学びて思わざれば則ち罔く、思いて学ばざれば則ち殆し

学びて思わざれば則ち罔(くら)く、思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し
（Learning without thought is labor lost.）
labor：(精神・肉体的)労力,骨折り,苦心

言わずと知れた論語の一節です。学ぶばかりで考えなければ知識は暗くて役に立たないので、考えて知識を使える知恵に変化させる必要があります。また、我流で考えるばかりで勉強しなければ独り善がりになってしまいます。

パソコンに関して言えば、
学びて使わざれば則ち罔く、使いて学ばざれば則ち殆し
と言ってもいいかもしれません。

よく教室でパソコンを勉強されるけれども、家に帰ったら何をしたらいいかわからないのでパソコンを触るのは教室だけ、一通りのカリキュラムを終えて受講を終えられると、それっきりパソコンを使わず仕舞いという方がおられます。
勿論、その方のやる気、積極性という問題もありますが、私もできればどういうことをされたいですか？と聞いたり、こういうふうに使えますよ、と提案しなければなりません。

「やっぱり何回もせんとわからへんわ～」と呟かれる方がいます。
正に"Practice makes perfect."(習うより慣れろ)です。
自分にとって普段の生活や仕事でそれが何に活かせるのか考え、それを使わなければ、折角習っても意味がありません。

学ぶことと活かすことは車の両輪のようなものですね(^-^;