『（看護師） こんにちわ、翁さん、奥様を愛してられるようで、ご精
勤ですね。先日の大雪の日もお出かけに、奥様幸せですよ、ホホホホ。それにお元気になられて、お食事も毎回完食をされて。それで内緒で差し入れのお菓子まで食べている、分かってますからね、フォフォフォ』
『やあ、お世話様。まあね、冬はさしたる仕事もないし、一人では 家で暖房も勿体ない。婆さんもこの時期は病院の方が過ごしやすい、通院の面倒もないからね、ガハハハ。まあ時には朝飯の残りの弁当を持参して俺の昼食、外食は一人で食べても美味しくない。そうだ、今度貴方と食事をしようか？』
『いえいえ、翁さんは奥様が気になるからですよ、私もそんな夫婦になりたいと思いますよ、ホホホホ。あの、お弁当をご主人が食べるのは勝手ですが、奥様には駄目
ですからね。毎日新幹線でここまで？、どちらからでしたっけ？、ええ青森ですか？、それ にしては東北弁を訛らないですね、どちらかと言えば上州弁？、ホホホホ』
『今日の病院のお昼はコロッケに野菜のお浸し？、学食の方がまだ美味しそうだね。俺が２０年ほど前に入院した都内の病院は、うな重とかサーロインステーキ、チャンポン麺が出たな、フルーツはメロンとか、ガハハハ。ええ？、病院から抜け出して外食した？、当たりだ、貴方は読みが深いね』
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あとがき＝病院の近くのショッピングモールで殆ど買い物が出来る、ゴルフ練習場もすぐ傍だし、喫茶店もね、ガハハハ＝＝放念の翁