「明治１８年、千余本の彼岸、枝垂れ、山櫻を列植したところは全国にその例を見ません」と記し、注意として「櫻を伐採してはなりませぬ」、「その他指定地域内の現状を変更したり風致を害するような行為をしてはなりませぬ」内務省。
石碑は昭和三年三月に建設されました。正面には「名勝及び天然記念物木曽川堤櫻」とあり、右側に「史跡及名勝天然記念物保存法により昭和二年八月内務大臣指定」と刻まれています。面白いのは隣に立つ石板の記事ですので次に記します。
展望ロビーの掲示板に貼ってあるポスターに気になる石碑が写っていました。長年この辺りで遊んでいるのですがどこにあるのか見たことがありません。塔のスタッフにどこに設置されているのか尋ねて、現場へ行ってみることにしました。
地上１００ｍの展望室からは漂う春霞に覆われて濃尾平野のかなたは文字通りかすんでいます。春の訪れを物語る風景なので御岳山が見えないことに文句を言ってもせんないことです。
