■職場を襲う "新型うつ"@NHKスペシャル
最近、興味があるせいか、この手の番組は予録して見るようにしている。
今回は、うっかりしてて、親友のメールで気づいたけど(ありがとううう!
以下は、番組を見ながらのメモなので、正確性に欠けるかもしれないのはご了承くださいませ
仕事を突然休むなど、うつ傾向のある社員がいる企業を調査した結果、いると答えた企業は「約65%」

休んだ社員をカバーする人員がいなくて企業も疲弊しているのが現状。
心の弱さを鍛えるために自衛隊
で訓練させたりしている会社もある(逆効果では・・・?
休業中に会社の福利厚生を利用して、海外旅行に行くなど、普段の生活には支障がないように見える社員も多く、
「病気療養中は、治療に専念するべし」と就業規則で決めても効果が上がらない。
ホワイトカラーだけじゃなく、肉体労働系にも増えている。
上司らが「家庭訪問」までして仕事復帰を促しているが改善せず。
不規則な食事・睡眠も助長して、「育て直し」が必要と思われている。
「若者は時代のカナリア」(時代の先取り)であり、早急な解決策が必要。
周囲からは「怠け者」「ヤル気がない」ように見え、これといったパターンが見当たらないが、
「家庭環境」が大きく関わっているのではないかと推測。
精神科医の診断では、症状は鬱と同じだが、同じ抗うつ剤では効かない
いっそう本人を追い詰め、人を責める。
IT企業の一例をドラマ化して紹介してた中に、鶴見辰吾まで出てた!
驚
【あらすじ】
ある新人社員Aは、上司から言われた小言が原因で自信を失い、長期休職してしまう。
不眠もあって、病院で「うつ病」と診断されホッとする。
ブログで会社や上司の悪口を書きまくって、そのブログはランキング1位となったが、
一時期は、同情的で賛同するコメントが多かったものの、次第に中傷や荒らしも出てくるようになる。
そのブログが会社にバレ、「解雇通告も考える」と言われ、さらに逆上する
オフ会に集まった4~5人の中で、もっとも理解のあった女性は実は臨床心理士で、
社員Aは、典型的な「新型うつ」だと教える。
高度経済成長期に産まれ、少子化、核家族化の中で過保護に育ち、他人とぶつかる機会もなく就職し、
ちょっとしたトラブルで自信を失い、心のバランスを崩していくのだと説明。
自分の生育歴に思い当たるものがあった社員Aは復職し、コミュニケーション不足を後悔して
何度も連絡をとってくれていた上司から「これからはもっと互いに話し合おう」と言われ、礼を言う。
【昔と今との違い】
1.昔のうつ病患者の性格傾向:「責任感が強い」「真面目」
ひきこもりがちになる
新型:「自己中心的」「他罰」→自傷、不全感、軽い自殺未遂を起こす
「社会の病」:社会構造の変化と密接に関係し、本人の生き方そのものと関係しているため、症状の区別が曖昧になり、治りにくい。
2.昔のうつ病にかかる原因:長時間労働、失業や、身近な人の死等の強いストレス
新型:ささいなことで発症(考え方・性格に原因がある
3.昔の社会構造との関連性:高度経済成長期は生産性重視。働けばモノが手に入る(これってわたしが父に書いた手紙とまったく同じだ
新型:不況で企業もかつかつなため、充分な社員教育が不可能
New Economy:空気を読むなど、コミュニケーションスキルが重視され、適応のあり方が複雑化している
(喋るのが苦手、コミュニケーションが苦手な人には生きづらい時代
4.教育改革:90年代から始まった「新学力観」=得点より意欲を重視・優位とする
→周りからどう見られるか異様に気にしなければならない
→他者と比較してばかりで、「自己肯定感」の低さ、自信のなさが根底にある
自分の意志でやり遂げる経験が乏しいため、小さいことで自信を失ってつまづく
日本の子どもの「自己肯定感の低さ」は、世界と比較して突出している
5.昔の幸福観:勉強して→いい会社に入る=幸せ
現代:この20年間で、それが幸せとは言い切れなくなった
自分を作っていかなければならない時代
親子関係が大きく関係している
・親からどう見られているかを極度に気にして育ってきた。
・「イイ子症候群」:言われたことをちゃんとする「手のかからないイイ子」にうつ病が多い、というのは、精神科医の常套句
驚
周囲にアンテナを張り巡らせて、配慮し、ぎこちなく振る舞っている子どもに周囲が気づかない(このような闇は根深い
・母親の言いなり
自信のなさ
注意されたりするとバカにされたような気がして、他者を責め、自分を守ろうとする。
・様々な価値観との折り合いがつけられない
・自己紹介文にも母親の人間像を書いてしまう
・自分の感情がまったくない。空洞化していることに気づいて愕然とする
親の非常に教育的な厳しい「倫理観」が絶対視されていて、そこから動けない
・「柔軟性」がなく、倫理観にすがって状況を判断し、自分を苦しめる
【実例のカウンセリング】
長期休職で治療中の娘が書いた悪口日記を読んだ母親は愕然とし、娘の話をじっくりと聞き始めた。
「わたしにも同じことがあった」と母が話したことで、
「親もすべて正しい人間ではない」「人間はみんな間違えることがある」と娘は理解した。
「職場にもそれぞれのルールがある」と納得して復職した。
患者の精神的な幼さ、核家族化、ゆとり教育など
人から怒られたり、ぶつかり合う経験が少ない
思い込みに囚われると、物事の全体が見えなくなる
「人薬」:相談する人間の存在が大切
本当にいいのは、カウンセラーなどではなく、親密な会話が出来る仲間や同僚
「仕事薬」:自分で成し遂げたという自尊心、自己肯定観を仕事から与える
【新しい企業の動き】
・うつ病傾向があるかどうか社内でチェックする(これはどうなの?
・うつ病社員に合った配属先を定期的に話し合う
例:データ入力が得意だがコミュニケーションが苦手な男性
自分のペースでできる仕事を与えて、長期間労働が可能になった
・会社側としては、1人1人のために仕事を作るのは、すごい労力が必要だが、メンタル面には非常に良い
企業も個人に合わせることが重要。
・現代の若者は、昔のように「エリート」や、「金持ちになりたい

