーは休暇中、友だちのブランチの家に遊びに行くから帰省できないと手紙で書いてきた
家族はガッカリするが、旅行できる機会は今しかないのだからと納得する
*
7月4日の独立記念日
家族で花火をして楽しく過ごす
アルマンゾは暴れ馬のバーナムを安く買い、ローラとドライブして慣らしてから売るつもり
ローラは時々手綱を持たせてもらい、馬を走らせると、町の人がジロジロ見る

「歌の学校」
ローラは歌うのが好きなのを知ってるアルマンゾは
昔教えてもらっていたクリュエット先生が歌の学校を始めるから一緒に通おうと誘う
アルマンゾは暴れ馬で迎えに来て、町をグルグル周ってローラを乗せる
ネリーはニューヨークに帰った
フローレンス・ウィルキンズという女子生徒が新たに加わり
1人で寂しそうにしているのをローラが声をかけて仲良くなる
フローレンスも将来、教師になるため勉強している
アルマンゾ:君は婚約指輪は好き?
ローラ:くださる人によるわ
アルマンゾはざくろ石と真珠をあしらった婚約指輪をくれる
アイダもエルマーと婚約する

「クリスマス」
アルマンゾはローヤルといっしょに帰省してしまい寂しいローラ
だが、クリスマスに突然家を訪ねてきて、プレゼントを渡す
「教員資格試験」
父:第一の橋はこの試験だ 次の橋は、その橋へ着いた時にゆっくり渡るのさ
母:人の運は、善かれ悪しかれ、その人自身がつくるものだよ
ローラは試験に合格して二級免許をもらうが、フローレンスは落ちてしまった
フローレンスの父はローラに教師として来てほしいと頼む
授業は3か月で、30ドル/月
「最後の授業」
3月、最後の授業 来週、月曜からはウィルキンズ学校で教え始めるし
秋にはアルマンゾと結婚を控えている
ローラ:
最後の時というのは、いつも悲しく見えるけど
1つのことの終わりは、次のことの初めに過ぎないんだ
アルマンゾは結婚したら教師を辞めるよう暗に言ってるよね
ローラは女性の自由に関して進んだ考え方だけど
やっぱり家に入るほうを選ぶ
ローラはフローレンスと同居しながら、生徒を教える
父は母がずっと欲しかったミシンを買ってくる!
この頃は、もう農業はやらず、家畜を育てたり、町の大工仕事をしていたんだな
母:お前はいいウェディングドレスがいるものね
ウェディングドレスもウェディングケーキも手作りってスゴイな!驚

「大竜巻」
嵐が近づき、家族は地下室に避難する
直撃した家々を周ったアルマンゾと父は、育てた作物も、家も、家畜も全部奪われた人や
空中まで投げ出された子どもの話を聞いて話す/驚×5000
行方不明になった子どもは全身の骨が折れ、裸の遺体で発見された↓↓↓
メアリーが帰省
2人で教会に行き、しみじみと話す
ローラ:小さい時は楽しかったね これからはきっとよくなるわよ 分からないものよ
「結婚式」
母はローラのために黒いドレスもこしらえる
アルマンゾは、姉イライザが母を説得して
大がかりな結婚式を挙げようとしているのを阻止するため
2人でささやかな式を挙げようと提案
アルマンゾ:姉は頑固で高圧的なんだ
ローラは「妻は夫に服従する」という誓いの言葉は守れないと打ち明けるが
ブラウン牧師も反対していると話すアルマンゾ
母から「急いで結婚して、ゆっくり後悔する」と言われそうだと心配するが
なんとか説得する
父はローラに新しいトランクをプレゼントして、そこに荷物をつめる
ローラお気に入りの牝牛も連れていくよう言う

母は実家でいつも使っているのと同じ赤と白のギンガムチェックのテーブルかけを
新しい家に早く馴染めるようにとプレゼントする
こういう細かい気遣いがステキだなあ・・・
家族と過ごす最後の晩、ローラは父にバイオリンを弾いてと頼み
父はこれまで歌ってくれた古い歌をぜんぶ歌ってくれる
♪
なつかしき過ぎし日の 思い出の夕もやに
きこゆなり 我が心に 妙なる我らの愛の歌
うすれゆくたそがれの 光に織りなす愛の夢
いざや歌わん 夕やみの影やわらかくゆらぐ時
心はつかれ うき日あれど なおきこゆなり 愛の歌 妙なる愛の歌
「小さな灰色の家」
アルマンゾとローラは2人だけの式を挙げる
アイダは手作りのネッカチーフをプレゼントする

