今年はNHK「俳句王国」、朝日俳壇、埼玉文化に入選した。少し出来すぎだったような気がする。 2011-12-31 10:39:55 | 日記 ●山茶花やふわり塵取り飛び出しぬ ○冬の雲流されながら消えにけり ●ごきぶりの飛び出して来し大掃除 ○証明の写真撮つてるブーツかな ●ファーブルのごと冬の蜂見詰めをり ○結露拭き隣家の女と目の会ゐぬ ●黒猫のマークも走る師走かな
冬至も過ぎた。これからは目に見えて日が明るくなる。寒さは続くが光の春がやってくる。 2011-12-23 10:37:31 | 日記 ●健やかに生きむ三年日記買う ○あるなしの尾ふり仔犬は枯葉ける ●連翹の帰り花見む昼の酒 ○水槽の外を見てゐるめだかの目 ●大根の葉は大根を育てをり ○冬立つ日亀眠れよと土作る ●冬月食裏側の月如何ならむ
12月15日は結婚40周年。お互いに病気もせず遠くに来たもんだ。無病息災こそ宝と思う。 2011-12-16 10:13:29 | 日記 ●ひんがしに白き月置く枯野かな ○みぎひだり揺れて落ちくる枯葉かな ●枯野くる犬の自由はリードまで ○枯葎風のつまびく枝の音 ●冬のジム男の血圧覗きけり ○結婚日気づかぬように気づかいぬ ●冬温し子の寄り添うや母の腿
12月15日は結婚40周年。お互いに病気もせず遠くに来たもんだ。無病息災こそ宝と思う。 2011-12-16 10:13:29 | 日記 ●東に白き月置く枯野かな ○右左揺れて落ちたり枯葉かな ●欠礼の便りの覘くポストかな ○枯葎風の爪弾く枝の音 ●湯豆腐や葱の溶けこむ白さかな ○今年また帰り花の咲きにけり ●コンビニのおでんの文字の揺れにけり
これまでの拙句を見直してみた。みな直截で、平面的だ。ここにきて深みのある句になってきた。 2011-12-09 13:59:46 | 日記 ●髭剃りて冬の来たるを知りにけり ○冬の蝿昆虫の身を晒したり ●寒すずめ日を取り籠めて膨らみぬ ○冬うらら帽子飛び出す園のバス ●遠ち近ちに蒲団叩きの音の立つ ○冬温し女も獣うぶげ剃る ●湯豆腐や宴終わりて窓晴れる ☆反省して一句 着重ねて腹のふくらみ隠しけり