」などという願望はなく、
安定した場所で、仲間と働きたいと思っている。
(この社会学者の青年は、若いのに的確に、ズバっとポイントを突く発言をしているなあ!驚
・総合職だけで占めるのではなく、一般職を男女平等に提供し、働く意欲のある人のニーズにも応える。
・中小企業側のおじさんからの「うつ病患者のカバーで周りに負担がかかっているのが現実」という意見が出て、
「むしろ、その考えが時代遅れ」だと指摘されていた。
「日本は“会社”でものを考えてしまうが、これからは“労働の質”の問題。
超えられないもの(親・会社など)にぶつかりながら、自分の論理力・屁理屈力・悪口力?を鍛える
成長につながる
理不尽な拘束を排除する
誰も認めてくれなくても、わたしはこれでいいんだと思える自分を作った時、
初めてコミュニケーションが豊かに組み立ってゆく
「甘え」や「怠け」と決めつけずに向き合っていく必要がある。
1月まで働いていた激務のカタログ仕事でも、急に欠勤したり、連絡もせず昼から出社してくるコや、
途中でとうとうダウンして、有給休暇を全部消化してたコがいたな←ちなみに同じ双子座で生真面目なコだった
みんな、あれからどうしてるかなあ???
その前の、校正の仕事場でも、会社に来なくなって、そのまま辞めてしまったコがいたのも思い出した。
昔ながらの社会や会社構造じゃ働きづらくなってきてるんだ。世の中は刻々と変化しつづけてるんだもの。
戦前・戦後を生き抜いてきた父世代は、粗食で育ってカラダも丈夫で長生き、福利厚生も充分、
たいがいのトラブルも仕方ないと我慢できたかもしれないけど、わたしはそんなに頑張りきれないのです。。
最近、興味があるせいか、この手の番組は予録して見るようにしている。
今回は、うっかりしてて、親友のメールで気づいたけど(ありがとううう!