家でウェディングのごちそうとケーキを食べて、アルマンゾの建てた家に向かう
母:すぐまたおいでね
新しい家にはシェパード犬のシェップがいて
窓にはカーテンがさがり、揺り椅子が2つ向かい合い
パントリー(食器食料置き場)も全部揃っているってカンペキ!
アルマンゾも細やかな愛情のある人だなあ!
それにこの家は実家までそんなに遠くなかったんだ
ローラの頭の中に父のバイオリンの音が聴こえる
♪
黄金の月日は過ぎていく
この幸福な黄金の月日
(本書のタイトルはこの歌からきているのかな
■訳者あとがき
社会人の生活とは、今までの保護の手を離れて、社会に直接触れ
そこに起こる諸問題を、自分の判断で決断し、処理していくことです
自由とは、他人に縛られず、思うままに考え、話し、行動すること
また「自由とは、選ぶこと」とアメリカ人は言っている
※「作家別」カテゴリー内「ローラ・インガルス・ワイルダー」に追加します
ついこないだまで少女だったのに、もう結婚て、早いなあ
家族と別れて、自立する場面では、3月末に読んだせいもあるけど
自分が就職した時のことを思い出して感慨深かった
アメリカは広大だし、馬車で移動していたこの時代は
別の州に住むのは、今生の別れに近い離別感だったことだろう
ローラがちゃんと教師として自立したのも
両親の愛あふれる教育があったからだな
【内容抜粋メモ】
登場人物
インガルス家
父チャールズ
母キャロライン
長女メアリー 16歳
次女ローラ 15歳
三女キャリー 10歳
四女グレイス
ワイルダー家
長男ローヤル
次男アルマンゾ 25歳
キャップ・ガーランド 町の青年 25歳
アイダ・ブラウン ブラウン牧師夫妻が孤児院から養女にした
メリー・パオワー 町の仕立て屋の娘
ネリー・オルソン ニューヨークから来たクラスの嫌われ者
フローレンス・ウィルキンズ 教師になる夢をもつ生徒
「ペリー学校」
ウィリアムズ氏はローラに教員免許状を渡して
3か月教えるのに25ドル/月支払うことが決まる
教える子どもはたった3人
父はローラの給料と合わせてメアリーのためのオルガンを買う
父:
立派な羽毛が立派な鳥をつくると言われているが
そんな立派な羽毛を育てるのは立派な鳥なんだ
アルマンゾは毎日曜日、ローラを馬車ドライブに誘う

アルマンゾはローラとネリーの仲が悪いのを知らずにネリーも誘う
ローラは意地悪なネリーに馬をしかけて怖がらせる
(ローラにはこういうユニークな一面もあるよね
メアリーは休暇中、友だちのブランチの家に遊びに行くから帰省できないと手紙で書いてきた
家族はガッカリするが、旅行できる機会は今しかないのだからと納得する
*
7月4日の独立記念日
家族で花火をして楽しく過ごす
アルマンゾは暴れ馬のバーナムを安く買い、ローラとドライブして慣らしてから売るつもり
ローラは時々手綱を持たせてもらい、馬を走らせると、町の人がジロジロ見る

「歌の学校」
ローラは歌うのが好きなのを知ってるアルマンゾは
昔教えてもらっていたクリュエット先生が歌の学校を始めるから一緒に通おうと誘う
アルマンゾは暴れ馬で迎えに来て、町をグルグル周ってローラを乗せる
ネリーはニューヨークに帰った
フローレンス・ウィルキンズという女子生徒が新たに加わり
1人で寂しそうにしているのをローラが声をかけて仲良くなる
フローレンスも将来、教師になるため勉強している
アルマンゾ:君は婚約指輪は好き?
ローラ:くださる人によるわ
アルマンゾはざくろ石と真珠をあしらった婚約指輪をくれる
アイダもエルマーと婚約する

