住職初任命講習会というのに行ってきました。パチパチ!
要はうちの宗派(真言宗豊山派)で新しく住職になった坊さんに対する「心得」の伝授ですね。はい。
つまりその、坊さんというのは自分の生き方みたいなもんだけど(単に仏さまに帰依している人だったら坊さんではなく仏教者、かな?)、住職というのは職業的意味合いが強いのです。そのお寺の代表になる訳で、いい加減なことしてたらお寺がつぶれちゃうのです。
という訳で、宗教法人法などの法律や、会計管理、その他寺院が直面している諸問題について一日みっちりと専門家にレクチャーしてもらいました。はふーっ。
坊さんになる為に必要な修行の中で一番大事で一番長いものを僕りんは奈良の総本山長谷寺で平成6年に行いました。その時一緒に修行したのは僕りんを含め13人。僕りんは大学を出てから修行をしたのですが、他のほとんどは大正大学仏教学部の1年生でした。修行の話は、書くとそれだけでホームページが出来ちゃうくらい長くなるのでまた今度。
あれから11年たち、既に一人は若くして仏さまのお仲間入りをしています。そして、僧侶の資格は取ったものの民間に就職したりして今は(きっと将来も)坊さんをやっていないのが3人。大物政治家の秘書をやっているヤツもいます。
今日は全部で46名の坊さんがいたのですが、会場を見回すと一緒に修行した仲間が2人来ていました。次男であったが長男が出て行った為、お寺を継ぐことになったもの、愛知県の歴史あるお寺に養子として迎えられたもの。そして、他のお寺に勤めながら小さなお寺の住職になった僕りん。立場はそれぞれですが久しぶりの再会を喜びました。
「ねえねえ、兄貴が出て行ったってどういうこと?」
「あーうちの兄貴は高野山真言宗のお寺の住職になったんです」
「婿養子に入ったってこと?」
「いえ、ブラジルのお寺の住職に迎えられて、今は向こうで現地の子と結婚して子供もいます。」
「ブ、ブ、ブ、ブラジャ、ブラジル!?、、、、、よっしゃ、俺今度遊びに行くわ^^」
「○スダさん、、、キャラが全然変わんないですね」
生意気盛りの大学1年生がみんないっぱしの坊さん顔になっていて驚きました。背負う物や環境は確実に人を変えるのだなあ。ブラジルのお寺ってどんなんだろう?サンバのリズムで木魚を叩くのだろうか、、、。何か楽しそうです。
よーし、明日もがんばるじょー!
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