メランコリア

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大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』 第43回 「ヘルプ!」

2019-12-14 18:19:26 | ドラマ
大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』 第43回 「ヘルプ!」

脚本:宮藤官九郎
音楽:大友良英
ナレーター:ビートたけし(噺) / 森山未來(語り)

いきなりビートルズ


【内容抜粋メモ】

昭和37年
東京の景色は劇的に変わり始めた
首都高、新幹線の高架が頭上を通過
すべて突貫工事 2年後のオリンピックに間に合わせようと必死
しかし、国民の盛り上がりはいまひとつ
(今も同じく 騒いでいるのはメディアと政府だけ






オリンピックの広告塔を探していたタバタに呼ばれた五りんが面接に来てハイテンション
恋人・チエは岩田を見てひと目惚れ?

森西は聖火リレー踏査隊としてアテネ→シンガポールまで約2万km
13カ国を陸路で横断




タバタは五りんのオリンピック噺を聞く
父がオリンピック候補だったが満州で死んだことを話して宣伝部長に合格

五りん:
テレビに出ると芸が荒れるって言いますし・・・
病気療養中の師匠のことを思うと/涙

と言いつつ「古今亭五りんの五輪に挑戦!」にちゃっかり出てる
日紡貝塚をレポ 大松からボールをぶつけられるのを見て笑う志ん生






OPに映った武道館は造ったばかり?








若者が活躍の場を求めて組織委員会に大勢来る
早稲田の吹浦忠正は国旗のスペシャリスト

「第3回 アジア競技大会」




アジアの平和、相互理解を目指して設立された
女子円盤投げの表彰式で台湾の国旗を逆さまにあげてしまうハプニングがあった
政治的意図があるのかと問い詰められ、選手団の前でカクさんは土下座した

吹浦:正しい国旗を掲揚することこそ使命と考えて志願しました

「聖火リレーのコース」




ギリシャ・オリンピアで火がともされ、ギリシャ人のランナーによりアテネ空港へ
日本人ランナーが空港で聖火を受け取り→特別機でトルコ・イスタンブール
ベイルート→イラン・テヘラン→インド・ニューデリー→バンコク
→マニラ→香港→台北へ空路で回り、各国で聖火リレーを行う

占領下の沖縄に上陸
敗戦後、沖縄はアメリカの占領下だったが軍と交渉




→船で本土・鹿児島→広島→名古屋→東京
開会式当日、最終ランナーが点火
いろいろな名前が挙がる中、タバタにはカノウの「金栗」の声が聞こえる




アベベも来日
黒坂がサイズを測り足袋をプレゼント
アベベ:東京オリンピックでは金栗足袋を履いて走ります

河野は農林大臣になっている 今や政界の実力者




河野:
津島さんを辞めさせようとしているそうじゃないか
高齢を理由に辞職を求めていると聞いた

タバタ:それを言い出したのは川島大臣だ

河野:
お前のスタンドプレーが目に余る
オリンピックを私物化しているという声もある

川島はまた東に圧力をかける

6月 タバタはモスクワのIOC総会
女子バレーを正式種目に採用するよう説得するが
これ以上種目を増やすとスケジュールにおさまらないと反対の声

平沢:
世界的に女子の球技が盛んになっています
いい機会ではないでしょうか




女子バレーは正式種目に決定する

タバタは開催は5月と言うが、北欧は冬が寒くて不利と言われる
10月は日本は台風シーズンと反発するも
東京オリンピックは昭和39年10月10日に決定

五りんは弟子の息子だから「金栗四三の弟子子 五りんちゃん」と名乗る
志ん生:孫弟子ってんだよ!(w

今松・美津子:古今亭志ん生の弟子なのよ!

