メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

アニメ『はいからさんが通る』(1978) vol.1

2020-05-31 12:28:33 | マンガ&アニメ
「アニメまとめ」カテゴリー内に追加します


「シーズン1」てなっていて、2、3と続くのかと思いきや全42話で完結

実際、観てみると、私、アニメで今作を観るのは初めてかも?
原作の繊細な線のイメージが強くて、アニメの画に記憶がない
ストーリーはそこそこ覚えてるんだけど

実写版は、阿部寛さんが忍役で、今考えると笑える(失礼

『はいからさんが通る』(1987)


この矢絣(やがすり)の袴に憧れたなあ
短大の卒業式はこのスタイルだったのに
私はこうしたイベントをすべて軽視しているため
レンタルで一番安いのを選んで、淡いピンクの無地にした
矢絣は高いんだよね 人気だからか?

それに合わせた巾着の持ち方も分からず
ヒモをびろ~んと垂らしていたら
実家が呉服屋の友だちから、たぐって持つものだと教えられてなるほどと感心した


***


<主題歌>(アニメver.はなかった
オープニングテーマ ♪はいからさんが通る
エンディングテーマ ♪ごきげんいかが? 紅緒です
作詞 中里綴 編曲 山口ますひろ 作曲・歌 関田昇介


<キャラクター>
花村家​
花村紅緒
花村少佐 父​
ばあや​

藤枝蘭丸 紅緒より1歳下の幼馴染 歌舞伎の女形役者​
北小路環 紅緒と同じ女学校に通う親友。華族出身​
牛五郎 人力車引き 紅緒の子分

伊集院家​
伊集院忍 紅緒の許婚​→シベリア小隊長
伊集院伯爵 祖父​
伊集院伯爵夫人 祖母​
如月 奥女中​​
天丸、地丸 忍の愛犬

高屋敷 ライオン丸 忍の親友
スミレ組
花乃屋吉次 柳橋の芸者
インネン中佐→満州 大佐
大河内中将

シベリア
駐屯地司令官
分隊長 鬼島軍曹

冗談社​
青江冬星 社長兼「冗談倶楽部」編集長​

サーシャ・ミハイロフ侯爵​
ラリサ サーシャの妻​
狸小路伯爵



【内容抜粋メモ】

※画像は適当にイメージっぽいものを拾って貼りました
(スクショも撮れないのか・・・


●第1話 紅緒は花の十七才

大正7年
帝国陸軍軍人・少佐の娘・花村紅緒は
1歳下の幼馴染で歌舞伎の女形役者の藤枝蘭丸に剣術を教えている
父もアゴのないばあやも紅緒のお転婆ぶりには手を焼いている








学校まで自転車で行く途中、転んで、ハンドルまで取れてしまったところを
金髪の青年将校に見られて、大笑いされ
女性を笑うとは品格がないと平手打ち







学校では、浴衣を縫う裁縫の宿題のを忘れて
廊下で水を持って立たされる紅緒

女教師が「女子は後々殿方に選ばれて嫁に行く」と教えていると
北小路環(華族出身の秀才)は「元始女性は太陽であった」という平塚らいてうの言葉を用い

環:これからは女性が殿方を選ぶ時代ですわ と言い返したため
紅緒とともに廊下に立たされる




紅緒:
宿題はちゃんとしてきていたのに
あなたって、割と話せる人なのね

2人は生涯の親友となる


蘭丸と凧あげをしていると、木に引っ掛かり
誰も見ていないからと木に登っているところを
また金髪の青年将校に見られて怒った拍子に落ちて
お姫様抱っこされて助けてくれる




そのまま花村家に来て
父:彼は伊集院忍くん お前の許嫁だ と言い驚く紅緒





●第2話 おさらば駈落ち
忍の祖母と、紅緒の祖父は熱愛していたものの
公家と旗本の身分の違いで引き裂かれ
「今度生まれる者は結婚させよう」と誓うが、あいにく両家とも男児だったため
3代目にして、ようやく叶う約束と聞かされる







忍は祖母に
「なかなか元気のいい、いい方でした 祖母が喜ぶなら」と、婚約を承諾

家には毎日ラブレターが山ほど届くほどモテて
実は環も小さい頃から好きなのを言えないでいる

忍は花屋で紅花を見て、紅緒を思い出して花を買って贈る
それを見た環は、相手が誰とも知らずに焼きもちを妬く

紅緒はハンガーストライキ
雪の中、蘭丸が立っていて、小さい頃から好きだったと告白




蘭丸:でも、身分が違うし、1歳年下だし、こんな僕じゃイヤ?
紅緒:たしかに弟みたいにほっとけないし…

蘭丸:駆け落ちしよう、今夜! 僕は歌舞伎役者も、家も捨てる!

