新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

暖かくなったので花が一斉に咲き出し、若葉も芽吹き出した。良い季節だ!

2012-04-27 10:29:48 | 日記
   

    ○満天星の来る虫の数咲かせけり

    ●散る桜耳たぶに触れこそばゆし

    ○生ビール泡はグラス正二割

    ●口結びひたすら緑摘みにけり

    ○絮の上蟻の遊びて沈みけり

    ●伸び上がる先は天かと松の芯

    ○落椿水盤に入れ友を待つ

ペレが目覚めてから寒い日が続く。なんか変だな、早く起きちゃったと言っている。20度を超える日よ来い。

2012-04-20 09:55:16 | 日記


    ●黴の香の文庫の文字は八ポイント

    ○子雀を狙いし猫の長さかな

    ●花片栗日の当たりなば羽ばたきぬ

    ○行き先は川面と決めて花の舞う

    ●花薺盛り上がり咲く空地かな

    ○散る桜掴まんとして媼跳ね

    ●春筍のぐいつぐいつと伸びにけり

四月十日にペレが冬眠から覚めた。いつもより五日早い。少し大きくなっている。第一声は、「水くれい!」。

2012-04-13 09:30:21 | 日記
    


        ●土出て亀冬眠を終えにけり

        ○髪に落つ花びら微か重さあり

        ●片栗や地の精霊と話をり

        ○ほととぎす漢字表示は人任せ

        ●花の塵雨の溜りの型になり

        ○雪柳勝手気儘に揺れにけり

        ●連翹や今日も明るい日にならむ
       

爆弾低気圧という嵐が駆け抜けた。暴風雨が花を傷めつけた。何か地球が怒っているようで怖い!

2012-04-06 09:45:20 | 日記


   ●連翹の眩しさ増すや昼の酒

   ○暮れ方に万のふぐりの花閉じる

   ●枯木の芽わけて牡丹の芽なりけれ

   ○冬の枝目覚めしとやか山桜桃梅

   ●ただならぬ一年逝きて初燕

   ○ほととぎす画の多しや往生す

   ●花よりも蜜の好きなる雀かな