五りん:5月には師匠と僕で「二人会」もやる テレビ寄席で復活する




マリーの店で河野と会うタバタ ロシア土産はマトリョーシカw




河野:
津島おろしの首謀主はタバタだと記者の前で吹聴してる
川島は個人的恨みで動く男じゃない 政治がやりたいんだよ
(勝手にやればいいじゃん わざわざ妙な遠回りをしなくても


8月 第4回 アジア競技大会@ジャカルタ
東京オリンピックの前哨戦
インドネシアは国をあげて準備を進めていた




「日本代表選手団結団式」
252人の選手団 津島とタバタは現れない

「入国ビザが出されず、インドネシア政府 台湾、イスラエル締め出しか」とのニュースが流れる
スカルノ大統領は中国と仲良しで、台湾を排除(全然足並み揃わないねえ、アジア








「インドネシアは招待状もビザも出した」と主張

「国際陸連 ジャカルタ アジア競技大会は非公認」
「参加した選手を国際陸連から除名すると通達」というニュース

岩田:国際電話もつながらず、確認がとれない!

通訳アレンに新聞を読ませると「イスラエルにビザ出した」
タバタ:なら日本の新聞が間違えているのか?

翌日 実行委員会 インドネシア政府は回答を先延ばす


「開会式前日」
大選手団の日本の出方が問われる






津島:
日本の世論はボイコットに傾いている
IOCの名に傷がつく 日本は引き揚げる!

タバタ:
何かおかしい
ジャカルタについた途端に国際陸連が“出るな”と言い出した なにか裏がある

IOCのコメント:アジア競技大会を正式とは認めない 支援もしない

日本政府は岩田に怒り迫る
岩田:参加・不参加は現地に一任している
「組織委員会からもっと働きかけないと!」


「開会式当日」




現地のJOCは明け方になっても結論が出ない
すぐに出場する陸上選手たちはガマンの限界

「韓国は辞退したが、その他の国は日本の参加を指示すると約束しました」
「せめて開会式は出ませんか? 出ないとボイコットとみなされます」

アレン:中止になったら暴動が起こるよ

いきなり窓が割られて武器を持った国民が入って来る
「何年もかけて準備した大会を潰す気か!」
「オレの弟はリレーに出る 勝って、東京オリンピックに行くんだ!」

アレンはカノウのごとく見事に背負い投げ!

アレン:
逆らわずして勝つ
日本人は俺たちの味方だ 必死に考えているんだ
いい人たちだ 邪魔しないでくれ




岩田:いつの間にか政治問題にすりかわっている


「開会式 3時間前」

タバタ:
見ただろ、さっきのデモ隊
自分の国の政治が今どうなってるかも分かっていない
そんな連中に“政治とスポーツは別だ”なんて理想論が何になる?!
スタジアムと選手村は聖域なんだよ

オリンピックが二の足を踏ませるんだよ
政治的でも大手を振って歩くよ
それで東京オリンピックを取り上げられたら元も子もないじゃんね

岩田:
タバタさんは理想と現実の間で揺れてるんだと思う
前に理想のオリンピックを話してくれた
“名もなき予選で敗退した選手にすら生涯自慢できるような大会にしたい”
そんな理想から今いる場所はあまりにかけ離れてる

タバタからの電話が岩田に通じる
タバタ:カノウさん、何か言ってないか?

河野が川島もジャカルタにいると告げる

川島は大統領と会っている
日本選手団の宿泊先にデモ隊乱入の一報を聞くが
自分に任せてくれと笑う






川島:
どっちでもいいから早く決めましょうよ
政府なら僕がいるじゃないですか オリンピック担当大臣
しかし、僕が発言すると政治問題になりかねない

タバタ:
だったら引き揚げます
そう言ったらさぞかし困るでしょうな
スカルノ大統領とずぶずぶの関係にあるオリンピック大臣は
みんな知ってることじゃんね

***

裏で動いているつもりでも、大勢が関われば
どこからか洩れて、歴史に刻まれる

まあ、この話もフィクションだから、どこまで事実か分からないけれども
国、政府が関わるとロクなことにならないのは古今東西変わらない

***

東は元々ボート競技の名手でスポーツ生理学の専門家
(東さんも俳優みたいな甘いマスク




日記には激動の日々をブレずに歩む姿が記されている
「タバタくんとともに壇上に立ち、挨拶」




孫:
何時に帰宅、入浴、夕食 非常に細かく書いてあります
夜のお酒もメスシリンダーで計った量しか飲まない 謹厳実直(!

