鎌田はりきゅう整骨院のブログ 木火土金水     

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木火土金水

2009年04月01日 | 日記
 木火土金水(もっかどこんすい)は、木が燃えて火が生まれ、やがて燃え尽きて土になり、土の中から金が生まれ、金に水が付着する、水によって木が育つという具合に隣り合ったものは、親子の関係になる。
 一つづつ飛んで考えると、木は土の栄養を奪い,土は水を吸収してしまい、水は火を消し、火は金を溶かし、金は木を切ってしまうという良くない関係という感じになっています。
 陰陽説と違い、五行説は少々こじつけ的な感じもありますが、うまく考えてあると思います。

 五行説《中国古来の世界観。木・火・土・金・水の五つの要素によって自然現象・社会現象を解釈する説。五行相勝(相剋)は火・水・土・木・金の順に、後者が前者に打ち勝つことで循環するとし、戦国時代の鄒衍(すうえん)などが説いた。五行相生(そうしよう)は木・火・土・金・水の順に、前者が後者を生み出すことで循環するとし、前漢の劉向などが説いた。》
 さすが、辞書はすっきりと書いてありますね。

 この世の全てのものを、この五つのどれかに当てはめて考えていくものを、五行説といいます。これに陰陽説をあわせて、陰陽五行説が、易、鍼灸、湯液(漢方薬)の基礎になっています。
 例えば、鍼灸では木は肝臓、胆嚢、目、筋、爪、春、酸、等となっています。
「春は、肝臓に負担のかかる時期であるが。肝臓の元気になる時でもある。肝臓が悪くなると、目や筋に故障が出る、爪を見て汚かったり、欠けていたりと異常が現れる。酸っぱいものは肝を養うが過ぎると肝を病む。」
 簡単に書くとこういうことになるわけです。

 心臓と腎臓の関係でも、私の父が心臓病で亡くなった時、お医者さんは心臓が悪くなったので腎臓が悪くなったといいましたが、東洋医学では「心ひとり病まず」と言って、心臓はそれ自体が悪くなる事はないと考え、腎臓が悪くなると心臓に負担がかかると考えます。
 また、腎に実なし心に虚なしとも言います。



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