迷う紅緒のところに紅花が届き
添えられたカードの和歌?の意味を悪くとり
「バカにして!」と怒って駆け落ちを実行する


だいぶ走って逃げてもまだ品川




お腹が空いたところに金魚の入れ墨をした人力車引きの牛五郎が通りかかり
ケンカとなり、紅緒の圧勝
「親分になってくれ!」と土下座され引き受ける

「親分の盃を」と出された酒ですっかり泥酔
酒乱童子とか、おひきずりさんとかが意味もなく出てきて
今じゃアウトかもしれないけど
基本、スラップスティックなギャグマンガなんだよね

そこに少尉が仲間と入ってきて、蘭丸の本気の想いを知る
泥酔客にからまれて大乱闘になり、警官が来る




陸軍軍人の父に迷惑がかかると、少尉は、紅緒の手をとって逃げる
なぜか心ときめく紅緒

翌日はひどい二日酔い
蘭丸は熱を出して会えず
牛五郎は派手な声を出しながら人力車に紅緒を乗せて学校に送る





●第3話 恋の二日酔
牛五郎は男子禁制の校舎にまで入り気絶する女教師

環は紅緒が許婚から逃げるため、蘭丸と駆け落ちした話を聞き
自分にも意中の人がいるが結婚してしまうと打ち明ける




環:
幼馴染で、他にもいろいろ付き合ったけど
その人を越える人はいなかった
許婚の相手に会い、自分より劣るなら渡さない

それが自分とも知らずに応援する紅緒

才色兼備な環を振るなんてどんな奴か見てみたいと
相手が少尉とも知らずに、オペラデートについていく


●第4話 浅草どたばたオペラ
当時は浅草オペラが人気で男装女優が話題だった




オペラの最中に環は少尉のことが好きなんだから
婚約を解消すればいいと大声を張り上げるが、とぼける少尉

負けじと歌う人気歌手と音を上げるオーケストラ
客はこっちのほうが面白いと、最後は劇場中が乱闘になり、2人は追い出される
UFOまで飛んでる!!

まだ熱のある蘭丸は牛五郎のクルマに乗り
環から浅草オペラにいると聞き、男の勘がはたらく


●第5話 それいけ見習い花嫁
毎回、最初と予告に弁士のような解説が入る

「みるくほうる」にアイスクリームを食べに行こうと誘われると
食べ物に弱い紅緒はついていく
昔ながらのアルミ?皿に丸いアイスだ!

笑い上戸な少尉は
「一緒にいてこんなに楽しい人はいない」と紅緒を称賛するが
環は親友で傷つけたくないと訴える紅緒

少尉は自分の身の上を話す
日本人の父とドイツ人の母を持ち
引き裂かれて、母は他に嫁ぎ、どこかで暮らしている

父は自分を見ると母を思い出すのが辛く
旅ばかりで亡くなった






少尉を引き取ったのが祖父母
祖母の悲恋話を聞いて育ち、恩ある祖母の夢を叶えてあげたいと願ってきた

紅緒:それでは花村家なら誰でもいいラブレスではないか!と怒って店を出る


教師から「オール丁」の成績と言われて名案を思いついた紅緒は、環に話す
紅緒:行儀見習いに伊集院家に行けば、料理、裁縫すべてダメな自分を追い出すに違いない
環は喜んでキス攻めにする


