下肢静脈瘤の治療。

　下肢静脈瘤、ふくらはぎに出来た静脈の瘤は伸びたゴム管のようで、元に戻るということはなさそうである。
　下肢静脈は上向きに出来ている弁によって逆流しないようになっているが、その弁が壊れて、ブクブクとした静脈になっていくらしい。
「通ぜざればすなわち痛む。」というように、血液の流れが滞こうるようになるとひどい痛みになる。

　
　以前下肢静脈瘤で治療院に飛び込んできた患者さんは、痛みに耐えかねて玄関内にうずくまっていてかなり痛そうだった。

　なんとか治療室に入って、ベッドに上がってもらい、下肢静脈の具合を見るが、このぐらいの人はわりといるよね・・・と云う感じの静脈瘤だった。
　治療が終わって、痛みが全くないというので、終了した。

　１週間後に又治療に来た。前ほど痛くないが心配なので来たという。
治療が終わって「軽くなった。」と言って帰っていった。

　それから１年後に又治療にやってきたが、痛みはそれほどでもないと言っていた。以来全く来ない。
下肢静脈瘤の痛みは割と早く取れるが、伸びたホースのような血管は治ることはない。

　病院ではこの血管を、手術で抜いてしまうそうだ。その手術を受けた患者さんの足を見せてもらったことがあるが、きれいになっていた。これならいいよねという感じだ。

　鎌田はりきゅう整骨院