以下は、番組を見ながらのメモなので、正確性に欠けるかもしれないのはご了承くださいませ

仕事を突然休むなど、うつ傾向のある社員がいる企業を調査した結果、いると答えた企業は「約65%」


休んだ社員をカバーする人員がいなくて企業も疲弊しているのが現状。
心の弱さを鍛えるために自衛隊
で訓練させたりしている会社もある(逆効果では・・・?
休業中に会社の福利厚生を利用して、海外旅行に行くなど、普段の生活には支障がないように見える社員も多く、
「病気療養中は、治療に専念するべし」と就業規則で決めても効果が上がらない。
ホワイトカラーだけじゃなく、肉体労働系にも増えている。
上司らが「家庭訪問」までして仕事復帰を促しているが改善せず。
不規則な食事・睡眠も助長して、「育て直し」が必要と思われている。
「若者は時代のカナリア」(時代の先取り)であり、早急な解決策が必要。
周囲からは「怠け者」「ヤル気がない」ように見え、これといったパターンが見当たらないが、
「家庭環境」が大きく関わっているのではないかと推測。
精神科医の診断では、症状は鬱と同じだが、同じ抗うつ剤では効かない
いっそう本人を追い詰め、人を責める。IT企業の一例をドラマ化して紹介してた中に、鶴見辰吾まで出てた!
驚【あらすじ】
ある新人社員Aは、上司から言われた小言が原因で自信を失い、長期休職してしまう。
不眠もあって、病院で「うつ病」と診断されホッとする。
ブログで会社や上司の悪口を書きまくって、そのブログはランキング1位となったが、
一時期は、同情的で賛同するコメントが多かったものの、次第に中傷や荒らしも出てくるようになる。
そのブログが会社にバレ、「解雇通告も考える」と言われ、さらに逆上する

オフ会に集まった4~5人の中で、もっとも理解のあった女性は実は臨床心理士で、
社員Aは、典型的な「新型うつ」だと教える。
高度経済成長期に産まれ、少子化、核家族化の中で過保護に育ち、他人とぶつかる機会もなく就職し、
ちょっとしたトラブルで自信を失い、心のバランスを崩していくのだと説明。
自分の生育歴に思い当たるものがあった社員Aは復職し、コミュニケーション不足を後悔して
何度も連絡をとってくれていた上司から「これからはもっと互いに話し合おう」と言われ、礼を言う。
【昔と今との違い】
1.昔のうつ病患者の性格傾向:「責任感が強い」「真面目」
ひきこもりがちになる新型:「自己中心的」「他罰」→自傷、不全感、軽い自殺未遂を起こす
「社会の病」:社会構造の変化と密接に関係し、本人の生き方そのものと関係しているため、症状の区別が曖昧になり、治りにくい。2.昔のうつ病にかかる原因:長時間労働、失業や、身近な人の死等の強いストレス
新型:ささいなことで発症(考え方・性格に原因がある
3.昔の社会構造との関連性:高度経済成長期は生産性重視。働けばモノが手に入る(これってわたしが父に書いた手紙とまったく同じだ

新型:不況で企業もかつかつなため、充分な社員教育が不可能
New Economy:空気を読むなど、コミュニケーションスキルが重視され、適応のあり方が複雑化している
(喋るのが苦手、コミュニケーションが苦手な人には生きづらい時代
4.教育改革:90年代から始まった「新学力観」=得点より意欲を重視・優位とする
→周りからどう見られるか異様に気にしなければならない
→他者と比較してばかりで、「自己肯定感」の低さ、自信のなさが根底にある