●第6話 かりそめのウエディングマーチ
奥女中​​の如月が迎えに来ると、ハートのモンペに妙な化粧で現れる紅緒にビックリ




父は亡くなった妻が持っていた白い着物を渡す




父:
軍人の妻になるのだから、覚悟が必要だ
もう家に帰ることも出来ないだろう
元気に暮らせ と見送る

蘭丸に「すぐ戻る」と伝えると、「戻ったら結婚して」と言われる


●第7話 伯爵さま! ごめんあそばせ
自動車で入った伊集院家の屋敷は広大な領地の奥の城のようで驚く
女中らは「あれじゃ忍さまが可哀相」と噂する

祖母はこれで夢が叶うと涙で迎える
甲冑の置物かと思ったら、中に人が入っていて槍を向けられ
中は祖父でいきなり刀で襲われる





大正デモクラシーといっても、武士の世の中から急に明治維新で変われるものじゃない
 侍や軍人、公家・華族などの身分制度がまだまだ権威があった時代


祖父は元鹿児島の侍で、旗本の花村家の紅緒を毛嫌いする





犬が苦手な牛五郎
忍にしか懐かない2匹の犬を簡単に懐かせる紅緒







案内されたのはお姫さまのような豪華な部屋
食事のためにお召し変えをと言われ
如月の迫力に負けてドレスに着換え
たくさん食べて驚かせようと思ったら洋食
洋食のマナーを全然知らない紅緒はたじろぐ





●第8話 泣きません勝つまでは
音をたててスープをすすり、ステーキも切れず、如月の勝ち
その後、部屋にサンドイッチを持ってきてくれる少尉

紅緒:本当はメチャメチャにして追い出される計画だったけど、もう帰ります

少尉:
これしきで諦めるなんて紅緒さんらしくないですよ
古いしきたりの屋敷に新しい風を入れてほしい と頬にキス





翌朝 如月に4時に起こされる
屋敷のことはなんでも知っておかねばならぬと
まず掃除で部屋をメチャメチャにし
ジャガイモの皮むきでは、食べる部分がなくなるほど剥き
浴衣を縫うとヒドい出来で、紅緒の勝ち



●第8話 初めての胸のときめき
日に日にしごかれて痩せ細る紅緒
書道、華道、あらゆることを仕込まれて
ソファで眠っているのを見て、同情し、応援する少尉は
またお姫さま抱っこで部屋に運び、思わずときめく紅緒

牛五郎が実家で父とばあやに紅緒のことを聞かれて
どう答えていいか困っていると
「何不自由なく幸せにしている」という手紙を書いて安心させる紅緒
その親心に泣く牛五郎を見て、なにかおかしいと感じる蘭丸

洗濯を言いつけられて、元薩摩武士の祖父から
「女の着物を男の着物より上に干すとはなにごと!」と踏みつけられ
とうとう堪忍袋の緒が切れる
紅緒:なんたる男尊女卑 時代錯誤!




槍を持った祖父と、物干し竿?の紅緒が対決
祖母は慌てて少尉に止めるよう頼むが

少尉:
私の奥さんになる方はそんなに弱くありません
ご覧になっていてください


●第10話 召しませ愛の特効薬
勝負はみつまたの紅緒の勝ち
紅緒の目が息子に剣術を教えた時に似ていたと話す祖父

紅緒は祖父に怪我をさせたと帰り支度をしていると
あれくらい大丈夫だと慰める祖母

夜中に神経痛が悪化した祖父
ばあやも神経痛持ちで、犬も逃げるほど臭い漢方薬を飲ませ
寝ずの看病をして、翌朝治る




祖父:
なぜ旗本が嫌いかというと
妻は旗本の初恋の男が忘れられず
いつも夢見るように考えていたから

祖母:
なんと情けない! 私の初恋は終わったこと
あなたと子までなして愛しているのに
あなたはいつも仕事だといって避けていた

2人の誤解は解けてすっかり仲良くなる


●第11話 ようこそ嘆きの園遊会(パーティー)へ
園遊会で紅緒を友だちに紹介するという少尉
(この運転手の声ももしや999の車掌さん?!

忍の親友・高屋敷、通称ライオン丸は環に片思い






環:
公家に紅緒は向いていない
無理やり押し付けられた婚約はやめたほうがいい

少尉:
最初は祖母のためだった
僕は公家で君は華族
たまたま生まれただけの特権に疑問を持っていた

紅緒さんは夢を持って、それを叶えられる人
そんな人は初めてだ

少尉が紅緒を愛し始めていることを知りショックの環だが
環:紅緒は私の親友には変わりない と身を引く

あまりに心配な蘭丸は、蘭子と名乗って
どうしても紅緒付きのメイドになりたいと押しかける





●第12話 踊れ! 悩ましの美少女?!
祖父は蘭子を怪しむが、紅緒の知人で、踊りも出来るというと
園遊会に花を添えるために踊れといわれ
見事に踊ると、ライオン丸から蘭丸じゃないかと疑われる
紅緒は蘭丸に似ているからと真似るのがクセなのだと言って難を逃れる





