Sim's blog

電子工作はじめてみました

LT1172を使ってみました

2009-02-24 22:19:30 | 電子工作
LT1172CN8をシミュレートしてみました。の続きになります。

前回は、秋月の新商品LT1172CN8(通販コード I-02793)をLTspiceでシミュレーションしてみました。今回は実際に現物で試してみます。


いつものようにブレッドボードです。作ったのはデータシートに載っている昇圧回路です。前回シミュレーションしたものです。

部品です。
インダクタ 47uH 太陽誘電 LHLC08NB 470K 直流抵抗 0.15Ω(max) (千石 50円)
ショットキーバリアダイオード 1S4 (秋月 通販コード I-00127 30円)
電解コンデンサ 470uF
積層セラミックコンデンサ 1uF
抵抗 1kΩ
可変抵抗 50kΩ (秋月 通販コード P-01033 80円)
負荷用抵抗 2W 91Ω (千石)

重要そうな部品はコイルとダイオードです。可変抵抗は分圧用です。分圧した電圧はFB端子につなぎます。

E1とE2という端子はそのままGNDにつないでいます。

50kΩの可変抵抗は6.9Ωくらいに調整しました。出力は9.05V (= 1.25V×50kΩ/6.9Ω)の予定です。

出力はぴったり計算どおりです。

なんか、うれしくなってきます。
負荷の抵抗は92.7Ωだったので、97.3mA(= 9.02V/92.7Ω)流れています

入力は、直流電源の表示を読み取ります。

5V、210mAです。前回のシミュレーションとぴったりです。
効率は、出力電力/入力電力なので、83.5% (= 9.02V×97.3mA / (5V×210mA)です。

直流電源のツマミを回して他の電圧も調べてみました。

入力3V 370mA 効率 79.0%
入力4V 270mA 効率 81.2%
入力5V 210mA 効率 83.5%
入力6V 180mA 効率 81.2%

出力をオシロで眺めてみました。

102kHzのノイズが載っています。LT1172のスイッチング周波数は100KHzなので、そのままです。

あまりにも計算どおりすぎて、びっくりしました。

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