佐渡ヶ嶽部屋の琴奨菊がついに大関になりましたね!パチパチ!
琴光喜の事件からようやく佐渡 ヶ嶽部屋にも明るいニュースです。伝達式の口上で、宮本武蔵の『五輪書』が話題になりましたが、あの五輪とはお寺にある卒塔婆などの五輪のことで地水火風空の五大を表します。
また三千世界とは、奈良の大仏様の蓮弁などで知られますが、
我々が住む世界を小世界といい、それが1,000個集まったものを小千世界。
小千世界が1,000個で中千世界。
中千世界が1,000個で大千世界といいます。
それが3つで三千大千世界、略して三千世界といい、一人の仏様の教えが伝わる範囲とされます。
そのようなトンでもない広大な世界を、庭を眺めるようにわしは外から見る!という宮本武蔵のスケールでっかい思想です。
ちなみに、小世界の真ん中には須弥山という高さ100万㎞以上の山がそびえていて、てっぺんを「有頂天」と呼びます。そしてこの山や我々が住んでいる世界は金輪という輪に乗っかっていて、その果てのことを「金輪際」と呼ぶのです。そんな訳で、ものすごい高いところを有頂天、ものすごい遠くを金輪際というのです。以上、日常語になっている仏教語コーナーでした(^^)
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