如月からお風呂に入る時はメイドが背中を流すものと言われて慌てる
外で待とうと思ったら如月が押し込み、紅緒は“ナイン”を見られる





●第13話 恋は思案の帆かけ舟
メイドの部屋に眠る蘭丸は、褌丸見えで寝ているため
紅緒の部屋に仕切りをして眠らせる

翌朝、早く起きて掃除をしていると
何のためにメイドがいるのか!と怒る蘭丸

如月は美しく生けられた花々を見て蘭子がやったと知り
紅緒がやらないと意味がないと片付ける
怒った蘭丸は「糸くずが…」と如月のスカートを切り
赤パンツ丸見えになり逃げる如月

さすがに窮屈になってきた蘭丸は
紅緒と家に帰ろうといろいろやらかす

如月の背中に骨をつけて犬に追わせたり
家の中を犬と人力車で走ったり

そのお陰で如月は倒れて過労ではないかと言われる
大事な体だから気をつけてと気にかける少尉
紅緒は如月もばあやと同じいい人だと分かる

少尉:蘭丸くん、胸パッドがズレてるよ




蘭丸だと分かっていながら
同じ部屋に泊まってても気にしないのは
やっぱり想われていないからだと傷つく紅緒

その様子を見て、紅緒が少尉を想い始めていると気づく蘭丸


●第14話 思い乱れて花二輪
少尉を困らせようと右手の手袋を2つ渡して見送る紅緒

牛五郎:
少尉は連隊騎手
天皇から預かった旗を持つ係だから大変なことになる
紅緒の父も直属上官として大変なことになるのでは?


手袋を渡しにいく途中、ここいらを仕切るヤクザのスミレ組にからまれて
あわや刺し殺されそうなところを助けたのは、芸者キチジ




彼女も少尉を想っていたが、紅緒を見て
キチジ:所詮叶わぬ想い 少尉をよろしく と泣いて去る

影で芸者と会っていたことで焼きもちをやき
今日こそは出ていくと荷物をまとめ
その前にひと言、手袋のことを謝ると
ばあやが紅緒が出てからぼんやりして
父の手袋を左2つ渡したため、交換して難を逃れたと笑う少尉

蘭丸にはファンレター、少尉にはラブレター
紅緒には近所の子どもから「また木にのぼろう」という手紙が来て
笑う少尉にまた腹を立てる

キチジとは何もないと否定する少尉だが
婚約者とは名ばかりで、浮気のし放題+妻は子どもをたくさん生んで
夫の遊びには目を瞑る
なんて暮らしに耐えられない、と泣く紅緒

ばあやの手紙には
「紅緒さまのことはすっかり忘れて暮らしている どうか二度と帰らぬように」
と念を押してある心遣いに複雑になる


●第15話 さようなら古きものヨ
虫干しをしていて紅緒も手伝おうとするとやんわり断られる

父から渡された白い着物を虫干しすると懐剣が出てくる
紅緒:少尉に万一のことがあれば、これで死ねっていうの!?

紅緒が短刀を振り回すのを見てとうとう倒れる如月
医者を呼ぼうとすると

祖父:方位が悪い

紅緒:そんなの迷信です

祖父:
鳥羽・伏見の戦いで、薩摩隼人を率いていると
方位が悪く、川を渡ったために幕府軍に打ち勝った

紅緒:そんなの偶然 時代遅れ!

蘭子は老伯爵が一番大切にしている家宝の皿を1枚割ってしまい斬られそうになる
紅緒は残り9枚も割り、「手打ちにするなら私を」と身代わりとなる

そこに少尉が戻り、牛五郎は止めてくれと頼むが、成り行きを見守る
それを見て、自分を助けてもくれないのかと心で泣く紅緒



●第16話 いざさらば落第花嫁
紅緒は父から渡された白い着物に着替えて斬られる覚悟を決める
少尉はそろそろいいだろうと犬をけしかけて2人を止めるが
紅緒はもう我慢ならないと出て行く

紅緒:伯爵夫人の気まぐれで、少女の心を傷つけるのはお止めください!


