今年も半分が終わる。やたら月日が早く過ぎる。遣り残しのない人生を歩みたいものだ。 2012-06-29 10:24:27 | 日記 ●夜の蜘蛛殺め一人になりにけり ○棟上げの柱の香り梅雨晴れ間 ●一斉に睨む目高の目玉かな ○繚乱も静かなりけり姫女苑 ●銭亀や己も知らぬ腹の紋 ○松摘みし枝より脂の染み出づる ●柔肌の茄子隠し持つ蔕の棘
激しい雨音で目が覚めた。最近の天気は極端すぎる。これも温暖化の影響か? 2012-06-22 10:15:46 | 日記 ●花南天雨の重さはただならず ○父の日に娘来たりて長湯かな ●花咲かす竹林看取る梅雨入り前 ○入歯でも我が肉体や韮を噛む ●梅雨寒や句友に先に逝かれたり ○腹紋様人には見せぬ夏の亀 ●ばりばりと葉食べる気配夜盗虫
金柑の柚子坊を鳥に食べられぬよう、五匹保護した。後一週間ぐらいで蝶になる。 2012-06-15 10:15:43 | 日記 ●十薬の臭い塀越へ来たりけり ○梅雨寒や亀の鼻から泡出づ ●生きてきて楽しき頃のビヤガーデン ○植田へと水嬉嬉として流れ込む ●永らえて花咲く竹を看取りたる ○妻の日に野蒜で作る酢味噌和え ●大地震来たよう揺れる芥子の花
昨年の山鳩がまた巣を作りに来た。枝を降ろしたのでお気に召さない様子。もっと安全なところに行きな。 2012-06-08 09:51:42 | 日記 ○梅雨の闇猫の眼光射するなり ●痛み来し茄子に棘のあるを知る ○てんとむし乾坤一擲飛び立ちぬ ●未央柳金糸の包む雌蕊かな ○証明写真足元に見ゆ日傘かな ●卯の花の支離滅裂に散りにけり ○山桜桃フォンテヌブロの姉妹かな
朝日新聞埼玉文化(5月30日)に“特売の日の玉葱の積まれよう”が入選した。(落合水尾・選) 2012-06-01 10:06:51 | 日記 ●薔薇花の破顔溢れるカーニバル ○亀の子の一生の亀甲模様かな ●さくらんぼ食べるに優し茎の丈 ○事件なり揚羽パセリに止まりけり ●翡翠の殺生人は美しと ○朱鷺巣立つ一羽二羽また三羽かな ●囀りの中に拙き者もをり