新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

いつもなら金木犀の香りがしてくる頃だが、今年はまだ。不順な気候のせいだろうか?

2013-09-28 10:26:39 | 日記
  

  ○曼珠沙華咲き満つ中の蕾かな


  ●澄みし気に沈まぬやうに蝶飛びぬ


  ○飛びし距離振り返へ見たる蝗かな


  ●佇めば背に妻きたり良夜かな


  ○桔梗の咲くやいなやのささめごと


  ●ねじれ解きそろりと開く月見草


  ○我来るをぎりぎり待ちて飛蝗飛ぶ

台風が過ぎ去ったあとの爽やかさを久しぶりに味わった。十五夜も素晴らしかった。

2013-09-21 10:15:37 | 日記
  

   ○サフランのゆゆしき誘い赤い蕊


   ●オブジェ見て行きつ戻りつ赤蜻蛉


   
   ○荒れ野すら夜はうつくし虫の声


   
   ●骸骨の手に握られる曼珠沙華

  

○風の秋散歩の道はやや登り


   
   ●浮石の亀もまじりて月の客


   
   ○えのころの先に残りし朝の露

芸術の秋ということで、二科展と栖鳳展に行ってきた。栖鳳の力強い作品に元気をもらった。

2013-09-14 10:28:27 | 日記
   

   ○秋づくや亀に夜食をせがまれぬ


   ●秋気配風で知りをる年齢になる


   ○赤とんぼ青空に嵌季を変える


   ●秋気澄むすぽつと入るシューズかな


   ○日暮急しらがたろうは忙しや


   ●きじばとやボレロリズムで鳴きてみよ


   ○天ひろく花野もひろく風渡る


   

雷雨、竜巻、豪雨。この夏は変だ。地下室のドライエリアのモーターを急遽直した。

2013-09-07 09:54:35 | 日記


    ○大夕焼ジェット雲引く二百人


    ●秋海棠咲いてるように活けにけり


    ○秋の声聞こえる齢になりにけり


    ●夏祭り帰郷の人で村弾む


    ○西日中影急き立てる家路かな


    ●秋天に白きボールの融け込みぬ


    ○ねこじゃらし風任せなる垂れ穂かな