紅緒を元気づけようと入った茶屋であんみつも食べない紅緒
そこにキチジが来て
紅緒:私は破断になったのでお返しします! と出ていく

キチジは少尉に電話をかけると
少尉:時間が解決してくれる


祖父が「お茶!」と言っても沈む妻、少尉、如月

如月:
御前に負けなかったのは紅緒さんだけ
もうあのような方はいらっしゃるまい


祖父は少尉に「お前は許婚 なぜ早く連れ戻さぬ!」
少尉は早速迎えに行く

実家に帰れば、今度は父から怒られると行き場を失う紅緒



●第17話 さすらいの花びら
蘭丸は弟子のもとに戻り、帝国劇場にブッキング
帝国劇場は明治44年に建てられた

父と久しぶりに親子ゲンカしているのを聞いて喜ぶばあや

父:
家にあっては親に従い、嫁しては夫に従い、老いては子に従う
日本の婦女子たるもの こうであらねばならぬ


父とケンカの末に家を出て、行くあてもなく
牛五郎はまた憂さ晴らしの酒に誘い飲み過ぎる紅緒
紅緒:軍人がなにさ!

隣りで飲んでいたのが少尉の直属上司と知らずにサーベルを折り曲げ
倒れた勢いで帽子の上に尻もちをつき、本格的に怒らせてしまう





●第18話 恨み買いますご用心
少尉はケンカ騒ぎが紅緒かと思い
見知らぬ女性が男にからまれた目撃者として警官から長々と事情聴取される

ようやく少尉は紅緒を見つけ、ケンカの相手は上官と分かる

少尉:帝国陸軍軍人が数人かかって女性に負けたとあっては示しがつかないでしょう と笑うと
元から髪を伸ばして軍人らしからぬ少尉を嫌っていたインネンは
この恨みを必ず晴らそうと出て行く





●第19話 つかの間の幸せ
昨夜の乱闘騒ぎをまったく覚えていない紅緒
少尉は自分の想いを今日こそ伝えようと思うが
少尉:こういうことはムードが大切だから、また今度 と仕事に出かける

乱闘で壊れたモノの請求書を持ってきた女将
少尉が中佐に渡す書類の中に紛れ込み
わざと請求書を回してきたと怒り心頭の中佐

日本軍もシベリア戦線に出兵することになるかもしれないという話を聞き名案を思いつく



●第20話 相合傘のお二人は?
紅緒に学校から電話があり
成績が低い上、出席日数が足りず、このままだと落第すると注意される

少尉がラブレターの束の中から1枚読み
「いつもの所で3時に」と電話しているのを聞いた蘭丸は怪しむ

紅緒は浮かれて竹久夢二の店?にウィンドウショッピングに出掛けると
少尉とキチジが会っているのを見る




キチジは中佐から少尉のことを聞かれ、何もなければいいがと心配
大丈夫、と肩に手を置き、やっぱり2人は懇意の仲と思い傷つく紅緒


その日から少尉を避ける
これまでモテてきて、真剣な想いを抱いたのは紅緒が初めてなのに
なぜ避けられているか分からず戸惑う少尉






久しぶりに学校に行くと、卒業も近く
クラスメイトは嫁ぎ先が決まり
先輩の紅緒から体験談を聞きたいとせがむが
話すことが何もないと泣く

環はそんなはずはないと慰める
自分は新婦人として生き、新しい恋を探すと
命短し 恋せよ乙女〜 と歌う

紅緒は決心して、学校帰りに花乃屋に寄りキチジを呼ぶ



●第21話 命みじかく悩み果てなく




キチジ:ここはお嬢さまの来る所じゃございません
紅緒:どんな所か見たくて

キチジに三味線をもってきた少女にいろいろ質問する紅緒
少女:歌や踊りより三味線が好きで習っています

紅緒:ここの子なの?
少女:いいえ 買われて来たんです でも今は幸せです

紅緒:買われて!? なのに幸せ?!

当時、東北は冷害で貧しい農家は家族が食うに困り
娘が器量良しだと芸者に売られることが多かった


父:離れて暮らすが、三度三度白いご飯が食べられるぞ

昭和初期まで続き、その後、二二六事件が勃発することとなる

紅緒:親に会いたいでしょう? と聞くと黙って座敷から去る少女
キチジも10歳からここにいると言う

紅緒は夕食にも帰らず、少尉は花村に呼ばれて、キチジのことを聞かれる

蘭丸:
紅緒さんは、寝言でもキチジさんの名を呼んで心を痛めている
ハッキリと話してもらおう!

