『干し芋が美味しそうに仕上がったね』、先日、茹でて切り干しにしたサツマイモ、玄関先で藁を敷いた箱に詰め替えをしていたら、隣のおばちゃんが回覧板を届けに、『あとで干し柿を持ってくるから、少し干し芋を頂戴をするかな』、『農産物販売所に出品して、小遣いを稼ごうと思ったんだが、干し柿も食いたいから少しあげるよ』、ガハハハハ
切り干し大根や芋茎、干し柿などもこの時期の風物詩、お天気続きで空気も乾燥、いい按配に仕上がって、こうして物々交換、『おばちゃんは、化粧はしなくても若々しいな』、『わしかね、もう水気はなくなり、肌も皺だらけ、体も干し柿みたいだよ』、ガハハハハ
『さつま芋は焼き芋が一番美味しいよね。昔は炉端の灰にくべて、ゆっくり時間をかけて焼くと甘味が出てね』、『そう言えば、さつま芋は煮たり蒸したり高い温度で料理をすると、甘味が逃げるから、ゆっくり熱を加えると、甘くなる話しをよねさんがしていたことがあったな』、『よねさんは、よく知っているよ。椎茸も生よりも干したものが栄養価が高いとかで、それも晩冬に収穫するどんこ(冬茹)は肉厚で旨いと、縁先に笊で自然乾燥しているよ』、ガハハハハ
『俺も一昨年、ほだ木5本に駒を打ったが、昨年末に15個ほど採れてな、生で味噌汁や鍋物に入れたが旨かったな』,『どんこの生はもう無いだろう?』、『ああ、無いな。よねさんの家にはあるかもな』、『聞いてみるかな?。じゃ干し芋を頂戴するよ。あとで干し柿を届けるからね』、美味しい物を美味しく食べる口伝、いつまで残されるか、立ち話で何かと勉強もさせられすわ。ガハハハハ =放念の翁=
明治、大正生まれの女性は、お料理が上手でしたね。
ご飯も火加減でお米が立ち、大豆や小豆などもふっくら、そしてお漬け物の塩加減など全てが体感で、レシピで作っても同じ味にはなりません。
祖母や母親の食事を食べたいです。
手作りとは食材を知り尽くした人の好み、その「塩梅」がおふくろの味でした。
食材そのものが昔と全く味覚が違ってしまいましたから、祖母や母の味は再現が出来ないでしょうね。
田舎のおばちゃん達の知恵袋もなかなか面白いですね。聞いてためになります。
この間、テレビで、干し芋を七輪であぶって食べていた人がいました。すごく香ばしそうでした。
贅沢の極みですね~
干し芋も干し柿も、作者の顔が写ってる~
先日のお漬物も然り~美味しさが写ってるわ~ガハハ[E:dash]
干し芋は美味しいですねー。
わたしもオーブントースターで焼いたのが好きです。
干し柿ですが「スライス干し柿」なるものを、福島から取り寄せて食べました。
美味しいですよー。
皆さんが手作りされるのは、もっと美味しいでしょうね![E:happy01]
古老の食生活は、超科学の知識なのですね。感性が鋭い、ですから天気予報も気象庁よりも確度がたかいです。
科学は全て計算の上で成り立っていますから、温もりがありません。
手垢や鼻水が味覚を高めているのが、手作りの良さです。
作業をしているところを見ては、口に運べない??、でもその温もりが美味しいですね。
子育ても、愛情の注ぎ方が違いました。
この頃は、魚の干物まで機械乾燥、太陽の光の化学反応で食物の旨味を引き出してくれます。
それも時間をかけてゆっくりと。
煮物も焼き物もご飯も、美味しく食べるのは火加減次第、ただ、ガスや上水道では無理でしょうがね。