、
、
伊豆稲取文化公園 【雛の館】
問い合わせ先
静岡県・稲取温泉旅館協同組合
☎ 0557-95-2901
2017.03.04 撮影
、
雛のつるし飾り発祥の地 稲取温泉
いまでは関東地方各地でみられる【つるし飾り】ですが、この雛の和裁細工のさげ物の風習は全国でも珍しく、九州柳川地区で
は【さげもん】、山形酒田地区では【傘福】、当地伊豆稲取地区では【雛のつるし飾】と呼ばれており、この三地区には歴史的な
背景や由来、文献等、つるし飾りが残っています。
、
、
酒田 傘福
、
酒田
傘福
北前船で賑わったころ、酒田市の守り神である、日枝神社大祭の山車行列に亀傘鉾が街中を練り歩いていました。
当時は宝づくしの傘福でした。今も昔も商いがうまくいくようにと酒田商人の切なる願いが有ったようです。傘福は
酒田に古くから伝わるつるし飾りで、傘の先に幕をめぐらし、飾り物をさげるのが特徴です。また子供の健やかな成長、
女性の一生の健康を願うという傘福信仰の意味合いもあったと伝えられています。このように庶民の切なる願いを込
めて吊るされたものが 【傘福】 です。
、
、
つるし雛の色々
、
、
稲取温泉 雛の館 【むかい庵】
、
ここ、【むかい庵】には、早くも五月人形が飾られていました。
、
、
素戔嗚神社(すさのおじんじゃ)
素戔嗚神社 本堂
下記、鳥居から上に130段以上の階段に雛人形が飾られていました。
、
つるし飾の歴史
雛のつるし飾りの風習は、江戸時代後期の頃を発端に、【これは稲取独自の伝統の飾りもの】でその起源は定かでは有りませんが、明治生ま
れのおばあさんが子供の頃からつるし飾りがあったと言いますからその歴史はゆうに百年以上を超えると思われます。
子や孫の成長を願うやさしい暖かい心を込めた稲取独自の風習で、女の子のすこやかな成長を願って手作りされ、意味や決まり事を守りなが
ら、この町独自の和裁細工として現在まで受け継がれてきました、撮影当日は(3/4)土曜日と言うこともあって、稲取温泉の街中には多くの観光
客で賑わっていました。
、
、
、