キチジは、夫の写真を見せる

キチジ:
同じ村の生まれで裕福で学校を出て兵隊になった
ある日、花乃屋に来て、その場に少尉もいた

でも、先の世界大戦で戦死
私は生きる希望を失い自死をはかり、少尉殿が助けてくれたのです




少尉とキチジの疑惑が晴れて喜ぶ紅緒
父と蘭丸も安心する

天丸、地丸を連れて紅緒を探すと花乃屋にいると分かり
お座敷遊びで盛り上がり、身ぐるみはがされて帰る

キチジが目当ての中佐は、キチジが紅緒の座敷にいると知りまた憤慨


少尉はロシア語の本を読んでいる

少尉:
ニコラス皇帝が処刑され、内乱が起きている
それを治めるためにアメリカ、日本が参戦するかもしれない

地理的に言えば九州の軍隊が派遣されるだろう

(アメリカが参戦すると、もれなく日本もついていくんだな

紅緒:行かないで 好きですから
少尉:僕も好きですよ

紅緒:じゃあ、おやすみなさい
少尉:告白したのに分かってるのかなあ?


夜中に熱を出すも、翌朝は機嫌良く目覚めて
少尉と告白し合ったことも忘れて
メイドに絹の靴下をプレゼントする
当時、ナイロンストッキングはまだなく、絹靴下は女性の憧れの的だった

祖父母も早く孫の顔が見たいと喜ぶ
紅緒は父の目に狂いはなかったと礼を言う


大正7年 シベリア出兵が迫る
少尉は突然、1週間以内に小倉への転属命令が下る




紅緒は環らをお祝いパーティーに呼ぶが
少尉の転属の電話を受けて泣く

父からの電話でインネン中佐の恨みでも買ったかと聞かれ
酔って絡んだことが原因と分かり、たすきに槍を持って帝国陸軍に向かう


●第22話 散る花咲く花恋の花
●第23話 きのう天国、きょう地獄
●第24話 陸軍さん許せない!

牛五郎はばあやや環にも話して回る

担任教師:こういう時に泣くのはいつも女 軍国主義反対! と逆に引率するという

キチジも牛五郎から聞いて
命に賭けても2人を幸せにしなければと
組員も同行して大日本帝国陸軍に向かう

祖父母、蘭丸らも紅緒を追う

当の紅緒は保安官に呼び止められ、最近、狂犬病が流行っている
予防注射証明書がないなら、これから打ってもらうと止められる


第一師団の門前にはみんなが加勢しようと待っていて驚く




紅緒:
今まで我儘ばかりしてきた
みんなを巻き添えには出来ない
ここは私一人でインネン中佐に掛け合う



●第25話 行かないで! 少尉
インネンは紅緒が来たと聞いて逃げ回る
そこにオオコウチ師団長が来て、誰かも知らず事情を話す紅緒





少尉も呼び出され

師団長:
決まったことゆえ変更はきかぬが
男まさりの良い許婚をもったな

当時、日本は北方進出のきっかけとして大勢の兵士を次々送った


紅緒がいないことに気づいて
牛五郎:やけ酒を飲んでいるのでは?
蘭丸:あんみつをやけ食いしているのでは?
御前:百度参りしているのでは?
夫人:千人針をしてもらっているのでは?

紅緒が木の上で「自分のせいだ」と泣いているのを見つけて

少尉:
九州は近いし、お酒も美味しいから一度遊びにいらっしゃい
ずっと好きでしたよ と告白されて目がハート
笑っているほうが似合う ってアンソニーのセリフみたい・・・