「クリスマス」
アルマンゾはローヤルといっしょに帰省してしまい寂しいローラ
だが、クリスマスに突然家を訪ねてきて、プレゼントを渡す
「教員資格試験」
父:第一の橋はこの試験だ 次の橋は、その橋へ着いた時にゆっくり渡るのさ
母:人の運は、善かれ悪しかれ、その人自身がつくるものだよ
ローラは試験に合格して二級免許をもらうが、フローレンスは落ちてしまった
フローレンスの父はローラに教師として来てほしいと頼む
授業は3か月で、30ドル/月
「最後の授業」
3月、最後の授業 来週、月曜からはウィルキンズ学校で教え始めるし
秋にはアルマンゾと結婚を控えている
ローラ:
最後の時というのは、いつも悲しく見えるけど
1つのことの終わりは、次のことの初めに過ぎないんだ
アルマンゾは結婚したら教師を辞めるよう暗に言ってるよね
ローラは女性の自由に関して進んだ考え方だけど
やっぱり家に入るほうを選ぶ
ローラはフローレンスと同居しながら、生徒を教える
父は母がずっと欲しかったミシンを買ってくる!
この頃は、もう農業はやらず、家畜を育てたり、町の大工仕事をしていたんだな
母:お前はいいウェディングドレスがいるものね
ウェディングドレスもウェディングケーキも手作りってスゴイな!驚

「大竜巻」
嵐が近づき、家族は地下室に避難する
直撃した家々を周ったアルマンゾと父は、育てた作物も、家も、家畜も全部奪われた人や
空中まで投げ出された子どもの話を聞いて話す/驚×5000
行方不明になった子どもは全身の骨が折れ、裸の遺体で発見された↓↓↓
メアリーが帰省
2人で教会に行き、しみじみと話す
ローラ:小さい時は楽しかったね これからはきっとよくなるわよ 分からないものよ
「結婚式」
母はローラのために黒いドレスもこしらえる
アルマンゾは、姉イライザが母を説得して
大がかりな結婚式を挙げようとしているのを阻止するため
2人でささやかな式を挙げようと提案
アルマンゾ:姉は頑固で高圧的なんだ
ローラは「妻は夫に服従する」という誓いの言葉は守れないと打ち明けるが
ブラウン牧師も反対していると話すアルマンゾ
母から「急いで結婚して、ゆっくり後悔する」と言われそうだと心配するが
なんとか説得する
父はローラに新しいトランクをプレゼントして、そこに荷物をつめる
ローラお気に入りの牝牛も連れていくよう言う

母は実家でいつも使っているのと同じ赤と白のギンガムチェックのテーブルかけを
新しい家に早く馴染めるようにとプレゼントする
こういう細かい気遣いがステキだなあ・・・
家族と過ごす最後の晩、ローラは父にバイオリンを弾いてと頼み
父はこれまで歌ってくれた古い歌をぜんぶ歌ってくれる
♪
なつかしき過ぎし日の 思い出の夕もやに
きこゆなり 我が心に 妙なる我らの愛の歌
うすれゆくたそがれの 光に織りなす愛の夢
いざや歌わん 夕やみの影やわらかくゆらぐ時
心はつかれ うき日あれど なおきこゆなり 愛の歌 妙なる愛の歌
「小さな灰色の家」
アルマンゾとローラは2人だけの式を挙げる
アイダは手作りのネッカチーフをプレゼントする

家でウェディングのごちそうとケーキを食べて、アルマンゾの建てた家に向かう
母:すぐまたおいでね
新しい家にはシェパード犬のシェップがいて
窓にはカーテンがさがり、揺り椅子が2つ向かい合い
パントリー(食器食料置き場)も全部揃っているってカンペキ!
アルマンゾも細やかな愛情のある人だなあ!
それにこの家は実家までそんなに遠くなかったんだ
ローラの頭の中に父のバイオリンの音が聴こえる
♪
黄金の月日は過ぎていく
この幸福な黄金の月日
(本書のタイトルはこの歌からきているのかな
■訳者あとがき
社会人の生活とは、今までの保護の手を離れて、社会に直接触れ
そこに起こる諸問題を、自分の判断で決断し、処理していくことです
自由とは、他人に縛られず、思うままに考え、話し、行動すること
また「自由とは、選ぶこと」とアメリカ人は言っている