非常に厳しい人ですけど、我々、孫には厳しくも温かい
普通のおじいちゃんでしたね





三男・博彦さん:
タバタさんのお名前はしょっちゅう聞いてて
仕事の内容より「タバタさんがこういうことをやったよ」と

都知事立候補に反対だった博彦さんはタバタから説得された

博彦さん:
「家族の意向としては反対です」と伝えた
タバタさんは本当によく話を聞いてくださった

あんたがたの言うことも分かるけれども
東京オリンピックの持つ意義というものを
よく諄々と話してくださいました

2人は平和への思いを胸にアジア諸国との交渉に臨んだ








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幸村ヒーロー伝説 真田十勇士!@ねこねこ日本史

2019-12-14 18:00:00 | テレビ・動画配信
徳川家康をあと一歩のところまで追い詰めた戦国武将




そんな幸村には頼れる10人の仲間がいた
徳川幕府の江戸時代になっても幸村の人気は高かった

真田家の家紋 六文銭
猫は丸い輪の中になぜか入りたくなるww




この幸村ブームに火をつけたのが「難波戦記」
豊臣家と徳川家の最後の戦い「大坂の陣」を描いた物語で幸村が大活躍する






侍:
けしからん! 真田は徳川家に逆らったのにゃ
そのファンは取り締まるのにゃ!

ファン:
でも幸村様は架空の人物だから
フィクションだからファンになってもいいのにゃ

(だから他の大河では同じ時代を取り扱ってるのに幸村が出てこないのか?


ここに「難波戦記」の工夫があった
実は、この武将の名は真田信繁だが
本では幸村という名前に変えていた
取り締まられないよう苦肉の策だったのかも

この「難波戦記」の大ヒットにより
本人よりも幸村と言う呼び名が有名になったと言われている

「真田三代記」
その後も幸村人気は衰えることがなく(カリカリまである!




多くの物語が綴られるうちに頼れる仲間十勇士が創作された
ベーシックな十勇士物語を紹介しよう

上田城
時は秀吉が天下を手に入れつつある頃




幸村は猿飛佐助に密かに命令を出した

幸村:
秀吉公は平和な世を目指している
だが世はまた乱れる気がする
そのためには優秀な人材を集めておかねばならない

サスケ:スカウトの旅に出るのにゃ!

ちなみにこの時幸村はサスケの他に7人の仲間を集めていた
あと二人

力自慢の三好清海入道が付き添うことになった




三好伊佐入道とは唯一の兄弟
早速、由利鎌之介と遭遇

大泥棒・石川五右衛門@南禅寺
(もしかしてルパンに出てくる五右衛門のご先祖様!?




ここで明かされる新たな事実

実は猿飛佐助は甲賀忍者の実力者
戸沢白雲斎の数少ない弟子であった

五右衛門は伊賀忍者 百地三太夫の弟子
まさに運命の対決

「負けたほうが相手の家来になるにゃ」

なんとなくサスケの勝ち
でも五右衛門は仲間に出来なかった




ところが五右衛門の兄弟子 伊賀忍者 霧隠才蔵が仲間になった
「南蛮人ぽいにゃ」
「私、生まれはイギリス ブリティッシュショートヘア」




霧隠才蔵は作品によって設定がコロコロ変わる
ある意味愛されキャラである

これで10人揃ったにゃ

穴山小助 幸村の側近で、武田家家臣の流れを汲むという設定




穴山:大変です! 真田家が九度山に追放となりました

実はサスケたちが旅をしている間に「関ヶ原の戦い」が勃発
負けたほうに味方していた真田幸村と父昌幸は九度山へと追いやられてしまった
(楽しそうに走ってるww




「とりあえず帰ってきてください!」
猫は動揺すると顔を洗う

この後、幸村たちを待ち受けるのは大阪城落城と共に命を散らす運命




しかし「真田十勇士」はひと味違う

望月六郎、根津甚八:我等、幸村さまの影武者!






本物は秀頼を連れて大阪城を脱出していた
「このまま薩摩へと逃げ延びましょう」
十勇士の一人、筧十蔵は銃の扱いに長けている
海野六郎はあまり活躍していない






その後、幸村達は穏やかに生き延びた
これが「真田十勇士」の物語である
でも本当の幸村がどうだったかはやっぱり分からない

「真田十勇士」は「西遊記」の要素も取り入れられていて
サルトビサスケは孫悟空をイメージしています



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