蘭丸:
少尉がいない間は休戦です 僕が守ります
これは男と男の約束です と握手


出兵の日
祖父母と犬を頼むと言って出掛ける少尉
いろいろ考えたのに何も言えずじまいの紅緒は
戻ったら花嫁になります、と心に誓う


●第26話 女らしく! お酒をやめて
8.13 チェコ軍援軍のため少尉の師団がシベリア出兵という号外を読む

ロシア革命を止めるためぶ世界各国から出兵
その後4年にわたる長い干渉戦争となった

(今でも干渉戦争ばかりだよ


紅緒は再び陸軍に強引に入り、インネン中佐を探すが
師団長:彼は他にもいろいろあったため満州に行かされた

師団長の口癖の「あやや」「およよ」が移ってしまい
2人して「あやや」「およよ」と言い合いとなる/爆


ばあや:昔から何か願う時は、自分が一番好きなものを絶つのです

紅緒は少尉が戻るまで、原因を作ったお酒を絶つと誓う
祖父母がブランデーケーキ、ウイスキーボンボン、酒寿司を勧めるが断る

部屋で泣いてばかりいると牛五郎が少尉からの手紙を持ってきて大喜び

(youtubeのあやねさんが言ってたけど
 昔のアニメは展開が遅くて、酒絶ちだけで1話って…
 これでは、後半の盛り上がりがカットされそうな予感


●第27話 赤い夕日のシベリアで
少尉からの手紙をみんな読みたがり逃げ回る紅緒
ようやくトイレで読む




僕の紅緒さん
幸い僕の部隊はシベリアの端で平和です
広がる荒野を見せてあげたい(ステアみたいなセリフ
もともと日本には関係ない戦争なので
案外早く帰国できるかもしれません


マリンカという野いちごの白い花が同封されている

紅緒のことしか書かれていないが
家族がみんな自分のことは書かれていないかと聞くので
ウソの文章を伝えてみんな喜ぶ

その返事を書きながら、居眠りして
ヨダレの跡ですとまで書いて、久しぶりに笑う少尉




それを見て、ならず者の隊員らは面白くない
隊員:あんな実戦経験もないのが小隊長じゃ先が思いやられるぜ

なぜ、入れ墨まであるの?と思ったら
これもインネン中佐が集めたって
根に持つ人は怖いねえ…

鬼島軍曹らはちょっとからかおうと考え
少尉が整列と命令しても聞かずにケンカとなる




それを見た上官は少尉にビンタの嵐(水木サンの話を思い出す
殴るのは日本軍の日常茶飯事だったが
隊員の前で少尉が殴られるのは稀
部隊の威厳が損なわれるため

ワケを聞かれるが答えない少尉
鬼島:営倉は慣れてるから言えよ



●第28話 男の戦い女の戦い
駐屯地司令官から問い詰められ
少尉:後方部隊で腕がムズムズしていたので実戦訓練をしていました
司令官:では望み通り、近いうちに最前線に送ってやる!

自分たちをかばってくれたことで
鬼島らは、小隊長の行く所ならどこまでもついていくと結束が固まる


紅緒は「女らしくなって少尉を迎える」と決心し
茶道、華道などをして失敗ばかり


大正10年頃、♪かなりや などの童謡が流行した
(朝ドラとリンクしてる

社交界デビューも兼ねて舞踏会に出たらと言われる紅緒
御前がエスコートするが、御前も舞踏会は初めて
心配な蘭丸はドレスを着て紅緒をフォロー




誰も生きて帰ったことのない場所へと向かう少尉ら
第3部隊の小林二等兵がいないと気づく
(てか、前線までずっと歩いて行くの!?

馬で探しに行くと、熱が出て倒れている
少尉:言えば野戦病院に残れたのに
小林:仲間がみんな死にに行くのに自分だけ残れない

鬼島が来て自分が残るという
サイコロで決めると鬼島が小林と馬で行くことになる
周りは飢えたオオカミが鳴く荒野


紅緒は環から少尉は社交界の花形で
みんな結婚したがってたから敵だらけ
華族といっても華やかなものじゃないのよ と忠告




祖母のドレスを「時代遅れ」などと中傷される
紅緒はシャンパンをジュースだと思い
禁酒を破って飲んでしまう


鬼島は馬で戻り、少尉を部隊に連れて行く

鬼島:
そのサイコロは持っていてください
不思議と病気も怪我もしねえ

サイコロを返すと、周りを敵兵に囲まれる



●第29話 硝煙弾雨のシベリアで
ロシア軍に囲まれた2人は、窪地に隠れ
殴り合って鬼島は気を失い、少尉は1人おとりになって走る
気づけば叫んでも誰もいない状態







紅緒はシャンパンがお酒と分かり
やけになり、舞踏会はパイ投げ合戦と化す


●第30話 花と散る少尉の最後!
あんなに大勢に囲まれて銃で撃たれまくったのに少尉は無事ってあり得ない…

ロシア軍に囲まれたまま、後方部隊も来ず
食糧補給もないため、また歩いて本部まで戻るともぬけの殻
少尉らはおとりにされたと分かる




少尉:
これは日本の戦争じゃない
他の部隊に合流するために敵兵と戦わず
逃げることだけを考えろ
生きて日本へ帰るんだ!

なんとか部隊は森まで逃げるが、鬼島は足を撃たれる
少尉は助けに行き、槍に刺されて崖から落ちる






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