「ほぼにちの絵本」の『かないくん』、先日ようやく届きました。パチパチ!

一昨日の円東寺『森のベジカフェ』にみえた方が、絵本好きらしく(島田ゆかさんマニアだそうです)、円東寺文庫に食いついてきました。私の場合、特別に絵本マニアという訳では無いのですが、「お寺の本棚に置くのだから(ご法事にみえた親戚がトイレに行くついでに何気なく手に取る程度)、3分くらいで読めないと意味ないじゃん」ということで、主に絵本を厳選して置いています。それでも気が付けば絵本だけで、、、100冊以上(^^;)
『かないくん』は谷川俊太郎・作、松本大洋・絵、ということで、幅広い世代を拾い上げてます。さすが糸井重里、マーケティングに抜け目がない、、、、。
装丁もきれいで何より「あとがき」が無いのがいい。この手の絵本にあとがきは要らない。大抵、いい訳だから。
先日、ご家族を見送った大学時代の友だちと話したこと、金子哲雄さん(流通ジャーナリスト・平成24年没、行年41歳)の奥様の手記などと重なる部分が多く、考えさせられました。
「“死”が終わりではなく、“はじまった”と思えるのだそうです」
死が何かは分からない、分かるはずもない。しかし、終わりではなく、はじまりだと感じる、、、、
はじまる物が何かは人それぞれで、いいことも悪いこともあるでしょう。それこそ相続争いが始まる人もいます。
金子哲雄さんは肺がんの一種である肺カルチノイドにかかり、診断から500日で亡くなりました。最後の40日間で「死ぬことと生きることは同じなんだ」と言い切れるようになり、死と向き合う心の痛み(スピリチュアルペイン)から解放された、と奥様は語っています。その大きなきっかけとなったのは宗教者(浄土宗のT松住職)との出会いだそうです。
いわく「こんなぎりぎりに、こんなに素晴らしい出会いがある。人生は素晴らしい」と。
、、、、、うーむ。出会えていないなー。もっとも、自分自身にさえ、まだ出会えていないのですけど(^^;)
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