自分の意志でやり遂げる経験が乏しいため、小さいことで自信を失ってつまづく
日本の子どもの「自己肯定感の低さ」は、世界と比較して突出している
5.昔の幸福観:勉強して→いい会社に入る=幸せ
現代:この20年間で、それが幸せとは言い切れなくなった
自分を作っていかなければならない時代
親子関係が大きく関係している
・親からどう見られているかを極度に気にして育ってきた。
・「イイ子症候群」:言われたことをちゃんとする「手のかからないイイ子」にうつ病が多い、というのは、精神科医の常套句
驚
周囲にアンテナを張り巡らせて、配慮し、ぎこちなく振る舞っている子どもに周囲が気づかない(このような闇は根深い・母親の言いなり
自信のなさ
注意されたりするとバカにされたような気がして、他者を責め、自分を守ろうとする。・様々な価値観との折り合いがつけられない
・自己紹介文にも母親の人間像を書いてしまう
・自分の感情がまったくない。空洞化していることに気づいて愕然とする
親の非常に教育的な厳しい「倫理観」が絶対視されていて、そこから動けない
・「柔軟性」がなく、倫理観にすがって状況を判断し、自分を苦しめる
【実例のカウンセリング】
長期休職で治療中の娘が書いた悪口日記を読んだ母親は愕然とし、娘の話をじっくりと聞き始めた。
「わたしにも同じことがあった」と母が話したことで、
「親もすべて正しい人間ではない」「人間はみんな間違えることがある」と娘は理解した。
「職場にもそれぞれのルールがある」と納得して復職した。
患者の精神的な幼さ、核家族化、ゆとり教育など
人から怒られたり、ぶつかり合う経験が少ない思い込みに囚われると、物事の全体が見えなくなる
「人薬」:相談する人間の存在が大切本当にいいのは、カウンセラーなどではなく、親密な会話が出来る仲間や同僚
「仕事薬」:自分で成し遂げたという自尊心、自己肯定観を仕事から与える【新しい企業の動き】
・うつ病傾向があるかどうか社内でチェックする(これはどうなの?

・うつ病社員に合った配属先を定期的に話し合う
例:データ入力が得意だがコミュニケーションが苦手な男性
自分のペースでできる仕事を与えて、長期間労働が可能になった・会社側としては、1人1人のために仕事を作るのは、すごい労力が必要だが、メンタル面には非常に良い

企業も個人に合わせることが重要。
・現代の若者は、昔のように「エリート」や、「金持ちになりたい


」などという願望はなく、安定した場所で、仲間と働きたいと思っている。
(この社会学者の青年は、若いのに的確に、ズバっとポイントを突く発言をしているなあ!驚
・総合職だけで占めるのではなく、一般職を男女平等に提供し、働く意欲のある人のニーズにも応える。
・中小企業側のおじさんからの「うつ病患者のカバーで周りに負担がかかっているのが現実」という意見が出て、
「むしろ、その考えが時代遅れ」だと指摘されていた。
「日本は“会社”でものを考えてしまうが、これからは“労働の質”の問題。
超えられないもの(親・会社など)にぶつかりながら、自分の論理力・屁理屈力・悪口力?を鍛える
成長につながる理不尽な拘束を排除する

誰も認めてくれなくても、わたしはこれでいいんだと思える自分を作った時、初めてコミュニケーションが豊かに組み立ってゆく

「甘え」や「怠け」と決めつけずに向き合っていく必要がある。
1月まで働いていた激務のカタログ仕事でも、急に欠勤したり、連絡もせず昼から出社してくるコや、
途中でとうとうダウンして、有給休暇を全部消化してたコがいたな←ちなみに同じ双子座で生真面目なコだった
みんな、あれからどうしてるかなあ???
その前の、校正の仕事場でも、会社に来なくなって、そのまま辞めてしまったコがいたのも思い出した。
昔ながらの社会や会社構造じゃ働きづらくなってきてるんだ。世の中は刻々と変化しつづけてるんだもの。
戦前・戦後を生き抜いてきた父世代は、粗食で育ってカラダも丈夫で長生き、福利厚生も充分、
たいがいのトラブルも仕方ないと我慢できたかもしれないけど、わたしはそんなに頑張りきれないのです。。

