今年は柿の実りが良い。こんなに実をつけて枝が折れぬかと心配する。 2009-10-31 09:55:56 | 日記 ●数珠玉や糸で繋ぎて母思う ○猫の目の高さに赤き万年青の実 ●雑木紅葉独歩になりて眺めたり ○秋深し亀右回りに日を追いし ●秋の蝶季節区切りの祭りの日 ○実の垂れる柿の木ぐっと支えたり ●藪枯し正体見せし野分後
近くの公園で翡翠をみた。碧い羽が素晴らしかった。散歩はこうした自然との嬉しい出会いがある。 2009-10-24 10:09:44 | 日記 ●柿の実の朱色は葉より集まりぬ ○新蕎麦や箸割りながら打つを見る ●しどけなく亀足垂らす秋日ざし ○ほうずきや赤風船の赤き玉 ●秋の蛇つの字しの字の陰日向 ○泡立ち草空き地の型に黄を詰めし ●小鳥来る命続くと知る目覚め
菊の蕾が日々大きくなっていく。どんな色の花か忘れたが、丹精してきたからだ。愛情一番。 2009-10-17 10:51:42 | 日記 ●園児食ぶ弁当匂う秋うらら ○台風の過ぎて気づきし花の香や ●身を包む続きし命星月夜 ○どの部屋に入りても一人秋の蝿 ●力芝足を掴や秋の暮れ ○夜長し自販機の音厭はしや ●塾柿や道に置かれし地雷かな
初夏の花水木の清々しさからは想像できない紅葉初めの葉!早く赤くなって欲しいよ。 2009-10-10 11:43:07 | 日記 ●吾亦紅甘納豆の発売中 ○蚯蚓鳴くほんとの声を聴きたしや ●式部の実露の紫玉になる ○秋の声忘れたきもの含みおり ●揺れる度思い出いずる芒原 ○がちやがちやや競い鳴くなか一人酒 ●秋の暮れライト揺れ揺れ妻帰る
94歳、97歳の知り合いが亡くなった。これまで矍鑠していたのだから驚きだ!翻って我が人生は? 2009-10-03 11:39:39 | 日記 ●秋澄みて蝶遊ばせる軽さあり ○五つなる思い弾けし桔梗かな ●思い出の数だけ揺れる芒かな ○秋の雨自転車に幌掛けに行く ●マンションの隅の小さき秋夕焼け ○コスモスに色無き風は揺らされて ●長らえて道に大の字柿一葉