周囲６.７ｍの幹からしっかりと根を張った姿はこれぞ古木という風格を感じます。
推定樹齢450年、樹高２０ｍ、威風堂々としたお姿は武骨でお姫様の名前は似つかわしくなく、野武士のように見えます。古木にありがちな支柱が一本もなくシッカリ根を張って自立する姿が見事というよりほかにありません。
飯田藩の家老の安富氏のお屋敷があったところに植えられていたので別名「安富桜」とも言われていますが、飯田の人は”長姫”の名が好きなので長姫の・・・で通っているようです。
飯田市美術博物館の駐車場に着いた時、塀越しに見える満開の桜の幹の形と枝ぶりで、すぐ名のある一本と分かりました。この場所が飯田城（別名長姫城）の二の丸跡だったため「長姫のエドヒガン」と命名され、長野県の天然記念物となっています。（４月９日撮影）